・エピソードを作る上で心掛けていること
・エピソード作成用の資料
・エピソード作成の感想
・エピソード作成とは何か
・エピソードを再編集する上でのノウハウ
について、語り部通信倶楽部の12番ボード「座談会[オンラインプレイ]」に
て募集した意見のログをまとめたものです。
楠 : 以前、「楠流」な感じで書いてましたが、ここでもう一
:度書かせていただきます。
: 大体のキャラのイメージが固まったら「なにか喋らせて
:みる」わけです。一番簡単なのは自分の分身ですから、こ
:れはなにをどうしても問題はなし (何せ、自分のコトです
:から)。 次に、他のキャラとの絡みですが、これは「とに
:かく書いてみる」しかないです。
: もしそこで「こいつはこんな風には喋らない」とチェッ
:クが入れば、次のエピソードからそのように修正すればい
:いし、編集者の助けにもなります。
: 場面についても同様に、キャラのイメージから引っ張っ
:てきます。自分の分身なら「このキャラはこういう生活だ
:から、この時間ならここにいる」と判るわけですから、冒
:頭で(何月何日:どこそこにて)と書いておけば、それを
:読んだ人にも「キャラの生活」を印象づけるコトができま
:すね。
: もし知り合いのキャラがいれば、そいつと一緒に行動す
:るコトでさらに「生活感」に厚みが出てきます。
: 「誰と誰がよくつるんでいて、誰と誰が恋仲で……」っ
:てのが判るだけで、同じエピソードでも少し違った楽しみ
:方ができるのでは、と思いますがいかがでしょうか。
とよりん : そうして書き込まれた楠さんのを見て、キャラの特徴を
:つかみます(笑) 既存のエピソードを読んでみれば、かな
:りキャラクター毎に特徴がはっきりしてますから、なるべ
:くそれをイメージします。
: 頭ン中で勝手に想像する訳ですね。
: 後は、楠さんに言われちゃったので黙して語らず(^^;)
坂井六郎 : これはズバリ、各キャラの性格と口ぶりですね。
sf : だからこそ、呼び掛け方法に関するまとめ(HAD06_01.ETX
:内に実物があります)が重要になるわけですね。
: 性格はシートと人名録にありますからまあ良いとして、
:あとは口調ですか。一部のキャラに関しては指針がありま
:す(これについてもHAD06_01.ETXに実例あり)けど、まだま
:だ不足しているかな……。
坂井六郎 : 過去のエピソードやキャラクターシートを参考に、でき
:るだけ正確? に再現しようとしています。
: どうしても自分風に変えてしまいがちですから。
: あと、一定の人物に話が偏らないようにも気をつけてま
:す。
sf : これは長く続けるコツでしょうね。
: なるべく多くの人が参加しやすいように、話をいろいろ
:なキャラクターに絡めてみたりするわけですか。
坂井六郎 : 禁則処理にも気を配ってるかな……。
とよりん : 基本的にせりふだけで構成されるので、各キャラの話し
:方については気を遣ってます。あと、性格が変わってしまっ
:たりしないようにしたいのですが……(^^;)
: 後者については、成功しているかどうか、怪しいです(^^;)
楠 : これはもぉ「まずは自分で楽しむ!」につきますね(笑)
: なんでも良いから書いて出す。
: すると誰かが修正案をくれる。
: それを頭に入れて置いて次に生かす……と。
いずみ :・他人の悪口にならない事。
:・いじめるならば自分の分身を。
:・墓穴を自分で掘ると目立てる。
sf : これってたしかに言えますね。
: 以前、クリスタルネット (語り部通信倶楽部の親ネット
:のようなもの)のリレー小説 (ちなみにボードオペはsf)だっ
:たと思いましたけど、「リレー小説の掟」として「自分の
:持ちキャラ以外のキャラクターを殺さない」という事を決
:めた記憶があります。
: エピソード作成もある意味でリレー小説同様のものなの
:ですから、自分の持ちキャラ……狭間の06(キャラ化)の場
:合には自分自身の分身以外を安易に傷つける事は避けたほ
:うが良いのかもしれません。
: とはいえ、ストーリーとはキャラクターに困難をぶつけ
:てこそできあがるものなので、杓子定規に自分の分身以外
:はいじめないというわけにも行きませんから、自分の分身
:を優先していじめて、他のキャラも困った目に遭わせると
:いったところが妥当な線なのかもしれません。
ウォーレン大尉 : 一言で言ってしまうと、方向性を考えて書きます。
: ギャグエピソードは、ひたすら笑わせる事に重点を置い
:て。シリアスなものはとことんシリアスに。製本化してし
:まう本とちがって、設定が煮詰まっていない故の矛盾点な
:どはいくらでも修正が効きますから。これと違って修正が
:きかない、ストーリーの軸をよく考えて書きます。
