狭間から吹く風とともに:1998/01/13-1


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狭間から吹く風とともに:1998/01/13-1

狭間から吹く風とともにって?

 本メールマガジンは、創作TRPG語り部の世界設定のひとつ、現代オカルト物 である http://kataribe.com/HA/ 狭間さまよえるもの達  に関して、編集済みエピソードとちょっとした新聞記事ふうのシナリオフッ ク、追加設定や前日の情報についてまとめてお伝えするというものです。  記述方式は setext 形式で、対応ツールを利用することでより読みやすく、 利用しやすくなります。 http://www.age.ne.jp/x/sf/SETEXT/ setextについて  編集は sfこと古谷俊一、連絡先は sf@x.age.ne.jp です。  発送には、インターネットの本屋さん『まぐまぐ http://www.mag2.com/ 』を 利用させていただいております。前回の発行部数は148部でした。  また、語り部通信倶楽部やサイバラ電劇ネットのような草の根BBSなどでも 配布されております。ちなみに転載は自由、引用は出所を明らかにすれば問題 ありませんし、シナリオネタとして利用する分にはとくに断る必要はありませ ん。  登録・解除は http://kataribe.com/HA/maga/ 狭間から吹く風とともに  の案内ページからお願いします。 > -【宣伝】----------------------------------------------------------- > ★☆ Net Novels News ☆★ オンライン小説の新作情報を貴方に! > インターネット上に広く存在するオンライン小説のホームページから新作の > 情報をまとめてお送りします。月一程度の特集記事では、独自の切り口でオ > ンライン小説の紹介を行なっています。 毎週金曜日発行。 > http://www02.so-net.or.jp/~inai-yo/magazine/ > --------------------------------------------------------------------

最近の狭間の展開

http://kataribe.com/ML/ 語り部メーリングリスト  を中心に、狭間について先日にあった活動をお伝えするものです。  新着ページについては http://www.mahoroba.ne.jp/~furutani/kataribe/KATA_NEW.html 語り部関連ページ新着情報  もご利用くださいませ。  新型オンラインコミュニティシステムが完成したら、紹介には集約リンクな どもつく予定です。今回は1998年1月9〜12日のできごとです。

コード06『キャラからのエピソード作成』

http://kataribe.com/HA/06/ ・キャラクター『伍堂四海(ごどう・しかい)』の更新。 ・ジョークエピソード『宇宙刑事エクサイダー』に追加。  狭間06のキャラクターを用いた宇宙刑事ものです。『鉄獣戦士ミカゲ対メカ ミカゲ』といったタイトルになるのかな。 ・新規エピソード『12月25日 ―― FLOWER SHOP Miko』  御影は尊へのクリスマスプレゼントを持ってFLOWER SHOP Mikoを訪れる。し かし、尊は熱を出して倒れていた……。  さすがに『25日』ってタイトルはまずそうなんで、装飾をつけて仮タイトル としてみました。 ・エピソード『25日・瑞鶴風景』  高校生たちが酔いつぶされていくシーンが追加。 ・新規エピソード『アナザーレッスン』  大学生になった長瀬顕の、塾講師のバイト中の話。これだけ書いて、またも しゅぺる氏は消えたんだよなぁ。 ・エピソード『転生戦士再び』  転生戦士を称する面々とベーカリー楠の常連との、し烈な戦い……だと思う。 計画と部分だけ書かれたけど、結局進まなかったような。

夕刊風都:1998年01月13日:麻薬密売グループ逮捕

 合成麻薬「エクスタシー」を密売していた麻薬密売グループを県警が逮捕。 合成麻薬二千錠を押収した。密売グループは乗っ取ったおもちゃ会社を介して 麻薬を販売していたという。

利用法

 逮捕劇そのもののシナリオ化以外にも、学園ものでぬいぐるみマニアが麻薬 で異常になり、それを学生達が追って……という話も作れますね。麻薬の原料 が実は妖怪だとかいったネタもありえるでしょうし、麻薬よりももっと危険な 変身錠などの特殊な薬物が発見されたのを、麻薬と偽って報道した可能性もあ ります。

最新編集済みストーリー:狭間06エピソード636『膝枕』

http://kataribe.com/HA/06/P/ 狭間06エピソード集  に追加された編集済みエピソードです。  今回の話は、 http://kataribe.com/HA/06/P/6/HAP06636.HTM  にHTML化して編集公開してあります。

