(西生駒高校・登校時間・快晴)
鶴原 宗一 :「んー、今日も良い天気だ! 結構結構(笑)」
前原 亘 :「おはようございます。ご精がでますね」
宗一 :「えーと……前原君だったかな? おはよう、早いね(笑)」
亘 :「先日はお茶をどうもありがとうございました(礼)」
宗一 :「いや、気にしなくても……ちょっと作りすぎたんで(苦笑)
:で、最近はどう?」
亘 :「おかげさまで、布教活動は順調です」
宗一 :「そりゃぁよかった(笑)」
亘 :「ところで、用務員さんはお悩み事とかございませんか?」
宗一 :「俺? 今の所特に……ないなぁ」
亘 :「左様でございますか。もしなにかお困りでしたら私ども
:のところへ御出でください」
宗一 :「え、あー、うん。考えとくよ(汗笑)」
亘 :「それでは失礼いたします」
宗一 :「朝から勧誘か……別に宗教に興味はないんだけどなぁ……」
草峯 奈恵 :「おはようございます(礼)」
宗一 :「あ、生徒会長。おはようございます」
奈恵 :「以前お願いした備品の件なんですが……」
宗一 :「先生から聞いてます。えと、まだ用務員室なんですけど
:あとで運びます。生徒会室でいいですか?」
奈恵 :「えぇ、よろしくお願いします……できれば早めに」
宗一 :「わかりましたぁ(笑) うーむ、いつ会っても緊張するな
:……ちょっと雰囲気ちがうもんなぁ」
古吹 良太 :「おはよーございます」
杉山 義弘 :「おはよーっす」
宗一 :「お、2年の名コンビか(笑) おはよう(笑)」
良太 :「最近すんごく寒くない?」
宗一 :「まぁ、もーじき冬だしなぁ。今の時期ならこんなもんだ
:ろ」
良太 :「でも、寒くなってくると無性におなかがすいて、眠くなっ
:てくるんだ」
宗一 :「……はぁ?」
良太 :「用務員さんはそんなことない?」
宗一 :「……べつにそーはならんが……杉山君は?」
義弘 :「俺? ……も、しいて言えばそんなこともある……です」
宗一 :「ふーん……ま、なんにせよ食欲があるのは健康な証拠じゃ
:ないかな?」
良太 :「そーだよねぇ(笑)」
宗一 :「まぁ、食べ過ぎには注意しないとなぁ〜〜。さて」
河島 陽明 :「よーむいんさーん!!」
宗一 :「お、西生駒の名カメラマンか、おはよう(笑)」
陽明 :「きーてくださいよ! もぅ、すうっげー特ダネなんすよ!!」
宗一 :「特ダネ、ねぇ。それってこないだ教えたアレのこと?」
陽明 :「そうそうソレです。いや、まさかとは思ったんですけど
:ねぇ実際カメラに収めたとなると……」
宗一 :「ほー。ということは河島君は俺の話を疑ってた、という
:事かな?(にやり)」
陽明 :「そ、そーいうわけじゃ……(汗) か、カメラマンたるも
:のレンズに収めたものこそ全てなわけなんすよ!!」
宗一 :「ふーん(笑)」
陽明 :「だから、その……またなにかネタあったら教えてくださ
:い!」
宗一 :「噂話なら山ほど入ってくるけど……カメラに撮れるよう
:な安全なネタは無いよなぁ」
美住 直美 :「おはようございます(笑)」
宗一 :「あ、美住先生……お、おはようございます(照)」
直美 :「最近、朝かなり冷え込みますけど鶴原さんは大丈夫です
:か?」
宗一 :「いやぁ……冷え込む前からちょいと風邪気味で(苦笑)」
直美 :「あら。じゃあとで保健室にいらしてくださいな」
宗一 :「え、いやべつにたいしたことじゃないんで……寝てりゃ
:そのうち治りますよ」
直美 :「いーえ、保健医としてそーはまいりません。鶴原さんが
:倒れでもしたら……」
宗一 :「な、なんすか?」
直美 :「学校中のお茶、だれが沸かしてくれるんでしょう?」
宗一 :「……そ、そーれもそー、ですね……はは(汗)」
直美 :「いつでも良いですから、保健室に来てくださいね」
宗一 :「はぁ、どーも……(汗)」
宗一 :「俺ってお茶入れ用員としか見られてないのか……(とほほ)」
風間 涼 :「そーおーちゃん☆」
宗一 :「わぅ!? (汗)……な、なに? (汗)」
涼 :「見たわよ☆」
宗一 :「見たって……なにを? (汗)」
涼 :「んふふふふー☆」
宗一 :「な、なんだよー(汗)」
涼 :「……なーに照れてんだか☆」
宗一 :「(ぎくーん!!)」
涼 :「まー美住センセならわかんなくもないけど……はっきり
:いって☆」
宗一 :「はっきりいって? (汗)」
涼 :「宗ちゃんと美住センセじゃぜったいつりあわないよ☆」
宗一 :「そ、そ、んなこたぁ……言われんでもわかってるわいっ!!」
キンコーン
涼 :「あ、予鈴鳴ってる。んじゃねー☆ 気、落としちゃだめ
:だよー☆」
宗一 :「……だ、誰のせいだと思ってるんだぁっ! ちくしょうっ
:そーじだ、掃除で全てを忘れてやる〜〜っ(泣)」
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