代償行動


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代償行動

 肉体の一部、友人、肉親、大切にしていた物などを失う事によって、行動の
効果を上昇させる事ができるというルールです。不利な身体的特徴を追加した
り、一時的特徴を戦闘中に追加したりして、行動時に強制力に一回限りの修正
をもらえ、普通の特徴とは別に強制力に加算できるようになります。
 このルールは、プレイヤーが能動的にキャラクターになにかを失わせる事で、
よりルール的に活躍できるようにするものです。
 語り部では、偶然性は成功するかどうかだけに封じこめ、プレイヤーがPCの
行動を決定する際の制限を減らしています。よって「何かを失う事を決定して
から、失う」ような順番になっています。失ってしまったからボーナスをちょ
うだい、ではなくて、ボーナスを得るために何かを失う事を決意するのです。
大切なはずのものを、自ら失うことで一時的な力を得るわけです。



代償表

 代償ルールの数値サンプルを考えてみました。世界設定によっては異なって
くるでしょうね。

一時的特徴	特徴値	加算数	解説
多量の出血	2	1	世界観によっては、加算数が大きくなるかも。
武装の破壊	2	1	代償として武装は破壊される。
掩体の喪失	2	1	代償として掩体は無効化される。乗機を掩
				体とする事もできる。

回復不能な特徴	加算数		解説
体の小さな一部  2		指など。再生がたやすい場合は一時的特徴
				になり加算数は1。
体の大きな一部  3		それがないと生活が非常に困難になる部位。
                                再生がたやすい場合は、一時的特徴になり
                                加算数は2。片足や片腕など。
命		4		復活がたやすいか、死んでも行動ができる
				場合には加算数は3。

  あくまで数値的にもルール的にも暫定的なものなので、
  まだまだ検討しないといけません。



使用例

  説得:10のヤクザが組長をなだめようとする。
  10を技能分割して、目標値5、強制力5ととります。

 親分は自律:11もあります。特徴の「傲慢:2」がつくから、強制力5では目
標値8となり、説得に失敗する確率のほうが大きくなります。
  しかたありません。小指(再生不可能な身体の一部)を代償として、強制力の
加算数2を手に入れましょう。結果として強制力は7となります。組長が抵抗
するのは目標値6。半分よりはましです。

                                                                        sf



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