9月23日リアルタイムリプレイ


目次



9月23日リアルタイムリプレイ

 sfがマスターをして行われたセッションのリプレイ。
 実際にプレイしつつリプレイに起こしていくという、リアルタイムリプレイ
を行なってみました。


参加者

        SW0049  未来路          森村大五郎      ダーツ部部長
        SW0013  θKad           中村明          宇宙からの帰国子女
        SW0063  バネ男          河島陽明        特ダネカメラマン

 実に普通の人ばかりですな。
 一応みなさん二年三組にして頂きました。


 特別途中参加
	SW0025  浅野砂沙美      上蔵霧華        巫女



ホームルーム後の事件

 文化祭も終わって勉強にいまだ身も入らないのに、そろそろ体育大会も近づ
いてくる頃のこと。
 朝のホームルーム。
 授業中でもカメラを手にしていじっている陽明。いつ事件があるか分からな
いからだ。
 と、その時、女生徒の悲鳴が聞こえました。方角的にはトイレのほう。
「チャアァァァァァンス」
 カメラを引っ掴んでかけていく陽明。
 何だろうと思っているだけで、のんびりしている明。

 女子トイレの周りには既に人だかりができていた。いや、正確にはトイレに
入りきらないであふれていたのだ。
 てれてれと見に行くダーツ部部長。明も「なにがあったのかなぁ」と言いつ
つ、大五郎についていく。
「誰か、手伝いなさいよ」
 何人かの女生徒によって、小柄な女生徒が連れ出された。

	陽明は強制力2でカメラ撮影に成功。

 モータードライブの威力で五、六枚撮ることに成功する。
「さっそく現像っ!!」
 と新聞部にかけていく陽明。彼は既に授業のことは念頭に無いようである。
 その後ろ姿に怒声が浴びせられる。
「なにやってんのよ、こんなときに!」
 最初に手伝う人はいないかといった娘であった。彼女は二組の学級委員長、
小室冴子である。
「俺はこの真実を公開する義務があるんだぁ!」
 とそのまま走っていった。

「何があったんですか」
 大五郎が仕切っていた冴子に尋ねる。彼は冴子とは家が隣であり、いわゆる
幼馴染でこそないもののけっこう親しいのである。

	この時新規特徴を追加したために、隣になった。

「ん……なんか血を流して倒れていたのよ……今も気を失ったままよ。ちょっ
と保健室につれていくから、じゃあね」
 どうやら倒れたのも二組の生徒らしい。

	発見8+目が良い1で強制力4で成功。ただし余力一点消費。

 トイレの中をちらっと見ると、血だまりから線が書かれていることに気がつ
いた。なにやら三角形のようにもみえる。
 不審に思いつつも大五郎は教室に帰った。



昼休み

 チャイムが鳴り皆が弁当を取り出している。教室のドアを大きな音を立てて
あけ、陽明が飛び込んできた。教団にかけのぼる。
「写真ができたぞ!」
 と黒板に引き伸ばした白黒写真を張り付ける。
 なんとその写真には、おぼろに揺らぐ人の顔がいくつも映っているのであっ
た。そう、心霊写真というやつであろうか。
「みんな、幽霊は本当にいるんだ!!」
 と叫ぶ陽明。だが一部の生徒しか興味を示していないようである。陽明の日
頃の言動のせいでもあるが、主に食欲のほうが優先したせいであると思われた。

「幽霊くらいなら居てもおかしくないんじゃないんでしょうか」
 弁当をいっしょに食べている仲間とのほほんとしゃべる明。

 興味を示した一部の生徒として、大五郎がいる。
 つかつかと黒板に近寄ってじろじろと写真を見ている。顔で邪魔になって見
えにくいが、確かに血で書かれた線は存在するようだ。
「この三角形みたいなのなんやと思う?」
 良く見ると、見えにくいものの三角形はもうひとつ存在するようにみえる。
そう……六芒星が血で書かれているのだ。

「こ、これはっ……スクープだぁっっっつ」
 叫ぶ陽明。
 黒板に張っていた写真を取り外すと、新聞部に持ち去る。新聞に載せるよう
交渉するつもりなのだ。
「ふーん、六芒星か。うちの家紋だなぁ」
 父型の実家(宇宙人の)の紋が六芒星なのである。
「奇妙な偶然ですねぇ」


