語り部IRCログ #HA06-01 2010-07-05

現代オカルトファンタジー世界「狭間さまよえるもの達」のチャンネル分室。

過去ログを示すのにはHTML版の語り部IRCログ #HA06-01 2010-07-05をご活用くださいませ。

2010/07/05 00:00:00
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2010/07/05 01:00:00
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01:48:42 ! ToyoPad ("Leaving")
01:55:13 ! gombeLOG ("Leaving..")
2010/07/05 02:00:00
[utako] #7月の初め―――しんかん荘:201号室
[utako] 近衛:「………は?」
[utako] 門音:「だからね。横臥がさ、門音は弱そうだって言うのよ!」
[utako] 横臥:「弱そう何て言ってない。」
[utako] 門音:「言ったわよ!」
[utako] 横臥:「忍者がメインキャラってゲームは少ないよな、て言っただけ。」
[utako] 門音:「その後に、門音って弱いのか?って聞いたじゃないの!」
[utako] 横臥:「……」
[utako] 近衛:「言ったのか?横臥。」
[utako] 横臥:「(こくん)」
[utako] 門音:「ほら!」
[utako] 近衛:「落ち着けさな。門音。あと俺仕事中だからできたら静かにしてくれると助かるさなぁ…」
[utako] 門音:「…ぐぬぬ。」
[utako] 横臥:「…近衛、俺って強いのか?」
[utako] 近衛:「強いんじゃねぇのかー」
[utako] 門音:「近衛、私も強いの?」
[utako] 近衛:「強いんじゃねぇのかー」
[utako] 横臥:「じゃぁ」
[utako] 門音:「どっちが強いの?」
[utako] 近衛:「………は?」
[utako] ----
[utako] 戦うゲームキャラの対戦本能?
[utako] #同日―――どこかの空き地
[utako] 近衛:「どっちが強ぇとか弱ぇとかどうでも良いんじゃねぇのか…?」
[utako] 門音:「お姉ちゃんとして生意気な弟をこらしめるだけだもん。」
[utako] 横臥:「……面倒」
[utako] 近衛:「(パチパチとPCを操作) データも欲しいけどよ。怪我とかはやめてくれよ…」
[utako] #ブンッ――と空き地に四角い大きな箱が現れた。辺りの景色と同化するようにマテリアルが組まれた箱。
[utako] 近衛:「(パチパチ) 防音は一応してあるさな。それでも、あんまりはしゃぎすぎるなよ。」
[utako] 門音:「わかってるって。」
[utako] 横臥:「…仕方ないか」
[utako] #箱の中に入る三人。
[utako] 近衛:「外側と内側を別の素材で作ってるから、中は意外と広いさな。」
[utako] 門音:「何か、懐かしい感じがする…」
[utako] 横臥:「…俺も。」
[utako] #壁も床も天井も灰色。外見の箱より中は相当広かった――たまに空気中でパチパチと数字が動いている。
[utako] 近衛:「そうさなぁ…こいつはお前らを作ったときの素体と同じ物だからかねぇ?」
[utako] 門音:「じゃぁ、この子もいつかは動きはじめるの?」
[utako] 近衛:「いいや、こいつは動かねぇさ…生命の輝きがねぇさな。」
[utako] 横臥:「命の輝き…(たまにパチパチと見える数字を眺めて) 何か切ないな。」
[utako] 近衛:「いいから、はじめるんだろ?スタートの合図だけしてやるさな。」
[utako] 門音:「ありがと。(とんっと宙返りすると、仮面をつけた忍者に戻った)」
[utako] 横臥:「(天井に手を向ける。黒い外套に黒い衣装を着て、白髪がわずかにセットされた)」
