語り部IRCログ #KA-06 2008-09-26

創作TRPG企画語り部の汎用予備チャンネル。

過去ログを示すのにはHTML版の語り部IRCログ #KA-06 2008-09-26をご活用くださいませ。

2008/09/26 00:00:00
00:07:42 mikeyama -> mikeZzz
00:17:44 Morris -> MorrisZZZ
00:23:51 MOTOImesi -> MOTOI
00:39:21 ! kisito ("正秋……よく動くなぁ、秦弥並みに。")
00:39:45 Ryu -> Ryu_away
00:43:48 ! Suo (EOF From client)
2008/09/26 01:00:00
01:18:30 ! arca ("ぱたり")
01:37:14 ! MOTOI ("起きすぎたorz")
01:38:15 ! Hisasi ("可愛い子ほどひどい目にあわせたくなるよね")
01:46:19 + gombeLOG(~username@ntkyto176022.kyto.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #KA-06
2008/09/26 02:00:00
02:03:35 ! CorDinner ("Leaving...")
[gombeLOG] ----
[gombeLOG] SE:ゴオォンッ
[gombeLOG] #夜明けの空をつんざくレシプロエンジンの爆音
[gombeLOG] #1943年3月
[gombeLOG] #北海、オランダ・ハーグ沖
[gombeLOG] #3機のBf109メッサーシュミットが、海上を滑る標的めがけて舞い降りる
[gombeLOG] #対するは
[gombeLOG] SE:カカカカカッ(ターレットの回る音
[gombeLOG] SE:ドンッ!
[gombeLOG] (8.8cm戦車砲が火を噴く
[gombeLOG] #放たれた火球が薄闇の中に吸い込まれ、遥か彼方で1機のBf109を貫き炎に包む
[gombeLOG] 車長席の男:「ルフトヴァッフェだ!」
[gombeLOG] #風よりも速く水面やや上を飛ぶのは、戦車にすら似つかわしくない巨大な砲を構える重戦車、ティーガーI
[gombeLOG] 車長席の男:「残り2機!」
[gombeLOG] 操縦席の男:「速度を上げる、凍えるなよ!」
[gombeLOG] 車長席の男:「アルベルト、やりすぎるな! こっちは命を預けてるんだからな!?」
[gombeLOG] アルベルト=操縦席の男:「心配無用さ」
[gombeLOG] #その時
[gombeLOG] 少女の声:「ルフトヴァッフェ……って?」
[gombeLOG] #車内の暗がりから、か細く幼い少女の声がする
[gombeLOG] 砲手の男:「ヒルダ、立つな!」
[gombeLOG] 少女:「オットー? 味方を撃ったの!?」
[gombeLOG] #通信手の席から10歳過ぎと思しき少女が立ち上がる
[gombeLOG] オットー=車長席の男:「……ああ、そうだ」
[gombeLOG] ヒルダ=少女:「どうして……」
[gombeLOG] 砲手の男:「味方だって?」
[gombeLOG] 砲手の男:「やつらは味方なんかじゃない。伍長の手先だ」
[gombeLOG] アルベルト:「リヒャルト、それは正しくない。敵ではあるけどね」
[gombeLOG] ヒルダ:「敵? どうして! なぜ同じ国の人間を撃たなければならないの!?」
[gombeLOG] リヒャルト=砲手の男:「なぜかって? 簡単だ、それはやつらがヒルダの敵だからだ!」
[gombeLOG] ヒルダ:「……わたしの?」
[gombeLOG] オットー:「リヒャルト、飛躍するな。ヒルダが理解できない」
[gombeLOG] リヒャルト:「アーネンエルベのやり方を見ただろう! 何のために俺たちがこの“姫”を助け出したと思ってるんだ!」>オットー