 昼飯を食べおわった大五郎は、新聞部部室に向かった。家紋と同じなので気
になった明もついていく。
 新聞部の当代の部長は、残念ながら理系の人間である。二年生の新部長、高
遠信吾は、この手の話題を載せるのには抵抗していた。
 ちょっと弱気になって
「で、でも……良く見てくれよ。確かにここに六芒星が」
 ちなみにここの新聞部は週間で新聞を出している。次の発行は三日後である。
「次の号で特集を組んでくれよな、頼むよ」
「そうはいってもな、うちは真摯な報道をモットーにしているんだぜ。その血
の線ってのも単に引きずったあとじゃないのか」
 と、そこに二人がやってきた。
「河島君、写真見せてよぉ」
 明がいう。続けて大五郎が、
「あの六芒星なんやったかわかったかぁ」
「そっかぁ、あれって六芒星って言うんですかぁ、うちではヘキサグラムって
呼んでました。実は家紋なんですわ」
「みんな、良いところに来てくれた。聞いてくれよ、うちの部長があの写真は
でたらめだって言うんだよう」
 泣きが入っている。
 つらつらと写真を見ながら、
「しっかり写っているじゃないですか」
「どこがインチキなんですか」
「読者の声を無視するんですか、部長!」
 集中攻撃を受けてさすがにうろたえる高遠部長。
「いや、インチキといったわけではなく単なる引きずりあとではないのかと、
言って……」
 しかしそのまま彼は押し切られてしまったのであった。
 A3紙二つ折り4ページのうち、半ページを怪写真に当てるということで手が
打たれた。
「ただし、だ。記事は自分で書くように。この内容では他の部員の手間をかけ
させるわけにはいかないぜ」


「第一発見者の見聞を記事に書いてくれよ、大五郎く〜ん」
 こういうときだけ親しげになるやつ、陽明。
「記事は無理っぽいから、発見者の一言くらいなら書いてもええよ」
「ありがとう、大五郎君! 我が心の友よ!!」
 変わった人だなぁ、とつぶやく大五郎であった。

 そろそろ授業が始まるので、大五郎と明は教室に帰った。そして陽明は……
屋上に弁当を食いに出かけた。
「カメラマンは体力が基本だからな」
 食事後は昼寝をする陽明であった。



五限終了時の怪異

 それは陽明が心地好い眠りをむさぼっているときのこと、そしてまじめな生
徒たちが十分後のチャイムを心待ちにしているときのことであった。
 中庭になにかが現われた。黒い影。人型にコウモリのような翼。いわゆる悪
魔の通俗的形態である。
 陽明は不快な硫黄のにおいに目を覚ました。気がつくと中庭に妙なやつがい
る。
「チャァァァァンス」
 充電完了とばかりに活気に満ちた声で撮りまくる。
 そして……悪魔(仮名)はその声に触発されたのか、大きく翼を広げて近寄っ
てきた。汚れた鉤爪が陽明を狙う。

	飛翔:12で接近。強制力:5で追走。余力一点消費。
	余力を五点消費して何とか成功。

「わひぃ〜、近づくなぁっ!」
 脱兎のごとく逃げ出した陽明は、筋肉痛などを起こし疲労したもののどうに
か入り口に飛び込んで扉を閉める事に成功した。
「助かった……」
 しかし。安堵のため息をついたのは早すぎたのかも知れない。
 ぎしぎしと鉄板がきしみ、歪みだしているのだ。
「化け物ぉ!」
 またもや慌てて階段を駆け降りる陽明。
「おい、どうしたんだ」
 ちょうどこの時間には職員室に居た神田川京一郎(二年三組担任)が出てきた
のである。彼は柔道部の顧問でもある。
「はっ、そういえばおまえ、授業はどうした」
 担任に問い詰められてうろたえる陽明。
「先生助けてください、化け物が……」
 必死にすがりつく。しかし返事は冷たかった。
「……大丈夫か?」
 そこでタイミング良く鉄板が引き千切られる音がして、やつが飛び出してき
た。爪には引き千切られた鉄片がついている。
 そこでチャイムが鳴った。五限目終了。生徒たちが教室から出てくる。
 すると……やつの姿はかき消すように消えてしまった。



