エピソード590『戻れない……夜』


目次


エピソード590『戻れない……夜』

登場人物

斎藤瑞希
システム開発アルバイトのパワフルな主婦
三本柱登
一見真面目だが、実は結構あやしい奴
浦島修一
かなりきてる変人な上司。33歳独身

本編

夜……
 眠らない街……

瑞希
「戻れないのね……」
三本柱
「帰れませんよ、今夜は……」
瑞希
「そうね……」

道路に車があふれかえっている。流れるテールランプが赤い光の河をつくっている
 もの憂げに窓の外を見つめる瑞希。

瑞希
「見て……三本柱君……」

ぽつりとつぶやくように瑞希、窓の外に流れる無数の赤い光を見つめながら口を開く。

瑞希
「王蟲が怒りに燃えているわ……」
三本柱
「そーいうネタできますか……」
瑞希
「だぁってだってだってぇっ帰れないのぉぉ」
三本柱
「俺だって帰りたいですよ……」

そう、納期間際のため……金曜の夜だってのに帰れない奴ら……

浦島
「ああ、ワシの盲た目では……」
瑞希
「浦島さん……みんな死ぬの」
浦島
「さだめならね……」
三本柱
「……浦島さんまで逃避しないでくださいよぉ」
瑞希&浦島
「うーるるーるるー」

嗚呼、夜は長い……



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