某月某日、三河家にて。
- 夏和流
- 「……馬の肉って、うまいのかな」
- 姉
- 「さあ?」
- 母
- 「食べようと思えば、食べられるでしょ」
- 夏和流
- 「それを言ったら、人間だって食えちゃうぞ(笑)」
- 姉
- 「人間はまずいらしいけれどね」
- 母
- 「そうなの?」
- 夏和流
- 「らしいね」
- 姉
- 「人間は脂肪ばっかりだから、おいしくないんだって」
- 夏和流
- 「筋肉がうまいの?」
- 姉
- 「うん」
- 夏和流
- 「……とすると、僕はうまくないだろうな。痩せてるし、
筋肉も脂肪もあんまりないし」
- 母
- 「東子も筋肉はないから、おいしくないわねぇ」
- 夏和流
- 「とすると、お相撲さんがうまいのかな?」
- 姉
- 「相撲取りなんて、脂肪ばっかり……あ、そうか」
- 夏和流
- 「筋肉もあるんでしょ?」
- 姉
- 「そういえばそうだねぇ」
- 夏和流
- 「あと、プロレスラーとかもうまいのかな」
- 母
- 「夏和流も、がっちりと鍛えなさいよ」
- 姉
- 「(ふと我に返り) ……なんで、家族でカニバリズムの話
なんかしなけりゃいけないんだ」
- 夏和流
- (笑)
三河夏和流の過程での一シーン……。となるのでしょうか。
馬肉は一般的な食材ですし、人間の肉は豚肉に似ているらしいということ、相撲取りは筋肉の比率は一般人よりずっと高い、あたりを補足しときます。
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