語り部IRCログ #KA-06 2009-10-12

創作TRPG企画語り部の汎用予備チャンネル。

過去ログを示すのにはHTML版の語り部IRCログ #KA-06 2009-10-12をご活用くださいませ。

2009/10/12 00:00:00
[Hisasi] ----
[Hisasi] #事務所にて
[Hisasi] 三郎:「……ふぅ」
[Hisasi] #外回りの調査と根回しでつかれたぜい
[Hisasi] #ソファにごろんと転がってるイワトビペンギン
[Hisasi] イーヴ:「しばらく仮眠をとるといい、後の交渉は私がうけもとう」
[Hisasi] #右の義眼がパカッとオープンした状態でコード繋いで端末とリンクしたり情報みたりしつつ
[Hisasi] #熊谷&弓削の不祥事は各方面で波紋を呼んでいる
[Hisasi] #これまでおきていた黒狗絡みの事件の裏に熊谷がいること、そして黒狗を通じて様々な不正を掴んでいたこと
[Hisasi] 三郎:「……しばらくは……激震続きだな」
[Hisasi] イーヴ:「ああ……」
[Hisasi] 三郎:「あほらしい、そうでなくても『水』の封は弱まったうえに霊脈の護りも弱まってるってぇのによ」
[Hisasi] #はーっと、寝転がったまま羽と足をばたばた
[Hisasi] #そのままぐでんとのびて
[Hisasi] イーヴ:「なまじ、公に出来ない事柄だからな。覆い隠したまま……その歪みが今になって噴出してきている」
[Hisasi] 三郎:「何をするにしたって人だけじゃどうにもならねえ、金だって設備だっている。だが、公にできない事柄である以上、予算だってマトモにひっぱってこれねえ」
[Hisasi] 三郎:「……だがその勘定は前線に出張る奴らじゃない、特に県警だの自衛隊だのお役所がらみはな」
[Hisasi] イーヴ:「中間が腐っていたら」
[Hisasi] 三郎:「そも、碌なことにならねえよ」
[Hisasi] イーヴ:「……まったくだな」
[Hisasi] 三郎:「まあ、逆にいい機会だと思うぜ。県警だってついこないだの平坂の一件に明神の一連の騒動、そんで今度は自衛隊の熊谷のこれだ……こんだけの不祥事続きで否応なしに変わらざるおえねえ」
[Hisasi] イーヴ:「……そうだな」
[Hisasi] 三郎:「ここまできてまだ変われねえようなら、お役所絡みの組織なんざ存在する意味がねえ」
[Hisasi] イーヴ:「厳しいな」
[Hisasi] #肩を竦めて
[Hisasi] 三郎:「……俺らの同胞を……獣人一族を戦争の道具にしたのは国だ」
[Hisasi] イーヴ:「…………」
[Hisasi] 三郎:「今のこの世は、大半がタダの人間で……その人間を護る為の上がいる」
[Hisasi] 三郎:「連中にとっては、俺らも、お前も、魔女も吸血鬼も……そして水も、異物なんだよ」
[Hisasi] イーヴ:「…………」
[Hisasi] 三郎:「だが、俺らには俺らの理由があり、簡単にやられるつもりも水に溶けちまうつもりもねえ」
[Hisasi] 三郎:「人が俺らを信用しないのはかまやしねえよ、殺し合いだって勝手にやってやがれ……だが、本気でなんとかしてぇって思ってる人だっている、何とかしなきゃいけねえって気にさせてくれる子もいる」
[Hisasi] イーヴ:「……そうだな」
[Hisasi] 三郎:「俺はやるぜ、何があってもな」
[Hisasi] イーヴ:「ああ、同感だ」
[Hisasi] #情報通信しながら、小さく笑った。
[Hisasi] ----
[Hisasi] #男気な三郎さん
2009/10/12 01:00:00
2009/10/12 02:00:00
02:48:12 ! Hisasi ("ぽけもんますたー")
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2009/10/12 04:00:00
2009/10/12 05:00:00
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2009/10/12 07:00:00
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2009/10/12 09:00:00
09:00:44 ! kataribe ("auto down")
09:02:41 + kataribe(~kataribe@sv1.trpg.net) to #KA-06
2009/10/12 10:00:00
2009/10/12 10:00:01
10:00:19 + kata_cre(~kata@ns.cre.ne.jp) to #KA-06
10:38:56 ! H_Aoi ("CHOCOA")
10:42:34 + H_Aoi(~chocoa@121-84-33-41.eonet.ne.jp) to #KA-06
10:49:22 OTE_Aw -> OTE
2009/10/12 11:00:00
2009/10/12 12:00:00
2009/10/12 13:00:00
13:39:29 fukaGuten -> fukaAway
2009/10/12 14:00:00
2009/10/12 15:00:00
2009/10/12 16:00:00
16:56:57 + kurov(~kurov@p3182-ipbf701marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp) to #KA-06
2009/10/12 17:00:00
17:52:54 fukaAway -> fukaFuton
2009/10/12 18:00:00
2009/10/12 19:00:00
19:12:33 ! Toyolina_ ("raw!raw! fight the power!")