登場人物

 小松訪雪(こまつ・ほうせつ) :松陰堂の若旦那。  小滝ユラ(こたき・ゆら) :グリーングラスの店員にして薬学部院生。

本編

 松蔭堂の四畳半。障子が荒々しく開く音で、訪雪は雑誌から顔を上げる。  訪雪 :「ああ、いらっしゃ……」  立ち上がりかけた膝に、ばさりと白衣が投げつけられる。  訪雪 :「……疲れとるようだね」  ユラ :「(刺のある声で) しばらく休ませて」  訪雪 :「いつまで?」  ユラ :「これが鳴るまで」  訪雪 :「……(黙って頷く)」  受け取ったタイマーと白衣を文机に置いて、訪雪が膝を正す。その膝に頭を 載せて横になったユラは、じきに静かな寝息を立て始める。  人気のない廊下を通して、路地を行き交う人の声が聞こえる。呼吸につれて 上下する肩の他に、四畳半の中に動くものはない。  しばらくして。無言で寝顔を見つめていた訪雪が、タイマーに視線を移す。 あと1分……30秒……10秒……残り時間2秒になったところで、ボタンを押し てアラームを切る。膝を動かさないように気をつけながら、左手の甲でユラの 頬をかるく叩いて。  訪雪 :「時間だよ、ユラ」  ユラ :「ん……(うすく目を開けて) ありがとう。アラーム、鳴 :らなかったみたいね」  訪雪 :「鳴る前に止めた。急がないと遅れるよ」  ユラ :「そうね……じゃ、また」  白衣のポケットにタイマーと財布を突っ込んで、ユラは振り返りもせずに出 ていった。廊下を遠ざかるその足音を、しばらく正座を崩さぬままで聞いてい た訪雪は、やがて溜息をひとつつくと、読みさしの雑誌を手にとった。

解説

 訪雪とユラの関係を、直接の言葉によらずに示すためのエピソードのひとつ ですね。どちらにとっても相手は逃げ場所のようなものであるのかも知れませ んねぇ。 > -【宣伝】----------------------------------------------------------- > 科学者は人類の敵だ――他民族など人間ではない――宇宙船に乗るなんて屑 > だね――混血? そんなの生きてる価値はないね――民族ごとに相争い、科 > 学と宇宙を敵とした人類が住む、宇宙。そんな中でもあえて宇宙に出ようと > する人々とても、偏見や差別意識から自由とはいえないのだ……。 > ☆星間民族紛争☆ http://kataribe.com/SF/ ☆星間民族紛争☆ > --------------------------------------------------------------------

狭間から吹く風とともに:1998/01/13-2

 おもに夕刊風都の作成が遅れており、発行が止まっていたことも合って、編 集済みエピソードのバックオーダーが溜まっているので、ついでにあと二件を 掲載します。 http://kataribe.com/HA/06/P/ 狭間06エピソード集  は、最近おおむね、毎日一件追加されております。 > -【宣伝】----------------------------------------------------------- > http://kataribe.com/ 語り部総本部 毎日追加更新 > > 精神的特徴:天然ボケ:2  その他特徴:思わず助けたくなるほどドジ:3 > 行動系技能:みんなが助けてくれる:15 > こんなキャラクターも許される、いや推奨されさえする、それが――語り部 > --------------------------------------------------------------------

最新編集済みストーリー:狭間06エピソード633『どうして?』

http://kataribe.com/HA/06/P/ 狭間06エピソード集  に追加された編集済みエピソードです。  今回の話は、 http://kataribe.com/HA/06/P/6/HAP06633.HTM  にHTML化して編集公開してあります。

