永遠の相に向かって、手を上げる。
なんの喧嘩やら(苦笑)
公園に行っている暇が、あるわけでも無いので。
多少ぶすっくれて、花澄は外に目をやる。
灰色の壁やまだ枝が剥き出しのままの街路樹の向こうに。
広がる。
広がる………
伸びる。
延ばす。
永遠の相に、手を伸ばす。
それは多分。
永遠から既にはみ出てしまった……と、既にして悟ってしまった者の仕草。
静かに。
繰り返す言葉の中に。
やはり、広がる………
広がる。
青。
2000年3月初め
打ち寄せる波のように、空が青い日と言うのも繰り返されますが。
打ち寄せる波一つ一つが異なるように、青の色が違っていたり。
ああ綺麗ですねえ。
……瑞鶴、日常の一幕です。