- 更雲優
- ねこみみウェイトレスな人造人間。喫茶・月影の従業員
- 更雲翔
- ねこみみふぇちな発明家。優の作成者
- 月島直人
- 喫茶・月影マスター。物体操者。更雲優の雇い主。
ぴぴぴっ。ぴぴぴっ。ぴぴぴっ。
- 優
- 「あ……もう6時」
時計を止める。眠い目をこすりながら、パジャマからメイド服に着替える。
- 優
- 「ご飯……作らなきゃ」
ゆさゆさ。ゆさゆさ。
- 優
- 「マスター。起きてくださ〜い。朝ですよ」
- 翔
- 「う〜あと300秒……」
- 優
- 「早くしないと、ご飯さめちゃいますよ」
- 翔
- 「キスしてくれたら起きる……」
- 優
- 「遅刻してもしりませんからねっ」
遠くからの声だ。翔が布団から顔を出してみると、部屋の中にはもういない。奥の台所のほうから聞こえてくる。
- 翔
- 「……逃げられたか」
当たり前だ。
- 優
- 「おはようございます」
- 翔
- 「眠い……あ、おはよう」
- 翔
- 「いただきます」
- 優
- 「どうですか?」
- 翔
- 「うーむ。この目玉焼きのまったりとしてさっぱりとした味がなんとも」
どんな味だ
- 優
- 「あの……」
- 翔
- 「いつも通り美味しいですよ」
- 優
- 「ありがとうございます」
玄関
- 翔
- 「それでは、先に出るので。あとはよろしく」
- 優
- 「いってらしゃいませ〜」
- 優
- 「さて、掃除掃除」
御茶碗をふきんでふきふき
- 優
- 「さてと。おしごとに行きますか」
メイド服からTシャツにジーンズという普通の服に着替え直す
- 優
- 「いってきま〜す」
月影の扉が開く
- 優
- 「おはようございます」
- 直人
- 「おはようございます」
- 優
- 「今日もいい天気ですね」
- 直人
- 「暑くなりそうですね。今日も仕事、がんばりましょう」
- 優
- 「はいです。じゃあ、着替えてきますね」
いつも自宅で身につけているのと同じメイド服を着て、その上に、直人が準備した月影伝統のフリル付きエプロンを身につける。
- 直人
- 「さて。準備をはじめますか」
- 優
- 「はいっ」
表にある「準備中」の札を外す
- 優
- 「いらっしゃいませ。ご注文は何になさいますか」
更雲優の朝についての日常エピソード。
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