夏の吹利にて

 観楠 :「ふぅ……今日も暑いなぁ」 あまりの暑さにアタマがだれてくる。  観楠 :「お客もいないし……ちょっと一休みするか。ふぁ〜〜 :ぁ……」

客来たるが……

 からんころん  観楠 :「いらっしゃいませ……あっ!」  琢磨呂 :「よぉ、店長! 元気だったか?(笑)」  三彦 :「ご無沙汰しております」  観楠 :「岩沙君に酒井君……2人ともその格好……は?」  琢磨呂 :「格好って、これか?」  三彦 :「別におかしくもありませんが」  観楠 :「だ、だって、それって軍服じゃないの?(汗)」  琢磨呂 :「……はぁ?」  三彦 :「店長殿は暑さにやられたようであるな」  琢磨呂 :「店長。俺達、海軍に入ったんだぜ」  観楠 :「海軍? どこの?」  三彦 :「海軍といえば皇国には唯一つ。大日本帝国海軍でありま :す」  観楠 :「……ちょっと、2人ともなに言ってるのか、わからない」  琢磨呂 :「あのなぁ、店長。今どういう時期だかわかってるか?」  観楠 :「今って、なんだよ(汗)」  三彦 :「皇国の興廃がかかっておる重要な時にそのような事では :困りますな」  琢磨呂 :「馬鹿野郎、『廃』なんてねぇんだ! 俺達は必ず勝つ!」  観楠 :「……ちょっと待った。今、何年何月だっけ?」  三彦 :「1944年8月であります」  観楠 :「19……44年?」  琢磨呂 :「ほんとに大丈夫か? 今年の夏風邪はしつこいらしいか :らな。養生してくれよ(笑)」  観楠 :「あ、うん……そか、1944年か……って、えぇ!?(汗)」  琢磨呂 :「えぇ!? ってなんだよ」  観楠 :「じゃ、じゃぁひょっとして、今、戦争中?」  盛大にこける琢磨呂と三彦  琢磨呂 :「てんちょぉ〜〜(汗)」  三彦 :「ほんとうに大丈夫でありますか?(汗)」  観楠 :「……ど、どうなんだろう(汗)」  琢磨呂 :「相変わらずボケ方が徹底的というかなんというか…… :緊張感が無くなっちまった(苦笑)」  観楠 :「そ、そぉ?(汗)なんか状況が飲み込めてないんだけど」  三彦 :「我々はこの春士官学校を卒業しまして、今は海軍に席を :置いております」  琢磨呂 :「で、俺達にもようやく戦える時が来たってわけだ」  観楠 :「戦い?」  三彦 :「我々は2日後、比島方面へ出撃いたします。なにやら敵 :軍がのさばっておるようですが……鬼畜共め、蹴散らして :くれるわ」  観楠 :「で、でもそんな……いきなりじゃ。それに、なんで君達 :がいかなきゃならないの?」  琢磨呂 :「……何言ってんだよ?」  三彦 :「我々は軍人ですぞ?」  観楠 :「だ、だってさぁ! 変だよ、そんなの!」  三彦 :「店長殿」  観楠 :「なんだよ!」  三彦 :「我々の国を守るのは我々しかおりません」  観楠 :「それ、はそうかもしれないけど、だけどっ!」  琢磨呂 :「……行かなきゃならないんだよ」  観楠 :「岩沙君?」  琢磨呂 :「俺達が行かなきゃ……行って戦わなきゃ、俺達の大事な :物は守れねぇ」  観楠 :「そんな……麗衣子ちゃんはどうするんだよっ!」  琢磨呂 :「あいつとは、別れた」  観楠 :「別れたって、そんな簡単なもんだったの? 戦争で死ん :じゃったら彼女どうするんだよ、無責任じゃないか!!」  琢磨呂 :「……だからいくんだろうがっ!!」  琢磨呂、観楠に詰め寄る  琢磨呂 :「いいかぁ!? 俺達は出撃する。そして、行ったら帰って :これないかも知れねぇ。だけど俺達が何もしないままなら :ここも、店長も、花屋のあねさん達も、アイツも! みん :な、みんなやられちまうんだ!」  観楠 :「だ、だからって……そんな、そんなこと……(半泣)」  琢磨呂 :「こんな時だ。いつかは行かなきゃならない。それがちこっ :と早かった。それだけじゃねぇか(笑)」  観楠 :「岩沙君……」  琢磨呂 :「そんな顔すんなって!(笑) 大丈夫、ちゃんと帰ってき :てやるから(笑)」  三彦 :「犬死にだけはしたくありませんからな(笑)」  観楠 :「死ぬ、なんて言うなよぉ……(泣)」  三彦 :「む、これはその、つまりですな……(汗)」  琢磨呂 :「まぁいいじゃないか(笑)気の持ち方はそれぞれって」  かなみ :「父様、おきゃくさん?」  琢磨呂 :「お、かなみちゃん。久しぶりだな(笑)」  かなみ :「たくまろちゃんと、さぶちゃん!(にこっ)」  三彦 :「うむ」  かなみ :「2人とも、おでかけするの?」  琢磨呂 :「おで?」  三彦 :「かけ?」  観楠 :「(苦笑)」  琢磨呂 :「ん、そうだな(苦笑) おでかけ、か(笑)」  かなみ :「どこいくの?」  三彦 :「うむ。船で遠い南の島まで行って来る」  かなみ :「かなみも行っていい?」  琢磨呂 :「そりゃ……ちょっと無理だ(笑) そうだ、かなみちゃん :がもう少し大きくなったらお父さんに連れてってもらうと :いい。なぁ、店長?(笑)」  観楠 :「え、あ、うん。そうだね(笑)」  かなみ :「んと、じゃぁ、おみやげほしいのっ」  琢磨呂 :「よし、まかせとけ(笑)」  三彦 :「……岩沙、そろそろ時間だ」  琢磨呂 :「ん、そうか……店長、邪魔したな(笑)」  観楠 :「岩沙君、三彦君……」  かなみ :「もういっちゃうの?」  琢磨呂 :「あぁ、すぐ帰って来るから。御土産楽しみにしてな(笑)」  かなみ :「うん!」  観楠 :「2人とも、気をつけて……必ず、帰って来るんだよ!」  三彦 :「わかりました」  観楠 :「2人の持ってきたお茶、まだ残ってるんだからね!」  琢磨呂 :「わかったって(苦笑) んじゃ行って来る!」  琢磨呂と三彦、並んで敬礼する  かなみ :「いってらっしゃい!(にこっ)」  敬礼のまねをするかなみと共に2人を見送る観楠。  観楠 :「(絶対、生きて、帰って来るんだよ……みんなで、待っ :てるから……)」

