- 金元吉武(かなもと・よしたけ)
- 一人暮らしで、食事は基本的に自炊。
自宅のちゃぶ台の前に座り、炊きたてのご飯を鍋から茶碗によそる。※
- 吉武
- 「…………」
赤いプラスチックの蓋がついた円筒形のケースを手にとる。
- 吉武
- 「(……たまには)」
赤い蓋を回す。
- 吉武
- 「("のりたま"もいいかもな……)」
ご飯をよそった茶碗の上で"三色ふりかけ"を軽く振る。
- 吉武
- 「…………」
- SE
- さっさっ
- 吉武
- 「…………………」
- SE
- さっさっさっさっ
- 吉武
- 「………………………………」
- SE
- さっさっさっさっさっさっ…………
出ない。
- 吉武
- 「……」
- SE
- かぽん
蓋をはずして中身を見る。
- 吉武
- 「(ば、ばかな……)」Σ( ̄□ ̄;)
- ※
- 金元吉武は、炊飯器を持っていないので、鍋でご飯を炊きます。
- 吉武
- 「(……そういえば、聞いたことがある)
三色ふりかけは、"のりたま"だけがほぼ皆無となっていた。
- 吉武
- 「(三色ふりかけの中身は、必ず"のりたま"から無くなると
-
- いう……)」
複数の人間(家族等)が使用するなら、その中に『のりたま好き』の人間がいてもおかしくはない。しかし……
- 吉武
- 「……俺が好きなのは"ごましお"なのだが……」
おまけに一人暮らしだろ。
……とにかく、"のりたま"の消費にはまるで身に覚えがない。
- 吉武
- 「(まあ、考えてもしかたがない)」
- SE
- さっさっさっ
とりあえず"ごましお"をご飯にふる。
2000年 5月頃
真っ先に消える"のりたま"の謎。皆さんはそんな不思議な経験はありませんか? 私は不思議で不思議でたまりません。我々の知らない所で謎の組織が暗躍しているのでしょうか?
さて、そんな"のりたま"の謎についていくらか考えてみました。
- 1
- "のりたま"は一回の使用で、気づかない内に大量に消費してしまう。
- 2
- "のりたま"は初めから少ない量しか入っていない。
- 3
- 妖怪『のりたまだけ食い』が食ってしまった(狭間っぽい)。
- 4
- タラコの立場は?
- 5
- このEP、オチてません。
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