- 瑞希
- 「あ、かっすみさんっ! やっほーっ(ぶんぶんと手を
振る)」
- 花澄
- 「瑞希さん、こんにちは(にこ)」
- 瑞希
- 「ベーカリーに行くんですか」
- 花澄
- 「いえ、今日はこないだのハーブショップへ行こうと思っ
て」
- 瑞希
- 「あ、こないだアップルティ買ったとこ」
- 花澄
- 「ええ、なかなか品揃えがいいんです。奥のテラスでいれ
たてのお茶も飲めますし」
- 瑞希
- 「いいなぁっ、あたしもいこっ。丁度、クッキー焼いたか
らみんなにもって行こうとおもってたんだ」
- 花澄
- 「いい匂いですね。おいしそう(にこ)」
連れ立ってグリーングラスに向かう二人、そして……
- 花澄
- 「こんにちは」
- ユラ
- 「あ、いらっしゃい花澄さん」
- 瑞希
- 「こんにちはっ」
- ユラ
- 「いらっしゃい、瑞希さんでしたっけ、この間の映画のと
きの」
- 瑞希
- 「斎藤組参上! なぁんちゃって(くす)」
- ユラ
- 「(くす) 瑞希さんてば」
その時、丁度テラスでお茶を飲んでいた尊、直紀の二人。
- 尊
- 「あら、瑞希さんに花澄さん」
- 直紀
- 「あ、瑞希の姐さんだ」
- 瑞希
- 「ふふふ、あたしに逆らうものは容赦しないよ! ってま
だ極道がぬけない〜(笑)」
- 花澄
- 「でも決まってますよ、瑞希さん」
- ユラ
- 「あの平手打ちのシーン思い出す(くす)」
- 尊
- 「ふふ、そうだ、二人とも時間あったらお茶ご一緒しませ
んか」
- 瑞希
- 「しまーす。ふふふ、焼き立てのクッキー持ってきまし
たっ!」
- 直紀
- 「わお、おいしそう」
- ユラ
- 「ほんと、早速お茶煎れますね。みなさんのお好みのハー
ブティーを煎れますよ、リクエストは」
- 瑞希
- 「わぁい、あたしアップルティー!」
- 花澄
- 「カモマイルお願いします」
- 直紀
- 「うーん、おススメのもの……何かないかなぁ」
- ユラ
- 「あたしが見立てますよ」
- 尊
- 「私、ラベンダーで」
昼下がり、グリーングラス……やわらかな日差しが照らすに差し込んでくる。テーブルには、尊のアレンジしたブーケがチョコンと飾ってある。派手さはないが、小さな花をいくつもあしらった可愛らしいできだ
- 瑞希
- 「これ、みこちゃんが見立てたの」
- 尊
- 「ここの雰囲気にあったの作って見たの、どうかな」
- 直紀
- 「かわいい〜」
- 瑞希
- 「ここの雰囲気ぴったり」
- 花澄
- 「(くす) つくづく、女の子だなぁって思えますね。女の
子って可愛いなぁ」
そこへ、丁度大きなお盆にいれたての香茶を運んでくる。
- ユラ
- 「はい、おまたせ。ゆっくり香りを楽しんでくださいね」
- 瑞希
- 「あ〜んど、お茶うけのクッキーだぞぉ」
- 直紀
- 「あ、クッキーおいしそう、すごーい」
- 瑞希
- 「ふふん、瑞希特製にんじんクッキーだ。しっとりとした
舌触りがいけるのだ、さあ召し上がれ」
- 尊
- 「いただきまーす」
香りを楽しみつつ……クッキーを味わう。
- 花澄
- 「ほんとう、しっとりしてますね。おいしい」
- ユラ
- 「さっぱりしてていいですね」
- 瑞希
- 「うん、アップルティーもおいしい」
- 直紀
- 「両方おいしいっ! 瑞希さん、今度おいしいクッキー作
り方教えてほしいなっ」
- 瑞希
- 「ふふふ、直ちゃん。今度一緒にサバイバルクッキー作り
大会やろっか(にやり)」
- 直紀
- 「(にやり) いっちょやりますか、瑞希姉さん」
- 尊
- 「(汗) なんでサバイバルなんだろ」
- 花澄
- 「私も参戦させてくださいね(くす)」
- ユラ
- 「そっか、あたしも今度新作ハーブクッキー作ってみよう
かな」
- 瑞希
- 「実験台はたくさんいるしね(くす)」
- 尊
- 「クッキーかぁ(御影さん……クッキー好きかな……)」
焼き立てのクッキー、いれたてのハーブティーを楽しみながらすごす午後。
男子禁制女限定の安らかな時が流れていく……
連絡先 / ディレクトリルートに戻る / TRPGと創作のTRPGと創作“語り部”総本部