客来たる

:「てんちょう、てんちょー!」  観楠 :「ん……ぁあ?」  琢磨呂 :「誰も来ないからって、寝るのは不用心だぜ?」  三彦 :「全く」  観楠 :「い、岩沙君に……三彦君! そっか、無事だったんだ :お帰りっ!」  観楠、いきなり2人に抱き着く。  琢磨呂 :「どど、どーしたよいきなりっ!?(汗)」  三彦 :「……あ、暑いであります(汗)」  観楠 :「よかった……ほんっとによかった!」  琢磨呂 :「なぁサブ。俺達、抱き着かれるようなことしたか?」  三彦 :「それは貴様の管轄だろう」  琢磨呂 :「とにかく、放してくれ! 俺は男に抱き着かれるのは :ごめんだ!」

解説

 登場人物紹介はあえてつけませんでした。  ……んー、どう言ったら良いのでしょうかね。内容・テーマ自体は読めばわ かるとおもうんですが……。どういう意図で書かれたものだったかは覚えてな いのです。実際の夢をもとにした作品だったのかな?

最新編集済みストーリー:狭間06エピソード634『暖かい家族の会話』

http://kataribe.com/HA/06/P/ 狭間06エピソード集  に追加された編集済みエピソードです。  今回の話は、 http://kataribe.com/HA/06/P/6/HAP06634.HTM  にHTML化して編集公開してあります。

本編

 某月某日、三河家にて。  夏和流 :「……馬の肉って、うまいのかな」  姉 :「さあ?」  母 :「食べようと思えば、食べられるでしょ」  夏和流 :「それを言ったら、人間だって食えちゃうぞ(笑)」  姉 :「人間はまずいらしいけれどね」  母 :「そうなの?」  夏和流 :「らしいね」  姉 :「人間は脂肪ばっかりだから、おいしくないんだって」  夏和流 :「筋肉がうまいの?」  姉 :「うん」  夏和流 :「……とすると、僕はうまくないだろうな。痩せてるし、 :筋肉も脂肪もあんまりないし」  母 :「東子も筋肉はないから、おいしくないわねぇ」  夏和流 :「とすると、お相撲さんがうまいのかな?」  姉 :「相撲取りなんて、脂肪ばっかり……あ、そうか」  夏和流 :「筋肉もあるんでしょ?」  姉 :「そういえばそうだねぇ」  夏和流 :「あと、プロレスラーとかもうまいのかな」  母 :「夏和流も、がっちりと鍛えなさいよ」  姉 :「(ふと我に返り) ……なんで、家族でカニバリズムの話 :なんかしなけりゃいけないんだ」  夏和流 :(笑)

解説

 三河夏和流の過程での一シーン……。となるのでしょうか。  馬肉は一般的な食材ですし、人間の肉は豚肉に似ているらしいということ、 相撲取りは筋肉の比率は一般人よりずっと高い、あたりを補足しときます。 > -【宣伝】----------------------------------------------------------- > TRPG専門の日刊ニュースメールサービス「語り部日報」再開!! > > 毎日、TRPG汎用の各種情報提供を行うと同時に、創作TRPG語り部についての > サポートを提供します。 姉妹誌案内 > http://kataribe.com/ 語り部日報 HomePage > --------------------------------------------------------------------


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