:{このエピソードは、@@のシリアスな面を描こう}
:{このエピソードは、@@のボケ度を描こう}
:{このエピソードは、@@の@@に対する気持ちの変化を
:描こう}
: こんな感じでしょうかね。
楠 : まず、語り部通信に梱包されているキャラシート。これ
:がないと始まりません。
: 次に、プレイヤーの方々の各種書き込み。これはどこの
:ボードでもかまいません。現在の「狭間」では「自分の分
:身」を使っているわけですから、これほど有力な「分身の
:話し方」の資料は無いでしょう。
: あと、先程も書きましたが、エピソードを作成したあと
:にくる、それぞれからの修正案も重要ですね。
坂井六郎 : キャラクターシートと、過去のエピソードと、それから
:本人(^_^;)
sf : エピソード作成の主力の狭間06コードでは、実在の人物
:をもとにして作られたキャラクターを用いてストーリー構
:築が行われているために、本人や本人の行動を参考にして
:容易にエピソードを作成することができるということです
:ね。
楠 : 書いてるウチに自分が壊れることが多々あります(笑)
: 自分だけ壊れるのもアレなんで、他のキャラを勝手に「壊
:す!」そーすると乗ってくれる方々もいるわけですね。そ
:こからまた自分のキャラが深まることもあるわけで。
: そーなったら「あぁ、書いてみてよかったな(喜)」とな
:るわけです。
: ちゃんとつながって、一気に読めるってのはやっぱり良
:いですね。
: もぉ40越えましたか…の割にはレベルがあがってないの
:な(苦笑)
sf : ちなみに、これをまとめている時点では90以上になって
:いる模様です。
楠 : 「自分はここで書いてるよっ」っていう自己表現の一種
:ですね。感想っていうのもこれと言って無いんですが「面
:白かった!」と言われたらすごく嬉しいですし。書いてる
:ときはあまり考えず「自分はこのキャラをこう捉えてるん
:ですが、どうでしょう?」みたいな質問的なトコも多数あ
:ります。
: 言うなれば「どこまでキャラクターを理解できるか」っ
:てトコですか。
: シートだけではわかりにくいキャラのイメージを伝えるっ
:てコト。
: 他のキャラとどういうつながりがあるのかが判れば、同
:じエピソードでも違った見方ができる…かどうかは知りま
:せん(無責任っ)
とよりん : 創作意欲を満たす手段の一つ。
: 割と気軽にモノ書きたいっていう衝動を満たしてくれる
:手段と思っています。
: リプレイ的な形式なら、情景描写などに妙な気を使わず
:にすむという意味で。
: あと、割と反応を期待している部分があるかも。
ウォーレン大尉 : サプリメント内で登場する人物を役者として、架空の演
:劇(場合によってはショートコントかもしれない)を頭の
:中で作り上げる。そして、細かい動作の注意点などを入れ
:ながら「その劇の台本」を作る。
: 注意点とは「(咄嗟に振り向く)」「(見下ろして言う)」
:等の、口調だけでは表現しきれない動作の注釈をさします。
: こんな感じかな、ワタシのイメージは。
坂井六郎 : 再編集はしてないですが(^_^;)、自分のを見直すときは
:上記「エピソードを作る上で心掛けている」ことにプラス
:して、
:・文章が変でないか
:・つながりがはっきりと解るか
: などにも気を配ります。
とよりん : 前後のつながり、まとまり方を重視してます。
楠 : これは月の字(月坂史葉氏。06エピソード編集担当)の独
:壇場ですね(笑)
: なんかマド開いて切った張ったしてましたが……。
: 長編なんかで、参加者(書き込む人)が増えると、どうし
:ても設定の食い違いや、時間的におかしなところも出てき
:ます。
: そうなったらみんなで修正してくれる……有り難いです
:ねぇ。
: とりあえず、そこらヘンを注意しながらつなげるのが良
:いんですけどね。
ウォーレン大尉 : 呼称でしょうね、やはり。
: 編集者には、ミスとそうでないのとを見分ける目が欲し
:い所。例を挙げると……
:前橋 涼子 (上司)
:熱海 良平 (部下)
: この2名がいるとします。普通は会社の上司と部下の関
:係であると仮定。涼子は「前橋さん」「前橋先輩」と呼ば
:れ、良平は涼子に「熱海くん」と呼ばれている……普通は。
: ここで、 書き手がミスを犯して「熱海さん」「前橋(呼
:び捨て)」等を使ってしまうと、明らかなミスとなる。
: しかし、らぶらぶなモードで、双方が名前で呼びあった
:りするのは、決して問題がないのですな。
: 特に、新規キャラクターが、エピソードの流れに乗るま
:での間は注意した方がいいと思います。
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