料理勝負テストプレイ


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料理勝負テストプレイ

 1998年6月5日。sf宅にて。
 料理勝負のような競争型の判定のテストプレイ。
 各ターンにて強制力をため込み、最終的に強制力の合計にて判断する。各ター
ンの間には他のキャラクターを一度だけ攻撃することができ、攻撃の無効化に
失敗した場合には前のターンの強制力は0となる。


初期設定

 技能値	:13
 余力総計	:15
 体力		:8
 集中力	:7
 お題目	:海の魚料理

 國光院英	:こっこういん・すぐる。プレイヤーはsf。
 錠島巌	:じょうじま・いわお。プレイヤーは不観樹露生。
 飯田結	:いいだ・むすび。プレイヤーは更毬静夢。


第一ターン:目利き:集中力

 食材を宣言し、取得する。

 巌		: シーラカンス料理。強制力7。余力消費-2。
 結		: 深海魚料理。強制力7。余力消費-5。
 英		: 竜宮の使い料理。強制力6。余力消費-1。

 巌、結、一点リード。


第二ターン:仕込み:体力

 食材の前処理をどのようにするかを判定します。

 巌		: 肉鰭がくずれないように、繊細に調理する。強制力7。
		:余力消費0。
 結		: 手斧でざくざくと切り刻む。強制力6。余力消費0。
 英		: 竜宮の使いの魅力はこのひれにある。強制力7。余力消
		:費0。

 巌、単独一点リード。


第三ターン:調理:体力

 実際の料理の出来栄えを判定します。

 巌		: シーラカンスの肉の臭みを消すために、香草と魚醤で形
		:を崩さないように姿煮とする。強制力8、余力消費0。
 結		: 糸で縛り、さっと湯通しをし、火をつけたアルコールの
		:中で煮る。このことによって、肉にやわらかみが出て、ア
		:ルコールに漬け込んだ調味料の香りが出るのだ。強制力9。
		:余力消費0。
 英		: 背鰭と肉を離して、背鰭をスープに、肉は笹の葉で、包
		:んで蒸篭で蒸す。強制力8、余力消費-2。
 巌に結が並ぶ。


第四ターン:盛り付け:集中力

 料理をいかに見栄えのするものにするかを判定します。

 巌		: とりあえず、肉鰭を立たせる、泳いでいる姿でたべても
		:らいましょう。強制力7。余力消費0。
 結		: 真ん中に氷の柱を立てて、周りに、煮込んだ肉を飾り、
		:たれは別に出す。強制力6。余力消費0。
 英		: スープは別にだし、スープで煮込んだ鰭を更に円形に広
		:げて、その上に蒸した肉をつみあげる。強制力7、余力消
		:費0。

 巌、引き離してリード。


第四.五ターン:戦闘開始

 盛りつけを批判して、盛りつけ時の巌の得た強制力得点を0にしようとして
います。

 英		:「そのような、見た目の美しくない料理。だいたい、シー
		:ラカンスは天然記念物だぞ!!」
		:状況特徴として天然記念物を食べることへの非難:+2 し
		:ます。
 巌		:「ふっ、料理はインパクトだ!! 食材を限定する、現在の
		:法律は間違っている!!」 状況特徴+2。

 英		: 強制力は8。集中力-4で失敗。
		:「さすが、料理に命を懸ける男。常識は通用しなかった!!」
 巌		:「ふっ、まだまだ甘いわ。料理は勝負だ!!」

 結局、失敗しました。
 巌の優位は崩れません。


第五ターン:料理名宣言

 料理名を宣言し、審査員に披露するシーンの演出です。

 巌		: 料理名は『海底沈魚』。かごに隠したまま出す。籠を取
		:り出すと立つ!!
 結		: 料理名は『深海魚雪氷柱舞』。氷の柱の中に、電球が仕
		:込んであり、光り、深海のパウダースノーを連想させる。
 英		: 料理名は『竜宮の使いの胡蝶蒸し』。



第六ターン:審査開始

 それぞれのプレイヤーが、PCの料理を誉め称えます。
 ここで攻撃に成功すると、審査員が欠点の指摘をします。

 審査員A	:「シーラカンスの姿がそのまま料理として出てくるとは!!
		: 味の方はシーラカンス独特の臭みを香料を使うことによ
		:り独自の味覚に昇華させている!! この魚醤はベトナム物
		:ですね」
 審査員C	:「氷の見た目が深海の美しさを連想させて、涼しさを演出
		:してますね。
		: 味の方ですが、肉を食べたときはひんやりとした感じな
		:のですが、たれに香辛料を使用していることにより、胃の
		:中で暖かくなるという二重の楽しみができますね」
 審査員C	:「肉団子はさっぱりしているようにおもえるけれど、スー
		:プを一口いただくとまた、もう一つどうしても食べたくなっ
		:てしまうのね」


第七ターン:審査発表:集中力

 最終的な審査時の強制力を決めます。

 巌		: 強制力9。余力消費-3。
 結		: 強制力8。余力消費-2。成功するも余力0になって倒
		:れる。
 英		: 強制力9。余力消費-1。

 で、各ターンで得た強制力の総合計は……。

 巌		:7+7+8+7+9=38
 結		:7+6+9+6+8=36
 英		:6+7+8+7+9=37

 巌の勝利が決定しました。勝利宣言として、能書きを垂れることができます。

 巌		:「ふ、このシーランカンスにもちいた香料は、インドで料
		:理して会得し、更に、中国料理もマスターしたわたしだか
		:らできたものだ!!」


終わりに

 sf		: いやはや、恐ろしいサプリメントにしあがりましたね。
		:……って、サプリメント部分はまとまってないか。(;^^)
 不観樹	: 自分のPCが作った料理を……食いたくねぇ。(汗)
 sf		: 見た目のインパクトで勝負でしたからねぇ。
 不観樹	: まあ、見た目のインパクトで勝負するのは、この手のも
		:ののお約束ですから。(;^^)
 sf		: 個別のターン進行を明確化すれば、車なんかのチェイス
		:とかいった競争系にも応用できるかな。



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