19:19:35 + Toyolina(~Toyolina@p1191-ipbfp501motosinmat.mie.ocn.ne.jp) to #KA-06
19:41:20 + Hisasi(~hisasi@115.CH575a.cyberhome.ne.jp) to #KA-06
2009/10/12 20:00:00
2009/10/12 21:00:00
21:34:43 + Suo(~username@ppxm222.enth.cli.wbs.ne.jp) to #KA-06
2009/10/12 22:00:00
22:00:55 + gombeLOG(~username@ntkyto176103.kyto.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #KA-06
[Hisasi] ----
[Hisasi] #一室で女が佇んでいる
[Hisasi] リリー:「…………」>そっと、耳に手を触れた
[Hisasi] #真っ赤なルビーのピアス
[Hisasi] #そっと撫でて
[Hisasi] 石橋@過去:「ご褒美だ、金魚ちゃん。よくやってるからなぁ」
[Hisasi] リリー:「…………」>目を閉じて
[Hisasi] #かつて贈ってくれた男を思い出す。
[Hisasi] #記憶
[Hisasi] #ヤクの売人から子飼いの情報屋として
[Hisasi] #危険な仕事も多かった、潜入の仕事や調査、なんでもやった
[Hisasi] 石橋@記憶:「よぉ、金魚ちゃん。首尾を聞こうか」
[Hisasi] リリー:「はい」
[Hisasi] #潜入調査の結果、引き出した情報、おネエちゃん仲間から聞き出した噂話
[Hisasi] #すべてをまとめて報告書として提出し、これらから予測される事象
[Hisasi] リリー:「特に……この、動きが怪しいとおもいマス。若者の一部で動きがあること、扱いやすくなった分広がりも大きくなっています」
[Hisasi] 石橋@記憶:「なるほど……俺の調べとも合致する、か。やはり」
[Hisasi] #仕事の時、一瞬だけあの人は『石橋』と違う顔を見せる
[Hisasi] リリー:「はい、ですカラ。この若者達の中で他の組のものと通じてる者と繋ぎを取って」
[Hisasi] 石橋@記憶:「ほう、金魚ちゃんの独断かい?」
[Hisasi] リリー:「あ……すみません。でも、充分な収穫はアリマシタ」
[Hisasi] 石橋@記憶:「いや、怒っちゃいないさ。見せてみろ」
[Hisasi] リリー:「……はい」
[Hisasi] #内心ドキドキしつつ
[Hisasi] 石橋@記憶:「…………ふむ」>これまでのデータを情報を付き合わせつつ
[Hisasi] リリー:「……いかがでしょう、このまま継続したほうが」
[Hisasi] 石橋@記憶:「なかなか、見込みがあるなぁ、金魚ちゃん」
[Hisasi] #くくっと笑って
[Hisasi] リリー:「……あ、ありがとう、ございマス」
[Hisasi] 石橋@記憶:「賢しい女は好きだよ、このまま続けてくれ」
[Hisasi] リリー:「…………は、はいっ」
[Hisasi] #好きって言われちゃった
[Hisasi] #ワタシ頑張ります
[ToyoX200] #リリーしゃん、、、
[Hisasi] 石橋@記憶:「良くやってくれる金魚ちゃんにはちゃんとご褒美も弾む。それから、そうだな……少し踏み込んだ調査をする為に色々レクチャーしてやる、憶えられるか?」
[Hisasi] リリー:「はい、憶えます。お役に立てるなら……」
[Hisasi] #意外とレクチャー大好きな石橋@ウヤダさんのおかげで立派な諜報員に育ちました
[Hisasi] #なのに育てたのはいいけど自分の都合でほっぽりだすことになっちゃいました
[Hisasi] #回想終わり
[Hisasi] リリー:「…………」>端末を見つめてる
[ToyoX200] #まあアレはやむにやまれに都合が
[Hisasi] #しかも15歳とラブラブ
[Hisasi] リリー:「石橋さん……」
[Hisasi] #せめて仕事という形だけでも、関わりを残していたい金魚ちゃん
[Hisasi] #罪なことをしたものです
[Hisasi] ----
[Hisasi] ミッチーといい金魚ちゃんといい、ウヤダンも結構アレな過去ありますね
[ToyoX200] そうですね
22:47:35 ! lute (Connection reset by peer)