[gombeLOG] オットー:「ごちゃごちゃ言うな! ……来るぞ!」(空に目を向けたまま
[gombeLOG] リヒャルト:「ちっ!」(砲塔回転レバーに手をかけ
[gombeLOG] アルベルト:「ヒルダ」
[gombeLOG] #呼ぶ声
[gombeLOG] ヒルダ:「アル……」
[gombeLOG] ヒルダ:「……知っているの?」
[gombeLOG] アルベルト:「ああ」
[gombeLOG] アルベルト:「こんな力を持った僕らがなぜ君のところに集まっていると思う? 全ては、君を守るためさ」
[gombeLOG] ヒルダ:「……なぜ……」
[gombeLOG] アルベルト:「心当たりがあるだろう、ヒルダ。……僕には教えてくれた、あの力だ」
[gombeLOG] ヒルダ:「……! ……そんな、それが一体……」
[gombeLOG] SE:バババババッ
[gombeLOG] SE:ギィンッ、バンッ
[gombeLOG] #機銃の音、その合間に飛び交う跳弾
[gombeLOG] オットー:「……っ野郎……!」
[gombeLOG] #跳弾にやられ、オットーの左腕がもげ落ちかけている
[gombeLOG] リヒャルト:「オットーッ!」
[gombeLOG] オットー:「……287度、……6秒後!」
[gombeLOG] リヒャルト:「ってめえ、寝てろっ!」
[gombeLOG] (砲塔操作)
[gombeLOG] SE:ドンッ!(戦車砲
[gombeLOG] オットー:「ごちゃごちゃ言うな、五月蝿い」(ちらりと左腕を見やる
[gombeLOG] SE:ずるっ
[gombeLOG] ヒルダ:「……っ」
[gombeLOG] アルベルト:「ヒルダ、見ない方が良い」(車体前面の窓を全開(それでも小さい)にして前方を凝視する)
[gombeLOG] SE:ずる、くちゃ(オットーの左腕が、時間を逆回しにしたように元の形におさまっていく
[gombeLOG] リヒャルト:「はずした……っ!?」
[gombeLOG] >戦車砲
[gombeLOG] #十秒も経つと、オットーの腕は元通りになっている
[gombeLOG] リヒャルト:「畜生、オットー、代われ! 大砲はお前に使わせてやるよ!」(車長席からオットーを引きずり下ろす)
2008/09/26 03:00:00
[gombeLOG] オットー:「ち、コートが台無しじゃないか」(腕だけが再生している。服は吹っ飛んだまま)
[gombeLOG] リヒャルト:「アルベルト、3分しかもたねえ! その間に飛ばせ!」
[gombeLOG] アルベルト:「了解」
[gombeLOG] #ティーガーの姿が、夜明けの薄闇と光の間にまぎれてうすぼんやりと周囲にとけ込んでゆく
[gombeLOG] #機銃の音がやみ、近く、遠く、Bf109のエンジンの音だけが2つ行き来する
[gombeLOG] オットー:「ヒルダ」
[gombeLOG] ヒルダ:「……」(振り向く)
[gombeLOG] オットー:「君の力は、君のものだと思っているなら、それは違う」
[gombeLOG] ヒルダ:「え」
[gombeLOG] オットー:「君の力は。いや、俺や、アルベルトや、リヒャルトの力も。全ては、“ここ”とは理の違うところから来た力なんだよ。……いや、違うところから来たからこそ、違う理に拠って立つ、理をたがえることができる」
[gombeLOG] ヒルダ:「……わからない」
[gombeLOG] ヒルダ:「それで、どうして私は、普通に生きることができないの? ……ううん、大人が私をどうにかしたいのは知ってる。でも、“姫”って何?」
[gombeLOG] アルベルト:「……“姫”は“姫”だよ、ヒルダ。君は、その力を持って生まれた時に、僕らの“姫”でしかなくなったのさ」
[gombeLOG] ヒルダ:「……え……」
[gombeLOG] (アルの方に向く)
[gombeLOG] アルベルト:「“姫”というのは、正しくないけどね」
