- 斎藤瑞希
- システム開発アルバイトのパワフルな主婦
- 三本柱登
- 一見真面目だが、実は結構あやしい奴
- 浦島修一
- かなりきてる変人な上司。33歳独身
夜……
眠らない街……
- 瑞希
- 「戻れないのね……」
- 三本柱
- 「帰れませんよ、今夜は……」
- 瑞希
- 「そうね……」
道路に車があふれかえっている。流れるテールランプが赤い光の河をつくっている
もの憂げに窓の外を見つめる瑞希。
- 瑞希
- 「見て……三本柱君……」
ぽつりとつぶやくように瑞希、窓の外に流れる無数の赤い光を見つめながら口を開く。
- 瑞希
- 「王蟲が怒りに燃えているわ……」
- 三本柱
- 「そーいうネタできますか……」
- 瑞希
- 「だぁってだってだってぇっ帰れないのぉぉ」
- 三本柱
- 「俺だって帰りたいですよ……」
そう、納期間際のため……金曜の夜だってのに帰れない奴ら……
- 浦島
- 「ああ、ワシの盲た目では……」
- 瑞希
- 「浦島さん……みんな死ぬの」
- 浦島
- 「さだめならね……」
- 三本柱
- 「……浦島さんまで逃避しないでくださいよぉ」
- 瑞希&浦島
- 「うーるるーるるー」
嗚呼、夜は長い……
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