[Hisasi] ----
[Hisasi] #追憶
22:48:27 + lute(~lute@pl196.nas933.kumamoto.nttpc.ne.jp) to #KA-06
[Hisasi] #待ち合わせに現れた石橋の姿
[Hisasi] #いつもの寸分の隙も無い冷たい顔、のはずだった
[Hisasi] #だが、ここ最近の石橋はおかしかった。
[Hisasi] リリー:「石橋サン」
[Hisasi] 石橋:「おう、金魚ちゃん」
[Hisasi] #軽く片手をあげて
[Hisasi] #隣に座る
[Hisasi] リリー:「……お疲れデスか?」
[Hisasi] 石橋:「いや」
22:52:10 ! H_Aoi ("さぶいー")
[Hisasi] #身をよせるリリーのこともまるで気に掛からないかのように
[Hisasi] #2008年10月頃、キャリーや銀二と会って、揺らいでいた頃
[Hisasi] リリー:「……お仕事の件……」
[Hisasi] 石橋:「……ああ、連絡が遅れたのは悪かったな。少しコチラでゴタゴタがあった」
[Hisasi] #会員制の特別席、セキュリティが掛かり、その会話はどこに漏れることもない
[Hisasi] #表向き、石橋はここで愛人と会っていると言うことになっている
[Hisasi] リリー:「……石橋さん……何かお作りします?」
[Hisasi] 石橋:「ああ」
[Hisasi] #グラスに氷とウィスキーを注いで、そっと
[Hisasi] 石橋:「……」
[Hisasi] #受け取って飲むわけでもなくくるくるとグラスの氷を回す
[Hisasi] リリー:「……急ぎでお知らせする件も動きも、今ははありません……石橋さんがお忙しいナラ、私ができるところまでの調査はします」
[Hisasi] 石橋:「…………」
[Hisasi] #くるくると
[Hisasi] #グラスの氷を回しながら
[Hisasi] リリー:「……石橋さん」
[Hisasi] 石橋:「いや……すまねえな、少し考え事があってな」
[Hisasi] リリー:「いえ、すみません」
[Hisasi] #あの石橋が、冷静沈着で何事にも揺らがないあの人が
[Hisasi] #ここまで変わってしまったのは何故
[Hisasi] リリー:「……」
2009/10/12 23:00:00
[Hisasi] #何がこの人を変えた?誰かが?……石橋を
[Hisasi] #あの石橋を変えた原因がすごく気になる、自分のことは全く見なかった揺らがない石橋をここまで変えてしまうものとは一体なんなのか
[Hisasi] 石橋:「……金魚」
[Hisasi] リリー:「はい」
[Hisasi] 石橋:「こんな中途半端なやり方は好きじゃない、だが」
[Hisasi] リリー:「え……」
[Hisasi] 石橋:「……国へ帰れ、金は工面する……当面困らない額くらいは用意できる」
[Hisasi] リリー:「え」
[Hisasi] 石橋:「すまないな、俺の事情だ。今は……今の俺には、これまでと同じように仕事が出来ない」
[Hisasi] リリー:「どう、して……何故?私まだお役に立てます!石橋さんが同じように動けなくても、私でできるところまでフォローできます!お願い……」
[Hisasi] 石橋:「…………金魚ちゃん、もう俺の手下になって動かなくていいんだよ」
[Hisasi] リリー:「……っ」
[Hisasi] #サングラスの奥の目がリリーを見る
[Hisasi] 石橋:「今の俺は……自分が望む仕事をこなせない。元々、俺の手足として働くことはお前を見逃すことだった、もう自由なんだよ、金魚ちゃん」
[Hisasi] リリー:「…………石橋さん」
[Hisasi] 石橋:「これまでの調査内容は預かる、金はお前の口座に明後日までには用意する……チケットの」
[Hisasi] リリー:「いやです!」
[Hisasi] 石橋:「…………」
[Hisasi] リリー:「私まだやります、日本にいます……私のことを……本当に評価してくれたのは石橋さんだけなんです。私、アナタのいる日本にいたいんです」
[Hisasi] 石橋:「…………」
[Hisasi] リリー:「見込があるって、石橋さん言ってくれました……賢しい女は好きだって……私……」
[Hisasi] #ぎゅっと、石橋に縋るように手を握った
[Hisasi] リリー:「役に立てます、石橋さんが望む仕事……私がこなします、こなして見せます。だから……」
[Hisasi] 石橋:「……何故だ」
