沙流雄 :「ふぅ……今日もいい天気だった。学校では補習をサボろ :うと土遁の術で逃走したかったのになぁ……まさかダンプ :で運んでいかれそうになるとは……全身泥だらけだ。サッ :サと風呂に入って寝よっと」 沙流雄 :「フンフン……っと。早く着いたなぁ(時計を見て)これは :もしや一番風呂かも知れんぞ? 一番風呂の時はいつもあ :の可愛い娘が番台にいるからなぁ。ムフ……」 沙流雄 :「(がらがらがら)ちわーっす!」 京 :「いらっしゃいませm(__)m あ、いつもありがとうござい :ます! さいきん、いつも早いですわね」 沙流雄 :「あ……あど……えっと……(こ、困ったぞ!)」 京 :「どしたの?」 沙流雄 :「あの……その……コーヒー牛乳一つ……(じ、自分が情け :なーーい!)」 京 :「はい、80円になります。ごゆっくり〜(変な子だなぁ)」 沙流雄 :「(どうも、あの子がいると調子が狂っちまうなぁ……) :(脱ぎ脱ぎ)よいしょっと……(脱ぎおわって立ち上がった :時にコーヒー牛乳の瓶を踏む)」 SE : どばきっ! 京 :「きゃぁぁぁ! どうしたんですの? 大丈夫ですか?」 沙流雄 :「おぐ……げ……あべほ……(背中を強打して声が出ない)」 京 :「(腰のタオルがはだけて沙流雄のブツがあらわに)きゃっ!」 沙流雄 :「(おぐ……み、観ないでくれぇ〜〜……声が出ないし、 :身体も動かん……だれかこの状況を何とかしてくれぇ〜〜)」 京 :「(ポッ……)ちょ、お客さん、その可愛い物を早くしまっ :てください! さぁ、立ってください(よいしょっと)。せ :なか、大丈夫ですか? 湿布をもってきてあげますから、 :ちょっと待って……え?」 沙流雄 :「か、か、か……かわいい……小さい……うおおおおおお :おおおおおおおおおおおおお!」 京 :「お、お客さんっ!! あの、着替え……」 沙流雄 :「どわああ! (ダダダダダッ……ガラガラ……バン!)」 京 :「な、なんでしたの? いったい?」 沙流雄は服も着ずに町へと飛び出していった。その後、二度と銭湯に現われ ることはなかった……あまりの事の突然さに京は半ば呆然としていたが、まさ か沙流雄と、その後刃を交える事となろうとは、まったくもって予想していな かった。
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