- SE
- (ざぁぁぁぁぁぁぁっ!)
- 夏和流
- 「(目覚める)……むー?」
- SE
- (ざぁぁぁぁぁぁぁっ!)
- 夏和流
- 「(寝惚けながら)……おー。ふってる、ふってる」
六月中旬のある日。この時期には珍しく、台風が近付いていた。
- 姉
- 「るー坊。起きないと遅刻するよ」
- 夏和流
- 「んー。今いくぅ……(ふわぁあ)」
そんなこんなで支度をして、学校へと出かける。
- SE
- (ざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!)
- 夏和流
- 「うーむ、よく降るなぁ……(にやり)」
実は、夏和流は雨が嫌いではない。
- 夏和流
- 「うぉ。あ、ズボンに水が付いてる(^^;」
だから、たとえ膝から下が完全に濡れようと、そんなに困りはしない。
- 夏和流
- 「のぉぉ、鞄がぁ、ウエストポーチがぁ!」
……そんなには。とにもかくにも、いつものルートでトモダチの家へと急ぐ。
- 夏和流
- 「おーいっ、みのるぅぅぅ!」
- みのる
- 「(出てきて)……夏和流か。どうした?」
- 夏和流
- 「学校いこっ」
- みのる
- 「……連絡網がまわってこなかったのか?」
- 夏和流
- 「連絡網って……や、休みになったの??」
- みのる
- 「……どあほう」
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