[gombeLOG] オットー:「……そうだな」
[gombeLOG] リヒャルト:「気付かれた! 前方、右から、前だ! 仰角32!」
[gombeLOG] オットー:「下りろ、リヒャルト!」(砲塔レバーを回して方を前方へ
[gombeLOG] SE:バリバリバリッ
[gombeLOG] (中空を飛ぶティーガーが、斜め上からの鉛の雨を浴びて少し沈む
[gombeLOG] リヒャルト:「……っ」(身を乗り出していたハッチから、そのままはじかれるように飛び出し、姿を消す)
[gombeLOG] ヒルダ:「え」>リヒャルト
[gombeLOG] オットー:「……!」(車長席へはい上がるのをやめ、戦車砲を前方へ
[gombeLOG] アルベルト:「……リヒャルトッ!?」
[gombeLOG] オットー:「気にするな! 窓を閉めろ!」
[gombeLOG] SE:ドンッ
[gombeLOG] #……バッ、と正面に飛び込んできていたBf109の片翼がもげる
[gombeLOG] #もげた箇所から、さあっ、と炎のカーテンのようなものが広がり
[gombeLOG] #バランスを崩した機体もろとも、超高速の相対速度でティーガーと激突する
[gombeLOG] オットー:(ヒルダをアルベルトの足下へ蹴り飛ばす)
[gombeLOG] ヒルダ:「!?」
[gombeLOG] SE:ドガアッ
[gombeLOG] アルベルト:「うわあっ!?」
[gombeLOG] #激しくはじかれ、シェイクされる車内
[gombeLOG] SE:ぼぼぼっ
[gombeLOG] #窓から飛び込んだ航空燃料が魔物の舌なめずりのように車内を走る
[gombeLOG] アルベルト:(うずくまって)「……火を……消す、んだっ、ヒルダ……っ」
[gombeLOG] ヒルダ:「……」(画面蒼白、しかしうなずいて)
[gombeLOG] (ヒルダの一瞥で、一瞬にして室内の炎が消える)
[gombeLOG] アルベルト:「そうだ……オットー、は……?」
[gombeLOG] ヒルダ:「……アル……っ!?」
[gombeLOG] (アルベルトの顔面が焼けただれて目も見えない状態であると気付く)
[gombeLOG] ヒルダ:「アル! いやあっ! アルっ!?」
[gombeLOG] アルベルト:「大丈夫……だよ。“下”の向きくらい判る。オットーは……」
[gombeLOG] #砲手席の足下で、頭蓋を半分砕かれて血の海に沈んでいるオットー。衝突で持って行かれかけた砲塔の中で衝撃をまともに受けた模様
[gombeLOG] アルベルト:「……ああ、キャプテンが、ヒルダを守ってくれたんだね……怪我はないかい、ヒルダ」(手探りで
[gombeLOG] ヒルダ:「……」(唇はわなわなと震えて、声も出ない)
[gombeLOG] アルベルト:「大丈夫……きっとドーバーを越えて……君を……」(ずるる、と身体が傾く
[gombeLOG] SE:……ざああああ(ティーガーからはずれた履帯が海面を引きずり始めて水音を立てる
[gombeLOG] ヒルダ:「……いや……いやよ……アル……っ」(アルにしがみつき
[gombeLOG] SE:ザァンッ(ティーガーが水面に滑り込んで水柱を立てる
[gombeLOG] ヒルダ:「いやあああっ!!」(泣き崩れ
[gombeLOG] #数秒後
[gombeLOG] #沈みゆくティーガーを中心に、まるで太陽のような光の球が突如現れ、クレーターのように海水を抉り蒸発させながら
[gombeLOG] #やがてそれ自身が泡立つ海水の中へと沈んでいったのを
[gombeLOG] #1機だけ残った空軍防空隊のBf109が目撃したという
[gombeLOG] ----
[gombeLOG] む、意味不明の1シーン
[gombeLOG] 1時間半もかかっとる
2008/09/26 04:00:00
04:11:12 ! gombeLOG ("Leaving..")