[Hisasi] リリー:「ワタシ……」
[Hisasi] #見つめた石橋の目は
[Hisasi] #不可解とほんの僅かな戸惑いがあった
[Hisasi] #これまで全く揺らがなかった石橋が見せたことも無い表情
[Hisasi] リリー:「ワタシは……」
[Hisasi] #ぎゅっと、石橋の手を握ったまま
[Hisasi] #身を乗り出した
[Hisasi] #ちゅーですか、あの人他の相手にも受身ですか
[Hisasi] 石橋:「…………」
[ToyoX200] #はっ( 'Д')
[Hisasi] リリー:「お願いです……」
[Hisasi] #総受けは伊達じゃない
[Hisasi] 石橋:「……物好きな子だね、金魚ちゃん」
[Hisasi] リリー:「石橋さん……」
[Hisasi] 石橋:「……連絡はしばらく電話だけだ、直属の報告相手として別の人間を紹介する。情報はそちらにもっていけ……お前ならすぐに飲み込めるだろう」
[Hisasi] リリー:「!……はい!」
[Hisasi] 石橋:「ただ、覚悟しろ。相手はこの手のプロだ、お前も俺の子飼いじゃない本当の情報屋として扱われる、いいな?」
[Hisasi] リリー:「はい……やれます」
[Hisasi] #そして、ぎゅっと手をにぎったままのリリーを見て
[Hisasi] 石橋:「……何故、俺にこだわる」
[Hisasi] リリー:「言ったじゃないですか、私を評価してくれたのは石橋さんだけ……ワタシ、日本にきたのは出稼ぎだった……けれど本当は、お金を稼いで……学校に行きたかった」
[Hisasi] 石橋:「…………」
[Hisasi] リリー:「学びたいこと、たくさんありました……でも、貧しかった……だから組の人達に連れられて日本に来た」
[Hisasi] リリー:「頭が回ることなんて、意味がなかったんです……お客さんの相手をしてニコニコ笑ってやりすごしていればいい……」
[Hisasi] 石橋:「…………」
[Hisasi] リリー:「お金の殆どは組に巻き上げられて……ほんの少しのお金をやりくりするしかなかった、頭でわかっていてもどうにもできなくて、だから売人として少しでも多くお金を稼ぎたかった」
[Hisasi] #ぎゅっと石橋の手を握ったまま
[Hisasi] リリー:「でも……石橋さんに捕まって……石橋さんの指示で働くようになって……」
[Hisasi] 石橋:「…………」>リリーを見てる
[Hisasi] リリー:「……本当の私を評価してくれたのは……石橋さんだった」
[Hisasi] リリー:「私を商売女としてじゃなく、売人としてでもなく……私に見込みがあるって言ってくれたんです」
[Hisasi] 石橋:「…………そんな言葉だけで?」
[Hisasi] リリー:「それだけでも……充分なんです……私」
[Hisasi] 石橋:「…………」
[Hisasi] リリー:「石橋さん……変わりましたね」
[Hisasi] 石橋:「…………」>ぎくり
[Hisasi] リリー:「いつもの石橋さんだったら、私のこんな話聞いてくれなかった」
[Hisasi] 石橋:「…………」
[Hisasi] リリー:「でも……変わらない石橋さんでも今の石橋さんでも……私は」
[Hisasi] 石橋:「…………」>そっとリリーの手を振り払って
[Hisasi] リリー:「あ」
[Hisasi] 石橋:「……金魚」
[Hisasi] リリー:「石橋さん……」
[Hisasi] 石橋:「俺のことは忘れろ」
[Hisasi] リリー:「……」
[Hisasi] 石橋:「お前には、まだ道がある」
[Hisasi] リリー:「石橋さん」
[Hisasi] 石橋:「……じゃあな」
[Hisasi] #追いすがろうとするのを軽く手で制して
[Hisasi] #去ってゆく
[Hisasi] リリー:「……石橋さん」
[Hisasi] #ぼろぼろと涙をこぼして
[Hisasi] #フェードアウト
[Hisasi] ----
[Hisasi] #石橋も罪な男
23:35:17 MorrisAFK -> Morris
[ToyoX200] 嫉妬されたらと思うとビクビクです
[Hisasi] クレバーな子なので大事にしてるということを理解したら泣いて去って行きそうです
[ToyoX200] それを古賀さんが受け止めるんでしたっけ
[Hisasi] だが石橋を忘れていない(こんなのばっかりですね
[ToyoX200] 古賀さんもステータス:あんこくに
2009/10/13 00:00:00 end