放課後の新聞部

 新聞部の部室に河島君をたずねる明。なんせ結局授業には出てこなかったの
で、こうして捜すしかつかまえるすべが無いのである。
「河島君、居ますか」
 いました。
「例の写真の話は結局どないなったん?」
「三面に掲載されることになったんだ。ところでこれから凄い写真を現像する
んだけど、いっしょに見るかい? そうだ、大五郎君も呼んでくれないか」
「呼んでくるのはいいけど、どんな写真なん?」
 そこへ大五郎があらわれる。
「おー、とりあえず書いたぞ。証言者Aの発言」
 どうやら授業中に書いたらしい。ムーチックな文体がなかなか絶妙。「それ
は私が……だったころ。……」といった感じ。

	ここで技能「ムーチックな文体:10」が増えた。

 陽明が目を通すと、たしかに出来が良い。扇情的な面に走りすぎたところは
あるものの。
「大五郎君、素晴らしいよ。これからも頼むよ」

	そして「ムー民:1」が社会的特徴についたのであった。

「それよりも……暗室に来てみてくれよ。凄いものを見せてやるからさ」
 バットから印画紙を引き上げる。
 そこにはくっきりと赤い六芒星が書かれた和紙が写っていた。しかし……黒
い化け物は写ってはいない。謎である。

	オカルト知識で難易度2以上。
	大五郎はオカルト知識:10を取得して挑む。ムー民:1が加算される。
	強制力二点で余力一点使って成功。

「おお、これはもしかすると式か? 六芒星だけが目立つところが不審といえ
ば不審なんやけどなぁ」
 緊張する大五郎だが、明は極めてのんびりした口調で口をはさんだ。
「これのどこが凄いの?」
 ずっこける。
「そんな……死ぬ気で撮ったのに……」
 それまではあまりのことに動転していて、ようやく言葉を発した陽明。しか
し明はさらに追いうちをかける。……悪気はないのだが。
「こんなものを死ぬ気で撮るってどういうこと?」
「ほんとはここには黒い化け物が写っていたんだ。俺はそいつに追いかけたら
れたんだよ」
「そ……そう言われても……」
 とことん常識人の明であった。ほんとは非常識な育ちなんだが。

	あー、よく考えたら雑誌ムーは狭間世界では雑誌レムリアであった。
	レムリアンでありますな。

「なるほど、そうか。レムリアで紹介されていた『陰陽道大典』の抜粋で見た
ことに似ているかも知れない。式の姿を怪物にしていたんちゃうかな」
 専門用語なので他の二人には分からない。
 明はあまりのことにきょとんとしている。それをみた大五郎は、明に言う。
「この機会に月刊レムリア読んでみぃへん?」
 さっそく勧誘モードであった。
「また今度見せてください」

	しかしなんですな。宇宙育ちの明君だとレムリアがまともな雑誌だと
	認識される可能性がありますな。



中庭にて

 大五郎の意見によって現場検証に向かう三人。
 とりあえず怪物の出現した中庭に向かう。
「ここから出現したんだ」
 検証作業に入る三人。

	霊力系か発見系の技能で、最低強制力4でロール。
	発見8+目が良い1。強制力4で集中力三点消費で成功。

 芝生の上に血痕があるのを大五郎が発見した。
「ここで誰かが血で呪を書いて式を打ったのか……」
「ってことは、ここの生徒か誰かが作ったということかい?」
 陽明が尋ねる。
「多分な」

	ここで記録を読み直して伏線を再確認。
	最初のトイレの一件を思い出す。

「そういえば……トイレの写真にも六芒星が写っていたなぁ」
「……!! そういえば……すっかり忘れていたや。あの気を失っていた女の子
はどうしたんやろ」
「たしか冴子が保健室につれていったんやったな」
「いってみよう!」



保健室

「あら、どうしたの。部活で怪我でもしたのかしら」
 保健室の先生が迎えた。
「朝つれてこられた女の子、どうなりました? ホームルームのあとでのとこ
だったんですが」
「ああ、あの娘ね。見た目ほど傷は酷くなかったけど、病院につれていっても
らったわ。たくさん血が流れたからショックで気を失ったんじゃないかしら」
「どこの病院ですか?」
「……なぜそこまで聞くのかしら」
「ジャーナリストとしての勘です」
「あ、あなたもしかして新聞部のカメラマンの……」
 どうもカメラに気がついたらしい。
「僕の事を知っていてくれたんですね」
「ええ、まあ」
「やー、僕も有名になったもんだなぁ」

