エピソード1205『光の情報収集』


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エピソード1205『光の情報収集』

登場人物

伊佐見光(いさみ・ひかる)
 超古代文明が作り出した、生体コンピュータ。
 実は、ねこみみマニア。
伊佐見由摩(いさみ・ゆま)
 いつも元気いっぱいな、光ファイバー娘。

本文

ここは伊佐見邸……
 今日は光が出張から帰って来る様です。

「ただいま」
由摩
「あ、おにいちゃん、おかえりー♪」
「由摩、いい子にしてたか?」
由摩
「うん♪ ……それでね、今日学校でね……」
「(由摩の頭を撫でながら、スキャン中……)」
由摩
「♪〜」
「……そうか、学校でそんなことがあったのか」
由摩
「うん♪」

……とまぁ、こんな感じで光は由摩周辺の情報をデータ取りしてるわけです。
 
 食事終わって、由摩を膝の上に乗せて……家族の団らん

由摩
「そう言えば、お父さん帰って来ないね……」
「ん? ……寂しいか、お父さん居ないと?」(光、データスキャン中のまま……)
由摩
「うーん……でも、おにいちゃんが居れば寂しくないよ♪」
「……ごめんな……何時も一緒に居れなくて」
由摩
「……」
「まぁ、今の仕事が終われば、暫く出張は無くなるから、それまでの辛抱だな」
由摩
「うん、大丈夫だよ」
 
「(ん? ……なんだこのデータは……今までには無いデータだ>「ねこみみ」)」
 
由摩
「ほえ?」
 
「(ねこみみ…んー…何だこの男のデータは?)」「(す、凄い……この男の頭の中は「ねこみみ」だけだ…… >「かける君」)」「(……うっ……データ量が多すぎる……)」
 
由摩
「……おにいちゃん……どうしたの?」
「……」
由摩
「……おにいちゃん? ……おにいちゃん!!」
「……うっ……あ……ゆ、由摩……由摩か……ああ、大丈夫だ……大丈夫……」
由摩
「……本当に大丈夫? 顔、真っ青だよ?」
「まぁ、多分疲れているのだろう……今日は早めに寝るかな」
由摩
「うん」
こうして、光の頭の中に、ねこみみのデータがインプットされたのでした。

時系列

1999年6月頃

解説

出張から帰ってきた光が、由摩から情報収集する1シーン。
 これによって、光がねこみみマニアになるきっかけを作る。



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