しゅぺる・六郎の"Made in Heaven Summite"第四回


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しゅぺる・六郎の"Made in Heaven Summite"第四回


 しゅぺる	:1996年6月30日
 しゅぺる	:「いや、コカコーラのパーフェクトウォータ、パーフェ
		:クトに水だな」
 六郎		:「今回はそれのネタか?(笑)」
 神夜		:「それもええけどな(笑)」
 しゅぺる	:「いやいや、今回のネタは『片山慎也と来々軒』だ」
 六郎		:「おう、そのネタなら『珍さんと餃子のシニフィ的因果
		:関係と連携の検討』という論文があるではないか」
 神夜		:「そんな論文どこにあんねん?(汗)まあ六郎のはともか
		:く、『片山慎也と来々軒』てなんやねん?」
 しゅぺる	:「さあ。ともかく、本題に入ろう」

 月光仮面のテーマが流れる

 しゅぺる	:「今日は『TRPGプレイとしてのエピソードの発展』がテー
		:マなのだ」
 六郎		:「なるほど。狭間で生まれたEPという形式を、より普遍
		:化して、ひいてはプレイの一形式としての方法化をもしよ
		:うという高尚なテーマか(←えらく説明的)」
 神夜		:「要はオンラインプレイと同じ様な形式にするってことか?」
 しゅぺる	:「ま、まぁそういうことだ。狭間06から発展したエピソー
		:ドだが、最近ではセーラーソイルのプレイに使用され、
		:第一話は見事に成功を収めた。おい、聞いてるか」
 六郎		:「いや、SSは読んでいないから解らんのだが、とにかく。
		:EPの利用を考えるとなると、まずはEPがどのようなも
		:のかということを考察する必要があるな。その上で適性を
		:見極め、利用方法を探って行こう」
 神夜		:「『EPとは何か?』か。うーん。今の狭間のEPは基本
		:的には自分達の分身であるキャラクターをいかすためのも
		:のってかんじだよな」
 しゅぺる	:「まあ待て。エピソードの特徴については既にまとめて
		:あったはずだ。復讐してみよう、もとい復習だ。sf氏に
		:よるまとめではストーリーと会話中心だとある。これを
		:TRPGプレイに活用するなら、プレイの方針もストーリー
		:と会話が中心になるわけだな。物的証拠が決め手となる
		:探偵ものはあまり向かないと思われる。どうだ」
 六郎		:「あと。視覚に多くを訴えるシナリオも無理。いきなり
		:登場人物にえんえん状況喋らせるのならできるけど(笑)
		:でも探偵物なら…ホームズとワトソン君の2人がいれば
		:できるんじゃないかな」
 神夜		:「狭間ならスカリーとモルダ−ってか?(笑)まあ、多
		:少理屈っぽくなるかもしれないけどできないことはない
		:わな。あ、でも事件を検証するのはそれでも可能だけど、
		:事件を起こす時に多少やりにくさがあるのか」

 女		: どかっ(鈍器で殴る)
 男		:「うっ(膝から床へ崩れる)」

 しゅぺる	:「さあ、事件が起こったぞ。ここで目撃者が現れるわけ
		:だが、その前に女は逃げるわけだ。なんか冗長だな。し
		:かし効果音(笑)があるために殺人事件っぽいことはぽい。
		:でもなあ。一度現場検証やってみてくれスカリー」
 スカリー神夜	:「わかったわ。モルダーしゅぺる。被害者はこの部屋の
		:住人のA氏。背広にはいってた免許証から判断して間違
		:いないわ。司法解剖をしてみないと解らないけど後頭部
		:を鈍器か何かで殴られたみたい。即死ね。部屋を荒らし
		:た形跡はないわ」
 しゅぺる	:「なるほどスカリー、こういったキャラの説明的台詞に
		:よって周りの環境を描写できるわけか。とすれば、探偵
		:ものは主人公である探偵の独白もしくは思考の形で状況
		:描写ができるわけだ。なんだ、エピソードでも探偵もの
		:ができるのか……待てよ。エピソードは複数の人間が書
		:くリレー方式だから、探偵ものはトリックが解ってない
		:とかけないな。これは普通のプレイにも言える。セーラー
		:ソイルの場合はパターンストーリーだったからうまくいっ
		:たけれど」



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