HA21C:トイレの:花子さん(はなこ・−)

創作とTRPGで架空世界を遊ぶ語り部での企画、HA21の登場キャラクターのデータです。

トイレの:花子さん(はなこ・−) 基本情報

タイプ名
トイレの
名前
花子さん(はなこ・−)
担当者
月影れあな
登録更新日
2007-03-15

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キャラクターシート

□□□□□□□□ 語り部 キャラクター記録用紙 電子版 □□□□□□□□
☆狭間:トイレの                       月影れあな
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 個人情報 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
☆氏名:花子さん(はなこ・−)                 ☆性別:女
☆身長:135cm              ☆体重:29kg
☆生年月日:永正8(1510)年ごろ      ☆年齢:497歳
☆親族
 両親は物心つく前に死別。
☆経歴
 元はただの人間の少女だった
 赤子の頃、父を戦で、母を流行り病で亡くし、孤児になったところを近くの
寺の和尚に拾われ、育てられる。
 やがて少女は美しく成長……するのを待つより早く、育ててくれた和尚も亡
くし、少女は名主の家の小間使いとして引き取られる。
 その年は雨の多い年で、川の氾濫による作物の害が酷かった。
 たまたま通りかかった歩き巫女が、川に住む竜神の祟りであるから生贄を捧
げなくてはならないと吹聴して周り、川に沈められた。だがそれでも水害は止
むところなく、村人の不平に困った名主はとりあえずもう一人、身寄りのない
少女を沈めておくことにする。
 手足を縛られ水の中で、哀れ川の藻屑と消えかけるが、幸運にも少女はその
一命を取り留める
 偶然その様を見ていた近くの橋の橋姫が、人柱として捧げられた自らの身と
共感して、少女の命を掬い上げたのである。
 橋姫は少女をそのまま人の世に戻そうと思っていたが、度重なる不幸により
人の世を儚んでいた少女はそのまま橋姫の下に残ることを望む。
 特に断る理由もなかったので受け入れた橋姫だったが、いざ身の回りの世話
をさせてみると、この少女なかなかの才媛だった。読み書きをよくし、学問に
通じ、細かいことによく気が回り、その上器量も良い。
 こんな才能を自分のような十把一絡げの橋姫の下で腐らせてしまって良いも
のだろうかと悩んだ挙句、近所に居を構えていた新進気鋭の魚妖、朱金嬢々の
下に預けることを決意する。
 初めは少女も渋っていたが、橋姫の説得と朱金嬢々の人柄に首を縦に振り、
嬢々に女官として仕えることになる。
 さて、この朱金嬢々であるが、その正体は本邦に初めて渡来した金魚である。
なかなか大した妖怪で、少女が仕えてから160年余りで竜門を潜るに至り、昇
竜の末紅竜へと成り上がる。
 その頃には、少女と嬢々の関係は主人と女官と言うより、親友同士のものに
なっていた。
 竜宮へ参内するに当たっても、当然のように付き人として連れて行かれる。
 少女が運命の出会いを果たすのはそこでである。
 ふとした拍子に主とはぐれ、宮の中をさ迷い歩く少女に、一人の青年が声を
かける。この人こそ竜宮の主、東海竜王その人であった。間もなく二人は恋に
落ち、輿入れ。第千五百三人目の室として夫人の位に奉じられる。
 その後200年ほどは竜宮にて平和に暮らし、子供を5人ほど授かるも、ある事
件をきっかけに後宮内での権力闘争に嫌気が刺し、竜宮を出る。
 元の夫、東海竜王のことは今でも愛しているようだが、立場上仕方なく離縁
という形をとり、これ以後、手紙のやりとりでお互いの近況を伝え合うことに。
 俗界へ戻った少女は、数百年ぶりの気ままな自由を満喫しつつ、昔世話になっ
た橋姫や、朱金嬢々に仕える間に知り合った妖怪諸氏の元を訪ね、当て所なく
諸国を漫遊する。
 やがて旅に飽きる頃、いつの間にか生まれ育った寺に足が向いていた。無論
の事ながら見知った顔があるはずもなかったが、寺の住職を務める法力僧と意
気投合し、そのまま寺に居座ることになる。
 長らく水妖と縁深くしていたため、水気に馴染む厠周辺に腰を落ち着ける。
 数十年もすればその法力僧は死んでしまったが、少女には相変わらず行く当
ても無く、またその場所に行く分の愛着も生まれたため、その場所にとどまり
続ける。
 気まぐれに、自分の声をかすかに聞こえる者たちの願いをかなえたりしてい
るうちに、いつの間にやら意図することなく、厠の守り神さまとしての地位が
築かれていったのはこの頃のこと。
 明治維新に前後して、蘭学にかぶれていた時の住職が寺の一部を改装して私
塾を開く。私立学校令の公布の後、この私塾は正式に学校教育機関となる。こ
れが、後の吹利学校の母体となる学校の一つであった。
 少女が住まう厠は改装されたりするうちに無くなってしまうが、その場所か
ら厠自体がなくなってしまうことは無かったため、幾度かの引越しを経るも、
少女は以後も厠にとどまり続け、学校の怪談として定着していく。
 花子さんとしての格を得たのは、比較的近年の話。80年代初頭に、トイレの
中に居る少女=花子さんという単純明快な帰結から、学生たちに花子さんとし
て認識されるようになる。
 現在活動している『トイレの花子さん』は、少女の『トイレの花子さんとし
ての側面』である。


☆補足:(用語)

☆公開されている設定
ランク1〜誰でも知っている。
・
ランク2〜親しい仲ならば知っている。
・
ランク3〜ごく一部のものしか知らない。
・
ランク4〜本人さえも知らない。
・
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 余力 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
余力総計[18]      体力[6]    集中力[12]
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 特徴 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
社会的特徴:
身体的特徴:
精神的特徴:
その他特徴:
一時的特徴:
交友関係 :
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 技能 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
複合的技能:(職能):
行動系技能:運動能力:10  格闘:7  自律:7
知識系技能:学業:  一般常識:  雑学:
生活技能 :
言語技能 :日本語:10  英語:8
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 所持品 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
衣類:
道具:
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作品リンク


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