エピソード547『じどーひっき』


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エピソード547『じどーひっき』

紅雀院大学にて……

紘一郎
「あー次は法学かぁ。行きたくないなー」
友人E
「柳さん。もしかして又さぼるんですか?」
紘一郎
「(ぎくっ) い、いやぁ。さすがにあんまりさぼると単位 落とすかもしんないし(^^;」
友人E
「それにしても、何でこんな遅くにやるんですかねー」
紘一郎
「確かに……」
友人I
「(時計を見て)そろそろ中に入った方が良いんじゃない?」
紘一郎
「んじゃ。行きますか」

で、講義が始まる。

紘一郎
「(眠いなー……しかし! 先週さぼった身としては、しっ かり聞かねば!)」

20分後

講師
「……であるからして、旧刑法200条・尊属殺はー」
紘一郎
「(いかーん。指に力がはいらぬー。なんとしても起きと かなくてはぁー)」

と、思っているそばから寝てしまう(笑)
 しかし、指は今だ文字を書き続ける(^^;
 さらに10分後……

紘一郎
「(はっ! ……しまったぁぁぁ。寝ていたのか……しゃ あない、とりあえず今言ってるとこから書いてあとで見せてもらおう(かきかき)」

授業終了後

紘一郎
「いやー。ついつい寝てしまった。E君、書いたの見せて くれぇ」
友人E
「本っ当に寝てたんですか? ちゃんと起きていたみたい ですけど……(ルーズリーフを渡す)」
友人I
「俺も気付かなかった。隣にいたのに……」
紘一郎
「そう? たまたまそうだったのかもね」

などど会話しつつ友人Eの書いたのを見ていく

紘一郎
「……」
友人I
「どうかしたんですか?」
紘一郎
「……職業病とか言ってた?」
友人E
「そんなの言ってませんよ」
紘一郎
「だとすると寝ながら書いていたのか(^^;」
友人E
「器用ですねー」
友人I
「でも、あんまり役に立ってませんねぇ」
紘一郎
「ぐっ! 確かに役に立ってない〜」



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