[utako] 近衛:「スタート。(ぴっと手を挙げると同時に、近衛は透明の四角い箱に包まれた。)」
[utako] 門音:「私から行くわよ、横臥。(両手をだらんと下げて中腰になり) 門音忍法! (両手にハンドガンが現れ、撃つ。弾はすべて苦無のようだった――)」
[utako] 横臥:「(銃の延長線を避けるように走る。身体に弾が当たる感覚はするが、服がやぶけただけで血が出ていない)」
[utako] 門音:「結構脚は速いんだ。(銃を構えて、口笛を吹いた。)」
[utako] 横臥:「脱衣勝負か…(服を見て、やや眉間に皺がよる) 天より堕ちて我が剣と成れ―― (手を天井に向けて、呟いた)」
[utako] #光の粒子が掌に集まりだし、瞬時に黒い日本刀の形状を構成する。
[utako] 横臥:「幻想刀、鴉――(刀を構えて振り下ろす。切った空間から大量の苦無が射出された)」
[utako] 門音:「それが私の思念武装。(面白そうにみながら、銃身で苦無を裁く)」
2010/07/05 03:00:00
[utako] #二人とも立ち止まり、お互いに対峙する。
[utako] 門音:「面白い能力ね。(ざわざわとマントが揺れた)」
[utako] 横臥:「別に面白くない。(ぼりぼりと頭を掻きながら、刀を構えた)」
[utako] 門音:「行くよ。(横臥の構えている方向と反対に短距離瞬間移動し、懐に向かって手を構える。同時に能力を発動させる。)」
[utako] 横臥:「ん――(消えた門音を眼で追おうとして、すぐ近くにいる門音に視線が向く)」
[utako] 門音:「おいでませ御柱――(2mほどの極太の樹の柱が1本、横臥を弾き飛ばすように現れた)」
[utako] 横臥:「んっ、ぐ――!!(現れる寸前、門音の腕を掴み、門音を回転させつつ自分も回避行動を取るが柱が太すぎる。脇腹を削られる痛みが走るが回避行動に合わせて、刀の刃が門音の頭部を捕らえる)」
[utako] 門音:「(腕を掴まれているせいで距離は稼げない。上半身と頭を捻りながら刀を避けようとするが、刃は仮面を切りとばした)」
[utako] 横臥:「(門音の手を放して、距離を取る) げほっ……ってぇ。(脇腹から鈍い痛みがする。門音を掴んだほうの手に力が入らなかった)」
[utako] 門音:「(仮面が半分ほど欠けた状態で、構えを取る。仮面の下の顔は暗くてよく見えない) よく避けるわね…」
[utako] 横臥:「当たったら痛そうだから。(刀を地面に突き刺して、手を天井に向ける) 天より堕ちて我が剣と成れ――」
[utako] #光の粒子が集まり、手に同じような日本刀が握られる。
[utako] #足元の刀が薄れ、手にした日本刀に吸収されていく――
[utako] 横臥:「幻想刀、鴉――(刀がやや大きくなった。突きの構えを取り、突き出す)」
[utako] #影のような、大きな刃が現れ門音に向かって突進する。
[utako] 門音:「門音忍法――(どんっ、と踏み込むとマントが翼のように広がり、中から6門の砲塔が現れ―――轟音を立てて弾を放った)」
[utako] #お互いの攻撃が中央で衝突する寸前、大きな鱗だらけの手が虚空から現れ、門音と横臥を掴む。
[utako] 近衛:「そこまでさな。あんまり本気すぎると怪我するさな――(四角い箱から出てきた近衛が、機嫌悪そうな顔で言った)」
[utako] #空間を割って、巨大な龍の顔が現れる。息吹と共に熱気が吐かれ、じりじりと大気を焼いた。
[utako] #腕もその龍のもののようだった。
[utako] 近衛:「潰すなよ。」
[utako] #自分の目の前に置け、と指示を出す。
[utako] #二人を握った手が近衛に近づき、ぼとぼとと二人を放した。
[utako] 門音:「……焦げた。(焼けた服を指で弾きながら割れた仮面を外す。)
[utako] 横臥:「……焼けた。(左腕がブスブスと煙を立てている。)」
[utako] 近衛:「お前らなぁ、子供の喧嘩かと思ったら思いっきり能力使ってるじゃねぇか…?(ぼりぼりと頭を掻きながら)」