2008/09/26 05:00:00
2008/09/26 06:00:00
06:04:20 EkiDead -> EkitaiT
2008/09/26 07:00:00
07:10:41 EkitaiT -> EkitaiUni
07:47:14 + NaggyFish(~naggyfish@p4bede1.fkoknt01.ap.so-net.ne.jp) to #KA-06
2008/09/26 08:00:00
08:05:42 MorrisZZZ -> Morris
08:48:48 Morris -> MorisWork
2008/09/26 09:00:00
09:00:00 ! kataribe ("auto down")
09:00:32 + kataribe(~kataribe@sv1.trpg.net) to #KA-06
2008/09/26 10:00:00
2008/09/26 10:00:01
10:00:21 + kata_cre(~kata@ns.cre.ne.jp) to #KA-06
10:31:41 + arca(~arca@p8165-ipad74marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp) to #KA-06
2008/09/26 11:00:00
11:27:07 ! NaggyFish ("でかけー")
2008/09/26 12:00:00
12:28:11 mikeZzz -> mikeyama
12:30:00 ! arca ("ぱたり")
2008/09/26 13:00:00
13:43:10 EkitaiUni -> EkiMeshi
13:44:59 + meltdown(~meltdown@wd174.AFL19.vectant.ne.jp) to #KA-06
2008/09/26 14:00:00
14:05:52 EkiMeshi -> EkitaiT
2008/09/26 15:00:00
15:01:10 + arca(~arca@p1145-ipbf210hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp) to #KA-06
15:16:49 mikeyama -> mikeUniv
15:50:12 ! meltdown ("皆様に「砂漠の風」があらんことを")
2008/09/26 16:00:00
2008/09/26 17:00:00
17:11:50 mikeUniv -> mikeyama
2008/09/26 18:00:00
18:08:38 + meltdown(~meltdown@wd103.AFL26.vectant.ne.jp) to #KA-06
18:22:36 arca -> arcamesi
18:53:56 arcamesi -> arca
2008/09/26 19:00:00
19:02:40 + NaggyFish(~naggyfish@p4bede1.fkoknt01.ap.so-net.ne.jp) to #KA-06
19:10:52 + CorDiaROM(~cordially@p220208162139.tcnet.ne.jp) to #KA-06
19:47:35 + Suo(~username@ppxc199.enth.cli.wbs.ne.jp) to #KA-06
19:58:58 NaggyFish -> MesiNaggy
2008/09/26 20:00:00
20:24:43 MorisWork -> Morris
20:50:40 ! CorDiaROM (Connection reset by peer)
20:51:11 + CorDiaROM(~cordially@p220208162139.tcnet.ne.jp) to #KA-06
2008/09/26 21:00:00
21:18:30 CorDiaROM -> CorDrink
21:32:56 ! MesiNaggy ("ねるーん")
21:44:22 ! meltdown ("皆様に「砂漠の風」があらんことを")
21:51:43 ! CorDrink (Connection reset by peer)
21:53:32 + CorDrink(~cordially@p220208162139.tcnet.ne.jp) to #KA-06
2008/09/26 22:00:00
22:15:26 CorDrink -> CorDiAway
22:20:02 ! CorDiAway (Connection reset by peer)
22:21:52 + CorDiAway(~cordially@p220208162139.tcnet.ne.jp) to #KA-06
22:29:20 ! CorDiAway (Connection reset by peer)
22:30:12 + CorDiAway(~cordially@p220208162139.tcnet.ne.jp) to #KA-06
22:39:20 + CshopZZZ(~sakurai_c@d8.J3airH4.vectant.ne.jp) to #KA-06
22:40:05 + kisito(~guilsn@221-186-237-39.ip1.george24.com) to #KA-06
22:40:18 CshopZZZ -> Catshop
22:41:30 kisito -> kisi_yoi
22:44:18 ! CorDiAway (Connection reset by peer)
22:46:32 + CorDiAway(~cordially@p220208162139.tcnet.ne.jp) to #KA-06
2008/09/26 23:00:00
23:14:39 Catshop -> CshopZZZ
23:30:33 + Hisasi(~hisasi@107.CH575a.cyberhome.ne.jp) to #KA-06
23:30:35 ! CorDiAway (Connection reset by peer)
23:32:52 + CorDiAway(~cordially@p220208162139.tcnet.ne.jp) to #KA-06
2008/09/27 00:00:00 end