キャラ化からはじめよう


目次



キャラ化からはじめよう

 これは、自分をモデルにしてちょっとだけ改造したキャラクターを、現代オ
カルト世界設定である「狭間」の住人として作り上げようというものです。
 語り部の強力なイメージ数値化能力を利用して、もっともイメージしやすい
人物である自分自身を語り部によるデータに直してしまうという、語り部入門
企画でもあります。


エピソード作成のメリット

 キャラクターイメージが違うと思ったら、チェックして修正してもかまわな
いので、普通のTRPGのセッションよりもキャラクターイメージを固めやすくなっ
ています。プレイヤーと書き手との間でフィードバック式にキャラクターイメー
ジを固めていけるのが、エピソード作成の魅力のひとつでしょう。
 また日常の輪郭を描きつつキャラクターの設定を深めていくというのは、エ
ピソード作成の基本的な機能です。
 また、時系列にそって書かなくても良いところが、普通のリレー小説などと
違って良いところてせしょう。


エピソード作成のデメリット

・話が散逸してしまうことがある
・文体が統一しにくい
・描写を細かく入れづらい


リレー小説との比較

 エピソード作成は特殊な運用ルールを持つリレー小説であると考えることも
可能です。普通のリレー小説よりも自由度が高く、順番も気にせずに好きなと
きに書けるというあたりが違いますが。
 リレー小説、もしくはそれに類するものとしては、私の知る限り最善の方法
は、書きたいときに、書きたい人が、書きたい部分だけを書くという事です。
 まあ、あたりまえあっていえばあたりまえですが。

 特に狭間06のエピソード作成では、書き手自身をモデルにしています。自分
がもっともよく知っているはずの人間である自分自身の分身を登場人物として、
ちょっと違う現代日本での生活や戦いを描くというしろものです。
 フリートークのボードなどに書き込まれるような日常を翻案して、簡単にス
トーリーが出来てしまうのが魅力というましょう。
 そのための道具立てとして、私の自作ルールである語り部の強力なイメージ
数値化能力を使用しすることで、イメージの共有を実現しているわけです。
 基本的には「キャラトーク」などと呼ばれるリプレイ風の会話の描写を多用
しています。エピソード作成がただの台本形式でのリレー小説と違うのは、多
人数の意見を反映してストーリーや描写が改変されるところにあると思います
が、この台本形式を採用していることが普通のリレー小説よりも楽に参加でき
る原因になっているものと思われます。



キャラ化の感想


SuperFa-Masさんの場合


 キャラ化、つまり分身作りは、私が狭間世界に入るための1つの手段であり
 まして、まさしく新たに草の根ネットのIDを取るような感じでした。
 ただ、もっと明るい分身にすればよかったなと思います。^^;)

							SuperFa-Mas



楠さんの場合


    わけのわからないままに「とにかくやってみよう!」と言う
    ことでまずは自己分析から。かなり細かくなったみたいです
    が、削り付け足ししているウチに「おぉ、自分ってこんなヤ
    ツだったのかっ!」と「遊んでいるウチに自分がわかる」と
    言う感じで、非常に面白かったです(笑)作ってる最中も、
    他の皆さんから「つっこみ」が入りましたし、それが分身の
    アイデアになることも多かったですネ。

                                                                       楠



月阪史葉さんの場合

 キャラ化……それは最初のフロンティア
 これはRPGネット語り部通信倶楽部で、
 新世代のゲーマーのもとに、狭間においてストーリーを続行し
 未知の世界を構築して、新しい設定と展開を求め、
 人類未踏のRPGに勇敢に突撃した物語である

 やっぱりこういうパロディはまずいかな?(笑)
 まあ、内容的には“はまってる”と思いますが……

 詳しい解説があると思いますが、「キャラ化」というのは「自分自身をT
RPGのキャラクターにしてみよう」と言うことです。片っ端から思いつく
自分の特徴を、語り部のキャラクター作成方法に基づいてデータ化して行く
わけです。しかし、全くの自分自身をつくるわけではありません。
 「現実は小説よりも奇なり」という言葉はあるものの、実際TRPGを遊
ぶのは非日常的ななにかを経験するためではないでしょうか?わくわくする
ような冒険の旅、命を懸けれるようなスリリングな出来事……
 そんなことを体験するためには、実際の自分ではちょっと物足りなく思い
ませんか?
 「こんな事ができたら……」と思うことはないでしょうか?
 「キャラ化」というのはそんな思いを、ちょっとだけかいま見てみようと
言うことなのです。ですから、「分身」となるキャラクターは、現実の自分
よりもちょっとだけ(かなりかもしれませんが……)個性的になります。
 代表的な例としては、「なにか特殊な力」と言うことになります。
 私の分身、「日阪朝(ひざかはじめ)」は、「幻影」という特技がありま
す。頭に思ったことを、どんなことでも「幻影」として空中などに投影する
ことができるのです。便利ですね(笑)。でもやっかいごとを引き起こすこ
とも確かですね……

 さて、いろいろな特徴を一定のルールに基づいてデータにしていくのです
が、やはりなかなかすぐにうまくいく、というわけには行かないでしょう。
私も、自身の「分身」を作成するのにいろいろな人の助けを得ました(根本
的な部分は、sfさんが私の書き込みからつくってくれました)。そして、自
分の特徴を見つけたときには、まず相談してみてからデータにしました。
 やはり、「語り部」のようなシステムでは、まわりの人たちと相談しなが
ら作っていく方がよいでしょうね。相談して、無駄話をして、面白そうな設
定ができて、みんながよく知っている一人のキャラクターになって行くわけ
です。そして、まわりの人の分身に対しても、どんどん「茶々を入れて」自
分の知っているキャラクターにする……
 そうすると、だんだんと分身たちのコミュニティができていくのですね。
 一番楽しいのはその辺じゃないでしょうか?

 もしそんな遊びをしてみたい人は、一度「語り部通信倶楽部」にいらして
みてはいかがでしょうか?すでに「分身化」を終え、架空のコミュニティで
生きている人々が待っています。
 そう行った人々にいろいろ「茶々を入れられて」、自分のようで自分でな
い、けどやっぱりそれも一人の自分であるようなキャラクターをつくっては
みませんか?

 どうも、ネットの紹介文みたいになってしまったような……(笑)

                                        月坂史葉(SHO)



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