語り部では人間集団などもキャラクターとして扱います。社会、組織、作戦
集団や軍隊、会社、サークルなどを、ひとつの目的のために活動する有機体と
してとらえる場合には、キャラクター同様に扱うのです。
具体例としては、以下のように書きます。
へんしん・ヒーロー・せんたい【変身ヒーロー戦隊】《組織ひな型》
一般に五人、もしくは三人のスーツなどによって変身して力を得る
ヒーローによって構成される組織で、悪の組織と戦うために五人に含
まれない司令官によって結成される。
実戦におけるリーダーとしては、おおむねレッドが採用される。
【余力】リーダーの余力
【特徴】正義の力(クライマックス時専用):4
【技能】合体攻撃技:15 助け合い:13 巨大ロボ:18
これによって、個人個人のPC(この場合には最高技能値13と想定)では対処で
きない敵であっても、集団の力を結集する事によって対処できるという事にな
ります。
この例だけを見ると、語り部本来の「強いものはとことん強い」というコン
セプトに抵触するように見えるかもしれません。
しかし、これは物語の展開に合わせてキャラクターを切り替えているので、
……やはり、合体すると強くなるのは最初から強いのであるという見解も……。
それだと首相の能力とかが……。
#ここで煮詰まってしまった。(;^^)
マシンに思い入れを置くもの、例えば空戦ものや戦艦もの、超兵器ものなど
では、それほど強力でない人間が強力な能力を持つ兵器などに乗る事によって
大きな力を得ることになります。こういったあまりにも格差のありすぎるキャ
ラクターを利用する際には、キャラクターを切り替えるという手法が考えられ
ます。
戦隊ものの例を挙げますと、変身ヒーローと巨大ロボとは根本的に能力が違
うはずです。
そこで、変身ヒーローを演じる場面と巨大ロボを演じる場面を分割して、そ
れぞれ別々のキャラクターをプレイしていると考えることにします。
これは、場面ごとに最高技能値の違うキャラクターをプレイすることになり
ます。
# これの問題点はキャラクターの継続性。
# 「操縦している」という事をルール的に明記する方法はどうするのかなど
#も問題ですが……ヒーローには「○○ロボの操縦者」という特徴をつけて、
#ロボットには「○○が操縦」という特徴をつけると良いのかな……。
・リーダーが説得なども含めて無力化されると、集団のキャラクターは行動不
能になる。
・集団行動の再ロール時の余力は、リーダーからのみ供給される。
このためリーダーは個別戦闘を行なって余力を消耗しないほうが良い事にな
ります。
問題点として、
・代替リーダーが用意されている場合のことが再現できない。
これは、リーダーが変更されると集団のキャラクターとしての威力が落ちる
という事にしたら良いのかもしれません。
基本的にはリーダーの技能値と、一般的メンバーの技能値、集団として行動
する事にどれだけ熟達しているかという訓練度のイメージによって決定される
と思います。
しかし、あまりにもとになるパラメータが多いとやっかいですよね……。
リーダーの技能値+人数修正あたりが簡単で良さそうです。
練度などは集団の持つ特徴として表現しましょう。
しかし、分身するときには技能値が落ちて行動回数が増えるのかという問題
もありますね。これは「分身戦術」という技能を取るべきだと思いますが、分
身が別の場所に移動してしまうと問題が……。
# プレイヤーが干渉することができるのは一人だけであると決定することも
#可能です。その場合には自分の分身に対する干渉(命令など)をどう扱うかが
#問題になります。
・共同攻撃
・共同必殺技
これらは集団キャラクターの技能として持たせると良いでしょう。
sf
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