- 能義茜(のぎ・あかね)
- テレポーターな女子高生。
- 能義秀人(のぎ・ひでと)
- 自衛官。
- 豊中雅孝(とよなか・まさたか)
- 茜や秀人のいとこ。
能義家のリビングルーム、片隅のボードの上に子供たち+甥っ子の写真。
- 客
- 「あら、これ茜ちゃん? 着物の方がずっと可愛いわねえ」
- 母
- 「そうでしょ(←親ばか)」
- 客
- 「こっちが秀人君? ずいぶん大人になったわねえ」
- 母
- 「あら、あの子もう25よ(笑)」
- 客
- 「この子は?」
指差したのは猫をからかって遊んでいる豊中の写真。
- 母
- 「雅孝よ」
- 客
- 「ああ、甥ごさんだったっけ……あら?」
もう一枚、和服(羽織袴)姿の男の子の写真。……どうみても、おとーさんの着物を着て喜んでいる無邪気な坊やにしか見えない。
- 客
- 「(かなり長い事考えて)……息子さん、2人いたんだっけ?」
- 母
- 「(写真を見て笑いをこらえながら)ええ、まあ」
客が帰った後。茜が豊中を連れて帰ってくる。
- 茜
- 「おかーさん、ケーキ残ってる!?」
- 豊中
- 「騒がしい奴……あれ、叔母さん、その写真」
「無邪気な坊や」の写真に目をとめる豊中。
- 母
- 「昨日、思い付いて出したのよ。秀人の着物を着せたとき
の茜の写真(笑)」
- 豊中
- 「こうしてみると茜の奴、どこからどう見ても男の子なん
だよね(苦笑)」
一発ギャグ……というかなんというか。実話ネタをもとにしたスケッチふうのエピソードでもあるはずです。
このような小さな話(それこそエピソード)をたくさん積み上げていくことで、人物や世界の輪郭を浮かび上がらせていくというのがエピソード作成のおもしろさのひとつですね。ただし、このあたりが理解しづらさや入りにくさにも繋がってくるのでしょうけど。
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