語り部IRCログ #KR 2003-02-18

剣と魔法なファンタジー「Knight of the Road」。GMの居る時には、いつでも短い突発セッションができます!

過去ログを示すのにはHTML版の語り部IRCログ #KR 2003-02-18をご活用くださいませ。

2003/02/18 00:00:00
00:00:15 ! miburo (CHOCOA)
00:03:56 + miburo(~albion@tos01ppp038.harenet.ne.jp) to #KR
00:49:24 MOTOImesi -> MOTOI
00:56:36 + Ji-GUY(~ji-guy@ppp0439.vi-omy.hdd.co.jp) to #KR
2003/02/18 01:00:00
[Ji-GUY] ちょいと、#kataribe でああいう発言をしたので
[Ji-GUY] 小説とRPGの関係について
[Ji-GUY] 思索。
[Ji-GUY] うちのサークルの訓示(?)として
[Ji-GUY] 「小説書きたい奴はRPGをやるな」
[Ji-GUY] というのが、ある。
[Ji-GUY] これは皮膚感覚で私も感じることなんですが
[Ji-GUY] 言葉にすると
[Ji-GUY] 要は
[Ji-GUY] RPGというのは、確かに物語を作るゲームではあるが、
[Ji-GUY] その作る、というのは
[sf] 物語の出来る(できやすい)ゲームではあるが、物語をつくるゲームではない
[Ji-GUY] ええ
[Ji-GUY] 小説に必要な創作性や作家性から断絶された、機械的な作業の結果として無自覚に作られるもの
[sf] 断絶かってーと、それは遊びかたしだいではあるからなあ
[Ji-GUY] むしろ、恣意的な操作を離れて作られてしまうもの、ぐらいかと。
[Ji-GUY] 創作性や作家性があるとしたら、それは、ゲームデザイナーのそれになってしまうと思うのです。
01:53:22 ! miburo (CHOCOA)
[Ji-GUY] #ゲームということを棄てて、「遊び方」にまで話を持って行くのであれば、それは確かに「遊び方」次第ですが
[Ji-GUY] #それは、私の言う所のRP"G"ではないので。
[Ji-GUY] 例えば
[Ji-GUY] 「D&Dは、指輪物語のようにキャラが動くゲームとしてデザインされた」
[Ji-GUY] などと言われるわけですが
[Ji-GUY] まぁ、これがデザイナーの作家性が指向した方向性として
[Ji-GUY] 実際にD&Dをプレイすると
[Ji-GUY] プレイヤーは、単にゲーム勝つように、より有利になるように、とフツーにゲームをプレイしているだけですが
[Ji-GUY] そのゲームの展開と駒(PC)の動きを辿れば、指輪物語的な展開を彷彿とさせるものになったりしちゃうわけです。
2003/02/18 02:00:00
[Ji-GUY] 身内で指輪の映画を観たとき、感想が
[Ji-GUY] 「D&Dやっててもこうなるよなねぇ」
[Ji-GUY] でしたし。
[Ji-GUY] 「D&Dやっててもこうなるよねぇ」
[Ji-GUY] まぁ、ゲームってのは
[Ji-GUY] 作った人間の思いもよらない攻略法が見つかったりもするのですが
[Ji-GUY] #裏技とかバグ技とか
02:06:48 ! MOTOI (健一郎:「面白いんやけど、やっぱハズイわ」)
[Ji-GUY] まずは作った人間の作家性ありきで、その方向に収束するようにできていなきゃおかしいわけですから。
[Ji-GUY] #ムービーにボタン押しの作業をくっつけただけのような、狭義のゲームにあてはまらない一部のTVゲームはおいといて。
[Ji-GUY] それでま
[Ji-GUY] 小説を書くような作家性(=個人の美意識や価値観等を基盤にするもの)というのは
[Ji-GUY] 特に物語を嗜好するようなソレは
[Ji-GUY] プレイする人間の作家性から断絶したところで物語を生成"してしまう"RPGとは
[Ji-GUY] 相性が悪いんだろうなぁ、と。
[Ji-GUY] #ゲームを作った人間が、そのゲームを元ネタにした商売上のプロモートで小説を書く場合は、ちょいと話が変わってきますが。
02:43:09 ! Ji-GUY (Connection reset by peer)
2003/02/18 03:00:00
[sf] ただまあ、今の若手作家の大半はTRPG経験者ではないかと思うんだよな
2003/02/18 04:00:00
2003/02/18 05:00:00
2003/02/18 06:00:00
2003/02/18 05:59:30
2003/02/18 06:00:00
2003/02/18 07:00:00
2003/02/18 08:00:00
2003/02/18 08:00:11
08:00:15 + kata_cre(kataribe@ns.cre.ne.jp) to #KR
08:46:00 sf -> sf_sleep
2003/02/18 09:00:00
09:01:34 + kataribe(~kataribe@sv.trpg.net) to #KR
09:30:44 + hari(HOBBY@hobby.multi.gr.jp) to #KR
09:37:50 + TK-Leana(~tk-leana@zaqd387206f.zaq.ne.jp) to #KR
09:41:50 + MOTOI(~motoi@eAc1Aed119.tky.mesh.ad.jp) to #KR
2003/02/18 10:00:00
2003/02/18 10:00:10
