PS14『即製の隠れ里、帰らずの城』


目次



PS14『即製の隠れ里、帰らずの城』


PS14とは

 最高技能値18で、人間の域は越えつつあるが、まだ神域にはまったく達して
いない。そんなキャラクターの苦悩を遊ぶ予定。

 PCたちは、神々への道を研究する研究者サークルに所属し、神々の力を得るた
めの過去の研究を求めて調査を行っている。
 主にセッションでは、神域を目指した技術により構築された異界遺跡を調査し、
帰り道に困る展開を遊んでいます。

	http://kataribe.com/PS/14/


マスター向け舞台説明

 異界はピタタレス帝国との戦いの際に建造された古ユーロの避難所としての
異界の隠れ里。居住区と農地からなる最低限の要素からなるそこそこの規模の
村落(千人程度)。村人の儀式により確保した呪力を巫女が受け取り異界の維持
運用に当てる仕組みで、簡易で量産が出来るようになっている。
 そして本来ならば帰還しているはずなのに放置されたまま内部では千年、外
部では三千年近くが経過していた。そのために老朽化して儀式の負担も多くなっ
ており何とか逃げ出したいという。

 しかし名前がコーム・トゥム(コームの城)であることに不審がある。調査す
ると本来はない規模の呪力蓄積体が集落の地下にある。またその周辺には砲身
が存在する(技能値24規模の超空間砲)。
 異界を維持する塔は上下に隠し通廊が存在し、また呪力の導管として情報の
やりとりを行っている。そして同形式の簡易型避難所としての異界が、多数重
ねられて直列に接続され、一個の超空間砲台として機能するように改装されて
いる。

 戦争においては一定の機能を果たしたものの制御中枢は損壊、放浪を続けて
いた。一部の修復機能は残存しており、砲台により超空間生命体を退けつつ生
き延びている。
 呪力蓄積体は儀式により蓄積される呪力に付随する心理要素をも蓄積し、維
持にかかる呪力の増大とともに厳格化された儀式により規律を強要するシステ
ムとしても機能、しだいに規律の力の神とも言うべき存在に近づいている。
 なお交信に成功した巫女は例外的に有能で意志の強い存在である。それは、
力の神に近い存在の干渉や祖霊への奉仕や異界の構築維持をまかないつつも、
異界を超えてのわずかな情報を確保して連絡できるほどの才能と確固たる自我
を有するということである。利害が対立した場合には対立し村落を率いて蜂起、
結果的に呪力蓄積体を支配下に置いて神の個性の中核となる可能性もある。



参加キャラクター


スラン・フリマルト
	異界に溺れて神になることを刷り込まれた少年。位相をずらして異界を泳ぐ。
	自己判断や分析能力のない偵察型は辛かった。


ラキス・フォルト
	人形がすべてな呪具師。空間場工学で呪具を作ったりいじったり。
	クライマックスで成功しまくり。

ユーヤ・ルアフ・ノム・エルナン
	白き森の鹿に坐す者。森の地方神の分体が本体と乖離した人格となった存在。
	鹿が凄すぎ。むしろあれが本体なのではないか説。

アスティ・ラシィ
	本を操り殴ったり調べたり。



初期情報

 今回の探査対象は、異界の隠れ里である。異界接触研究で発見されたもので
あるが接触した巫女は老朽化しており避難のために助けを求めている。異界の
構築の手法を解明し老朽化の原因を究明、可能であれば修復するか一時的対処
を行い救出せよ。

 これらの事前情報のもとに、諸君はこの異界の正体を探り、危機を解明、異
界構築と維持に関する情報を確保、可能であれば在地の人物を救出して帰還す
るという任務に志願した。



展開の流れ

・事前調査
	・古ユーロの避難所との接触、時空門経由で聖池のなかの島に
	・巫女と巫女見習いが住む土地
・残っている文献を調査
	・コームとは何者か
	・村の成り立ち
		・避難所として
	・儀式の変化
		・精度を上げていき生活そのものを儀式に織り込むようにして維持
	・目立った事件
		・初期に二度記憶が飛ぶ事件があったらしい
・スランが塔を調査
	・外部に出ようとすると抵抗される
・聖池を出る
	・聖池は歩いて渡らなければならない。それが資格
	・というわけで鹿に歩かせて乗って出る。
	・変なものが出て変なことを言っているが関心を持たない村人たち
・ラキスが塔を調査
	・やはり外は不明
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・地下の呪力蓄積体の謎
	・地下に繋がる島は呪力伝導体としての高度な特性がある
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・最終評価
	・個性を投入することでより人格的な神格化に進展することも可能であった
	・その際乗っとるという手もあった
	・巫女への対応によっては蜂起もあり得た
	・未調査のままだった部分には砲台(副砲)が存在した
	・実は空間場工学を使うたびにカウントして悪意を持たせていた
	・だいたい70点か。



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