	ここで浅野砂沙美氏が飛び入り。

 と、そこに。からからと扉を開けて女の子が入ってきた。上蔵霧華である。
「せんせー、バファリン下さらない?」
「またなの?」
「しかたがないじゃありませんの」
 強引にバファリンを奪ってしまった。
「少し休ませて頂きますわ」
 といいつつ勝手にベッドに座っている。

「……ところで、病院を教えてくださいよ」
「残念だけど、今は駄目よ」
「大五郎君、説明してやってよ」
「どう説明しろというんだ」
「なになに、何の話」
 霧華が口をはさむ。
 大五郎が説明する。当然だが保健の先生もそれを聞いているんですが。

	プレイヤー同士でいつのまにか説明していた。

「だから先生教えてくださいよぉ」
「……わかったわ、良いでしょう。吉舎早苗(きさ・さなえ)さんは滝川総合病
院の310号室よ」
「やっと分かってくれたんですね」
 感動する陽明。

	ちなみに伏線を一つまだ忘れている。
	正確には役に立つ情報源を忘れている。ここまで書けば思い出すので
	はないかと。
	大五郎「お隣さんかな」
	……あー、思い出してくれたらしい。

「そういえばあの娘をつれてきた娘はなんか言っていましたか?」
「二年二組の学級委員長の小室冴子さんね。なんか心配そうにしていたわね。
吉舎さんと仲が好かったのかしらね」
「冴子さんはどうしたんでしょう」
「さあ……」

「連絡が取れればいいんだが……」
「俺、冴子の家の隣やから、ちょっと電話してみてくるわ」

	ここは誤解されるとラブコメっぽくて良いかも。
	霧華「じゃあ勘違いしてみるわ」
	勘違い技能でロール。強制力9。
	自律11では抵抗できるわけも無い。

「呼び捨てで、電話番号を知っていて、幼馴染……キャッ」
「……」
「小室さんと森村君とは仲が良いんだね」


 大五郎が電話をかける。
「もしもし、小室さんのお宅ですか。冴子さん居られますか?」
「あ、大くん。なんの用かしら」
「今日の朝、吉舎さんが倒れたときになんか気ぃついたことなかったか?」
「何か嗅ぎつけたの? そうね、実はあの時に血でいろいろと書いてあったの
よ。六芒星とか、古代イスラエル文字とか。帰ってから調べたらこの間のレム
リアの特集であった『カバラの秘法詳解』にあった呪いの呪印に似ていたわ」

	カバラは古代ユダヤの密教的呪術体系です。

「どんな呪いかちょっと本を見てくれへん?」
「……使い魔の召喚による拒絶と破壊による再生、かしら」

	プレイヤーが理解できないのでオカルト技能+レムリアンでロールし
	て貰った。強制力は6であった。

「そうか……式で世界を自分の都合の良いように改変するわけだな」
「なによ、その式って」

	あー、マスター権限でこちらの情報を洩らしたことにしました。
	冴子は式はみていないわけね。
	観客B「式ってなんだ」
	ちなみに式とは式神のことです。

「レムリアンなのにそんなことも知らんのか。自分で調べろ……吉舎さんはど
うなった?」
「病院にいるはずよ。これから見舞いにいく予定なの。まあ学級委員長の勤め
でもあるわね」
「うふふ、何しているの?」
 霧華が興味津々と声をかけた。しかし無視された。
「じゅあ、俺らも見舞いに行くからむこうで会わへんか?」
「ん、わかったわ」
「そうだ、レムリアの当該号を持ってきてくれ」
「了解。……ところで、どこの病院かは知っているの?」
「分かっている」
「ふーん……」
「んじゃ、そういうことで」
 ガチャリ。



病院にて

 現在五時半ごろ。滝川総合病院前。 ここは五階建、ベッド数200の比較的大
型の病院である。
 ここの310号室に吉舎さんが入院しているはずである……。

「僕らって言うから誰と来るのかと思ったら、なんか妙なメンバーね」
 まあ、その通りではある。

	この時間帯はセーラームーンの放送に気を取られているプレイヤーが
	約二名いた。外野もテレビを観戦している。

「取り合えず310号室に急ぎましょう」
「……ええ」

 幸い面会は許可された。
 やはり学級委員長といっしょだからであろう。
「あら、小室さん。それはいいとして……他の人はいったい?」
「我々は真実を追求するものです。ぜひ取材を」
「……ねえ小室さん、なんで河島なんているの? 追い出してよ」
 実は過去にちょっとした悪行を陽明にばらされて以来嫌っていたらしい。

