- 伊佐見光(いさみ・ひかる)
- 超古代文明が作り出した、生体コンピュータ。
- 実は、ねこみみマニア。
- 伊佐見 由摩(いさみ・ゆま)
- いつも元気いっぱいな、光ファイバー娘。
ここは何時もの様に伊佐見邸……
何やら、光が本を読んでいる様なのですが……。
- 由摩
- 「……おにいちゃん、何読んでるの?」
- 光
- 「(本を読むのに没頭してる……)」
- 由摩
- 「おにいちゃん! おにいちゃんってばー」
- 光
- 「……ん? ……ああ、由摩か、何だ?」
- 由摩
- 「だからー、何読んでるの?」
- 光
- 「ああ、これか?これは「猫」の本だ」
- 由摩
- 「……でも、女の子ばっかりだよ、この本……」
- 光
- 「ん? ……まぁ、細かいことは気にするな」
- 由摩
- 「……おにいちゃん……大丈夫? 最近、何か変だよ?」
- 光
- 「ん? そうか? 多分、大丈夫だよ」
……暫くして……
- 光
- 「やはり、生物学上、ねこみみは頭部の側面から、上にかけて生えているのが望ましな」
- 由摩
- 「ほえ?」
- 光
- 「……い、いや、独り言だ」
- 由摩
- 「……そう……」
- 光
- 「……やはり赤毛が一番だな(ぶつぶつ)」
- 由摩
- 「……やっぱり、変だよ……」
- 光
- 「……ところで由摩、そろそろ飯時か?」
- 由摩
- 「うん、ゆまお腹空いたよ〜」
- 光
- 「そうか……じゃあ、ご飯でも作るか……」
- 由摩
- 「うん♪」
こうして、光はねこみみマニアと変化していくのでした。
1999年6月頃
「ねこみみ」のデータをインプットしてしまった光が、どんどんねこみみマニアと化していく風景です。
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