10:00:15 + kata_cre(kataribe@ns.cre.ne.jp) to #KR
10:25:54 MOTOI -> MOTOIaway
2003/02/18 11:00:00
2003/02/18 12:00:00
12:00:06 + MOTOIawa_(~motoi@eAc1Aed084.tky.mesh.ad.jp) to #KR
2003/02/18 13:00:00
2003/02/18 14:00:00
2003/02/18 15:00:00
2003/02/18 16:00:00
16:27:44 + MOTOIaway(~motoi@eAc1Ach246.tky.mesh.ad.jp) to #KR
16:51:33 ! TK-Leana (人と猫耳を科学する)
2003/02/18 17:00:00
17:12:10 sf_sleep -> sf
17:58:43 + MOTOIawa_(~motoi@eAc1Acf046.tky.mesh.ad.jp) to #KR
2003/02/18 18:00:00
18:40:06 ! MOTOIawa_ (Connection reset by peer)
18:40:50 + MOTOIaway(~motoi@eAc1Abt095.tky.mesh.ad.jp) to #KR
18:46:29 ! MOTOIaway (Connection reset by peer)
18:46:52 + MOTOIaway(~motoi@eAc1Abt095.tky.mesh.ad.jp) to #KR
18:56:04 MOTOIaway -> MOTOI
2003/02/18 19:00:00
19:59:09 + MOTOI_(~motoi@eAc1Abt188.tky.mesh.ad.jp) to #KR
2003/02/18 20:00:00
2003/02/18 21:00:01
21:11:19 MOTOI_ -> MOTOI_job
2003/02/18 22:00:00
2003/02/18 23:00:00
23:16:12 + Ji-GUY(~ji-guy@ppp0220.vi-omy.hdd.co.jp) to #KR
[Ji-GUY] 作家として必要な能力と
[Ji-GUY] 能力というより
[Ji-GUY] 作家に必要な作家性と
[Ji-GUY] RPGユーザーとして必要な能力/技術には
[Ji-GUY] 本質的にカブるものは無い
[Ji-GUY] ということを自覚した上で
[Ji-GUY] その両方の能力がある人が
[Ji-GUY] 作家やったり、RPGやったりしているのは、別にそれはそれでええんでないでしょうか。それぞれの能力をそれぞれの場で使っているだけで。
[Ji-GUY] <昨日の続き。
[Ji-GUY] #しかし、"大半"ってどっからそんなデータが?
[sf] 新人賞作家の受賞コメントや作者サイトや知り合いのつてをチェックしてると、そんなんばっか
[Ji-GUY] あらゆる新人賞がまんべんなくそうなんですか?
[sf] ああ、そーか。文学系とゆーいみではなくてあれだ、ライトノベル系という意味な。
[sf] これは単に、本を読むような人間であの年代は、大半が遊んでいたというだけかもしれんのだけどね
23:27:28 + miburo(~albion@tos01ppp031.harenet.ne.jp) to #KR
[sf] ただ「ゲームとして架空世界における問題を解決しようと考える能力」でさえ、本質的に創作とかぶることはない、とは言えないかと。架空世界を舞台にした創作の基礎体力は、状況を想定し、その中での行動とその結果を予想するところにあるというのは最近痛感する。それだけで書けるわけではないが、それがないと書けない。
[Ji-GUY] #まぁ、「作家性」という語をあえて使ったのは、ジャンルに関わらず創作作業を嗜好/指向する人全体を指したかったので。
[Ji-GUY] そこまで掘り下げてしまうと、「状況を想定しその中で行動と結果を予想する」というのは
[Ji-GUY] もう、小説を書くとかゲームをプレイするとかに限らず
[Ji-GUY] 人間が生きて行く上で当たり前に必要になるのではないかと。
[sf] 作家性かあ。TRPGが作家性のはけ口となっているのは確かだろうね。これは間違いないと思う。
[Ji-GUY] まぁ、言いたいことは、ゲームを「作る」のは、作家性が必要かもしれませんが、ゲームを「プレイする」のには作家性はいらない、と。
[sf] 本来はなくてもいいはずだ。要求するのは偏ってる。というあたりね。
[Ji-GUY] そうですね。
[Ji-GUY] まぁ、私は小説なんかは書かないわけですけど
[Ji-GUY] 自主映画なんかを撮るときに
[Ji-GUY] どう撮ると良いか悪いかか、どう作ると良いか悪いかか、なんて基準は
[Ji-GUY] 作る人間の価値観とか美意識とかに由来してしまうものなんですね。
[Ji-GUY] 「こういうものを撮れ」という注文が無い限り、自由に撮ってよい、となるとそういうことになるわけですが
[Ji-GUY] ゲームを支配する価値観は、「勝利」と決まっているので、
[Ji-GUY] #少なくともその点で参加者が合意していないと、ゲームは成立しないので。
[Ji-GUY] ゲームの参加者が「勝利」という価値観以上に、自分個人の価値観や美意識を重く用いていけないわけなんですね。
[Ji-GUY] #作家性の全てが価値観・美意識とは言いませんが、その辺は絡んでくるトコロだと思うので。
2003/02/19 00:00:00 end