	ちなみにマスター権限で追加した設定である。

「そんなことを言っても、あの事件はあなたが悪いんじゃないですか」
「なにを……許さないっ……」
 くらっと倒れてしまった。看護婦が出てきた。
「病人を刺激するようなことはよしてください」
 病室から出るようにと指示される。

	ちなみにこの時点でだいたい情報は出揃ったつもりである。

「ちょっと待った!」
 陽明が捨てぜりふを吐いた。
「あんたがあの黒い化け物で俺を襲ったんじゃないのか!」
 と、その時。吉舎がゆらりと起き上がった。不自然に、力の入っているよう
には見えない姿で。
 突如として蛍光燈が弾け飛んで、吉舎の髪が広がり「力」が弾けた。

	というわけで、攻撃である。
	霊撃で陽明を叩く。

 怪現象に思わずカメラを構える陽明。
「なんだか危ないけど、チャァーーンス!!」

	ここから戦闘ターン進行です。
 使用する技能の申告をしてください。
陽明:フラッシュ:10(カメラ)+カメラマン:1
霧華:剣術:12(御神刀)+井池神社の巫女:1
大五郎:ダーツ:15()+ダーツ部部長:3
明:怪力:15−おっとりしている:3
 あー、危険だなぁ。
 相手は……霊力(ポルターガイスト系):15+悪魔の依代:3

 順番は大五郎→吉舎→明→霧華→陽明

 大五郎、目標値5、強制力13。
 ピンゾロで成功。
 ダーツを思いっきり投げ付けました。

 難易度13ってことは、目標値は……5か。
 一発成功。

 吉舎。霊撃。目標値6、強制力12。
 6で成功。
 難易度12の攻撃を、陽明に。
 防御用の技能が無い。自律7では……手が打てない。
 というわけで、絶対失敗で離脱。

 明。投げる。
 ドアとかしかないので、倒れている陽明氏を投げる。
 目標値:5、強制力7。
 難易度7でポルターガイストで防御。目標値11。成功。
 陽明氏は空中で固定された。

 霧華。目標値2、強制力11。……無謀である。
 気合を入れてきりつけようとして、そのまま倒れた。自滅。

	あ……冴子を忘れていた。(;^^)
	このターンは躊躇させておこう。

 次のターン。
 行動計画、冴子は複合オカルト術(レムリア系):13+レムリアン:1

 順番は大五郎→吉舎→明→冴子

 大五郎。目標値5、強制力13。
 余力を4点消費。
 目標値5。余力消費1点。

 吉舎。霊撃。目標値4、強制力14。
 難易度14の攻撃を、冴子に。
 余力10消費。自滅。
 ついでに陽明氏も落ちるが。

 戦闘シーン終了。

 荒廃した病室に、立っているのは三人ですか。
 もっとも不幸な陽明氏は、精神に衝撃を受けた上に落下のダメージ。やはり
カメラも……ねぇ。
 仰向けだと助かったことにしましょう。偶数が出ればよし。
 見事カメラは守れた。

 あとは……気合が入りすぎて倒れた霧華。倒れているだけ。自信喪失は……
しそうにないな。

 んで、最後に。
 今回の諸悪の根元(なんだろうか)吉舎は……力を使い果たして倒れたわけで
すよねぇ。悪魔の依代:3を使ったし……。
 ご冥福を祈った方がいいようです。
 むやみな呪術の使用は危険ですね。

	といった感じですが。
	皆さんどないでしょうか。
	事後処理とか。
	この状況を病院側にどう説明するかとか、吉舎さんの親にどう説明す
	るのかとか、難題の山ですが。

 怪力を生かしてかついで逃げ去る。
 事になりました。

 この事件は、新聞報道では隣の病室に入院していたヤクザの親分を狙った爆
弾攻撃が部屋を間違えたために起こった悲劇として報道されることになりまし
たが……。
 陽明氏はどうするんでしょうかね。(;^^)
 MIBによって口封じをされる日も近いかも……。


 というわけで。最後は無理矢理駆け足になりましたが、どうにか終わりまし
た。リアルタイムリプレイがまともに終わるのは、私には始めてですね。
 しかし……こんな調子だとチャットによるセッションって大変だろうな。


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