- 伊佐見光(いさみ・ひかる)
- 超古代文明が作り出した、生体コンピュータ。
- 実は、ねこみみマニア。
- 伊佐見由摩(いさみ・ゆま)
- いつも元気いっぱいな、光ファイバー娘。
ここは伊佐見邸……
今日は光が出張から帰って来る様です。
- 光
- 「ただいま」
- 由摩
- 「あ、おにいちゃん、おかえりー♪」
- 光
- 「由摩、いい子にしてたか?」
- 由摩
- 「うん♪ ……それでね、今日学校でね……」
- 光
- 「(由摩の頭を撫でながら、スキャン中……)」
- 由摩
- 「♪〜」
- 光
- 「……そうか、学校でそんなことがあったのか」
- 由摩
- 「うん♪」
……とまぁ、こんな感じで光は由摩周辺の情報をデータ取りしてるわけです。
食事終わって、由摩を膝の上に乗せて……家族の団らん
- 由摩
- 「そう言えば、お父さん帰って来ないね……」
- 光
- 「ん? ……寂しいか、お父さん居ないと?」(光、データスキャン中のまま……)
- 由摩
- 「うーん……でも、おにいちゃんが居れば寂しくないよ♪」
- 光
- 「……ごめんな……何時も一緒に居れなくて」
- 由摩
- 「……」
- 光
- 「まぁ、今の仕事が終われば、暫く出張は無くなるから、それまでの辛抱だな」
- 由摩
- 「うん、大丈夫だよ」
- 光
- 「(ん? ……なんだこのデータは……今までには無いデータだ>「ねこみみ」)」
- 由摩
- 「ほえ?」
- 光
- 「(ねこみみ…んー…何だこの男のデータは?)」「(す、凄い……この男の頭の中は「ねこみみ」だけだ…… >「かける君」)」「(……うっ……データ量が多すぎる……)」
- 由摩
- 「……おにいちゃん……どうしたの?」
- 光
- 「……」
- 由摩
- 「……おにいちゃん? ……おにいちゃん!!」
- 光
- 「……うっ……あ……ゆ、由摩……由摩か……ああ、大丈夫だ……大丈夫……」
- 由摩
- 「……本当に大丈夫? 顔、真っ青だよ?」
- 光
- 「まぁ、多分疲れているのだろう……今日は早めに寝るかな」
- 由摩
- 「うん」
こうして、光の頭の中に、ねこみみのデータがインプットされたのでした。
1999年6月頃
出張から帰ってきた光が、由摩から情報収集する1シーン。
これによって、光がねこみみマニアになるきっかけを作る。
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