語り部IRCログ #HA21 2009-08-02

霞ヶ池の闇

過去ログを示すのにはHTML版の語り部IRCログ #HA21 2009-08-02をご活用くださいませ。

2009/08/02 00:00:00
2009/08/02 01:00:00
01:25:11 H_Aoi -> H_AoiNeru
01:27:18 ! MOTOsleep ("だから僕たちみんな、野球場へ行こう")
2009/08/02 02:00:00
02:23:09 ! Suo (EOF From client)
2009/08/02 03:00:00
03:15:25 ! SAIRU ("see you")
03:36:25 ! Hisasi ("地図めぐり")
2009/08/02 04:00:00
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2009/08/02 09:00:00
09:00:04 ! kataribe ("auto down")
09:01:05 + kataribe(~kataribe@sv1.trpg.net) to #HA21
09:16:26 ! matuya ("CHOCOA")
2009/08/02 10:00:00
2009/08/02 10:00:02
10:00:36 + kata_cre(~kata@ns.cre.ne.jp) to #HA21
2009/08/02 11:00:00
2009/08/02 12:00:00
12:01:29 H_AoiNeru -> H_Aoi
2009/08/02 13:00:00
2009/08/02 14:00:00
14:03:01 ! H_Aoi ("ちょっとおでかけ")
2009/08/02 15:00:00
15:59:14 + H_Aoi(~chocoa@121-84-31-120.eonet.ne.jp) to #HA21
2009/08/02 16:00:00
2009/08/02 17:00:00
2009/08/02 18:00:00
18:23:09 + NaggyFish(~naggyfish@p022bc3.fkoknt01.ap.so-net.ne.jp) to #HA21
2009/08/02 19:00:00
19:27:56 + miburo(~toukaen@i222-150-88-241.s02.a033.ap.plala.or.jp) to #HA21
19:31:07 + Hisasi(~hisasi@115.CH575a.cyberhome.ne.jp) to #HA21
2009/08/02 20:00:00
20:06:30 + Suo(~username@ppxa003.enth.cli.wbs.ne.jp) to #HA21
20:25:06 ! NaggyFish ("ねるん")
2009/08/02 21:00:00
21:28:10 ! ToyoX200 ("Leaving...")
21:32:06 + ToyoX200(~ToyoX200@p8098-ipbfp501motosinmat.mie.ocn.ne.jp) to #HA21
[Hisasi] ----
[Hisasi] #昔々
[Hisasi] #庭に植えられた白梅の香りがほんのりと風に乗って
[Hisasi] #縁側には二人の少女
[Hisasi] ゆゑ:「…………うー」
[Hisasi] 幸:「ほら、ゆゑじっとして」
[Hisasi] #髪を梳りながら
[Hisasi] 幸:「綺麗な髪なのに、ちゃんと手入れをしなければ」
[Hisasi] #この頃、まだゆゑの髪は長い。
2009/08/02 22:00:00
[Hisasi] #髪を丁寧に梳いて、きゅっと結い上げて
[Hisasi] 幸:「ほら、可愛い」
[Hisasi] ゆゑ:「……幸のほうがずっと綺麗じゃないか」
[Hisasi] 幸:「あら、節穴さんね」
[Hisasi] #くすくすと
[Hisasi] ゆゑ:「……私は幸や真佐子さまみたいに綺麗じゃない、アラヤさまのように強いお心も持ちえてない」
[Hisasi] 幸:「どうして?ゆゑはゆゑで可愛らしい、それに真っ直ぐでとても綺麗な心をしてる」
[Hisasi] ゆゑ:「そんなの……」
[Hisasi] #だが比較対象がアレすぎて
[Hisasi] ゆゑ:「私は……男に生まれたかった」
[Hisasi] 幸:「魔女に生まれた事は辛い?」
[Hisasi] ゆゑ:「違う、市原に生まれた事を後悔なんかしていない。けれど……自分の弱さが、時々辛い」
[Hisasi] 幸:「…………」
[Hisasi] ゆゑ:「どんなに腕が立っても、それは女にしてはの腕前なんだ。魔女としての強さはまるでたいしたこともなくて、剣技の腕も半端で……結局私はどうしたいのかどう進みたいのかまるでわからない」
[Hisasi] 幸:「焦ることはないと思うのだけど」
[Hisasi] ゆゑ:「……わかっているんだ、ただ……迷ってる。この先、誓いの魔女となるか……あるいはこれまでの女達のように夫を得てその生き様を繋ぐか」
[Hisasi] 幸:「……ゆゑ」
[Hisasi] ゆゑ:「わたしは、真佐子さまの為に力になりたい。あの方が望む道なら……その為ならこの命を賭けてもいい」
[Hisasi] 幸:「…………ゆゑ、それで」
[Hisasi] #その続きは言わない
[Hisasi] ゆゑ:「わかってくれるのは……幸だけだと思ったんだ。だから……わたしの願い、聞いて欲しい」
[Hisasi] 幸:「……わかった」
[Hisasi] #頷いて
[Hisasi] ゆゑ:「わたしは真佐子さまを追う、あの方の道を助けるために。市原を、篤部からも離れて」
[Hisasi] #すっと、髪をまとめたかんざしに手をやって
[Hisasi] #すっと引き抜く
[Hisasi] #ぱさりと、髪が
[Hisasi] 幸:「……」
[Hisasi] #涙が零れそうになった
[Hisasi] #この日、幸に髪を切ってもらい。少年の姿に身をやつして篤部の家を出る。
[Hisasi] #真佐子の側仕えとして、女を捨てて。
[Hisasi] ----
22:43:19 ! H_Aoi ("あおいは書きたい欲をためている!")
2009/08/02 23:00:00
2009/08/03 00:00:01 end