エピソード554『紅茶ギフト』


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エピソード554『紅茶ギフト』

からんころん。

観楠
「あ、御影さん、いらっしゃい」
御影
「どーも。えーっと、バジリコのバゲットと紅茶もらえる?」
直紀
「あ、御影さーん、いまおいしー紅茶淹れてるから、ちょ っと待っててねっ!」
御影
「ん? 直紀さん、なんで厨房に?」
観楠
「直紀さん、紅茶淹れるの上手なんですよ」
直紀
「アールグレイでいい?(笑)」
御影
「いただきます(笑)」
御影
「ん、美味しい。上手ですね(にっ)」
直紀
「よかったぁ! 
あ、でもこのアールグレイ、あとちょっとしか残ってないですよ観楠さん」
観楠
「あちゃ〜、もうそんなに……。こりゃ残りは琢磨呂くん 専用に残しとかなきゃ」
御影
「暴れるのか?」
観楠
「それもないとは言いませんが(笑) 琢磨呂くんが持って きたんですよ、この紅茶。だから最後の1杯は彼に飲んでもらわないと、なんだか悪い気がして」
直紀
「でもそのかわりにお茶代はナシなんですよねっ(笑)」
観楠
「光熱費とか、いろいろあるんだけど(苦笑)」
御影
「ふぅん……」

で、翌日。
 からんころん。

観楠
「いらっしゃいませ」
御影
「どうも。ああ、店長……これを」
観楠
「これは?」
御影
「ダージリン・ファーストフラッシュ。ギフトです(笑)」
観楠
「はぁ……あの、でもこれ……」
御影
「琢磨呂君の紅茶の代わりと言ってはなんやが、まあ(笑)」
観楠
「いいんですか?」
御影
「かまへんかまへん(笑)」

かららん

直紀
「こんちはー、観楠さん」
観楠
「ああ、いらっしゃい。いつも元気だねぇ(にこにこ)」
直紀
「ね、観楠さん。これ置いていーい?」
観楠
「いいけどこれって……(^^;」
直紀
「ウヴァっ(はぁと) 最近お気に入りなのー」
観楠
「……ウヴァっつーたら、某人型兵器のって、そりゃエヴァ やがな!  あはははははー(笑)」
直紀
「……」
夏和流
「ナイス店長さん! おもしろーい(笑)」

ざくっ

観楠
「はぅわっ(汗)」
夏和流
「のぉぅ(汗)」
みのる
「あ、すいません(汗) つい……」
観楠
「じゃ、ここに置いておきますか」

手近な紙に「ウヴァ・直紀さん用」と書き、紅茶ストック棚に納める。

観楠
「みんな、なんだかんだ言って結構持ってくるなぁ(苦笑)
えーと、岩沙君のダージリンはまだある。これが……御影さんのだったな。で……あ、置き場が(汗) 仕方ない、ティーパックをどこかに移して、と」



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