エピソード1433『マヨネーズ味の……』


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エピソード1433『マヨネーズ味の……』

登場人物

火撫楓(ひなず・かえで)
 吹利学校高等部実験科の二年生。
比企玉緒(ひき・たまお)
 火撫楓の悪趣味なクラスメイト。

本題

とある日の休み時間のこと。
 玉緒はふと、隣に座っている火撫に話しかけた。

玉緒
「昨晩、ステキな夢見たの」
火撫
「ん? どんなの〜?」
玉緒
「カエルにね、マヨネーズをかけて食べる夢」
火撫
「……(ほへ?)」
玉緒
「オタマジャクシくらいの大きさのちっちゃいカエルがたくさんいて『あ、これ食べないと共食いしちゃうか』とか考えてて」
火撫
「(生きてたんかい)……で、どうしたの?」
玉緒
「食べた。マヨネーズをかけてコリコリと」
火撫
「(ぅげ) あ、そ」
玉緒
「なんでこんな夢みたんだろ?」
火撫
「いや、僕に聞かれても〜」
玉緒
「そうよね、……おやすみ」

唖然とする火撫を取り残して、玉緒は机に突っ伏した。

時系列

2000年7月の平日

解説

夢の話だから。



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