[utako] 門音:「だって……」
[utako] 横臥:「……」
[utako] 近衛:「お前らが力を使って闘ったりするのは画面の中だけ良いさな…ったく。力比べをしたいとかは俺にはよく解らねぇし、解りたくもねぇが、喧嘩に銃やら刀を持ち出すんじゃねぇさな。」
[utako] #かなり不機嫌そうな顔で言って、箱の中から出て行こうとする。
[utako] 門音:「こ、近衛。(通常の衣装に変化しながら、ぱたぱたと着いて行く)」
[utako] 横臥:「…(焦りながら変化して、近衛の後ろについていく)」
[utako] #3人が箱から出ると、箱は消えてなくなった。もともと空間に溶け込んでいたのであまり変化は無い。
[utako] 横臥:「…………近衛、怒ってるのか?(小声」
[utako] 門音:「…………かなり怒ってるじゃん。(小声」
[utako] #不機嫌そうな顔はしていないが、オーラが違った。表情は普通だ。
[utako] #しかし、雰囲気で怒っている感じが解る。かなり。
[utako] 近衛:「喧嘩は禁止さな。力比べは何ていうか…もっと、喧嘩じゃない方法でやってくれ。」
[utako] #言って、帰ろうとする近衛。
[utako] #横臥が着いて行こうとするが、門音が止める。
[utako] 門音:「近衛、怒ってるときはあんまり近くにいない方が良い…私達は。」
[utako] 横臥:「なんで…」
[utako] 門音:「近衛に感情に流されちゃうのよ。特に横臥はまだしっかり精神構造が出来上がって無いから…」
[utako] #肩を竦める門音。
[utako] 横臥:「……近衛、俺達の事嫌いになった?」
[utako] 門音:「それはないと思うけど、あとで近衛に謝ろっか。」
[utako] 横臥:「わかった…あと、門音……すまん。」
[utako] 門音:「良いのよ。気にして無いし。それに、私も力使えてすっきりしたし、横臥の強さも少しは見れたし…」
[utako] #安心させるように、背伸びをして横臥の頭を撫でる。
[utako] 横臥:「…ん。」
[utako] 横臥:「…ん。」
[utako] #長身の成人男性のように見えるが、中身はまだ幼い。表情には出さないが、やや悲しそうな雰囲気をしていた。
[utako] 門音:「さて、ちょっと大家さんのところでお茶もらって帰ろっか。それで時間ちょうど良いと思うよ。」
[utako] 横臥:「わかった……」
[utako] 門音:「あんた、何のお菓子好きだっけ?」
[utako] 横臥:「ポテチ…」
[utako] 門音:「じゃぁ、それ買ってあげるから元気だしなさいよ。だいのヒーローがめそめそしてたらカッコつかないじゃん。」
[utako] 横臥:「……わかった。」
[utako] #気を取り直すように頭を掻いて、表情を改める。
[utako] 門音:「男の子は強いね。ほら、帰るわよ」
[utako] 横臥:「……ありがと。ねぇちゃん」
[utako] #ぴたっと止まって、頬を赤くする門音。
[utako] 門音:「ね、ねぇちゃんって何か恥ずかしいね…」
[utako] 横臥:「ねぇちゃんで良いだろ。実際に生まれたのは門音のほうが先なんだ。」
[utako] 門音:「ん…んー…横臥の好きなように呼びなさいよ。」
[utako] #照れたように笑って、横臥の手を引いて歩き出す。
[utako] 横臥:「わかった。ねぇちゃん」
[utako] #おねぇちゃんと弟のお話。
[utako] ----
2010/07/05 04:00:00
2010/07/05 05:00:00
2010/07/05 06:00:00
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2010/07/05 07:00:00
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2010/07/06 00:00:00 end