語り部IRCログ #HA21 2007-10-08

霞ヶ池の闇

過去ログを示すのにはHTML版の語り部IRCログ #HA21 2007-10-08をご活用くださいませ。

2007/10/08 00:00:01
00:00:50 + fukaChok0(~fukanju@p12021-air01hon128k.tokyo.ocn.ne.jp) to #HA21
[Hisasi] #さわさわと、雨が降っている。
[Hisasi] #人影のない夜の道、
[Hisasi] #音もなく、道を歩く男。
00:17:01 fukaChok0 -> fukaChoku
[Hisasi] #黒尽くめの服、顔には口元を覆う黒いマスク。
[Hisasi] #寸分の隙もなく、吸い込まれる用に建物の中へ消える。
[Hisasi] #雨に流されて、ほんの僅かの血の匂いはすぐに闇に消えた。
[Hisasi] #建物の中、事務所の一室に
[Hisasi] #広いデスクに向かって座る一人の男。
[Hisasi] フィクサー:「……」
[Hisasi] #ふと書き物をする手を止めて顔を上げる
[Hisasi] #両目に嵌った精巧な義眼はまっすぐにドアの向こうを見つめている
[Hisasi] フィクサー:「入れ、”死神”」
[Hisasi] ウヤダ:「いい目だな、呼び鈴要らずだ」
[Hisasi] #ほんの僅かに空いたドアから風のようにするりと入ってくる
[Hisasi] フィクサー:「そうでなければこの仕事はやってられない、報告を聞こう」
[Hisasi] ウヤダ:「了解した」
[Hisasi] #現在調べあがってる事
[Hisasi] #・”水”をばら撒いた連中と水を作り出した連中は全て始末した
[Hisasi] #・さらに裏を探すため泳がせている者と探らせている者の報告
[Hisasi] #・しかし汚染された”モノ”がまだいること
[Hisasi] #・それは用水路をつたって移動し、夜の少女として仲間を引きずりこみ続けていること
[Hisasi] フィクサー:「……」
[Hisasi] #細い葉巻をくわえたまま
[Hisasi] ウヤダ:「完全な特定はまだだが、始末までが仕事だ契約は果たす」
[Hisasi] フィクサー:「ああ」
[Hisasi] #報告を見つつ
[Hisasi] #溶かす水、寂しさを無くし、一つになり、二度とはなれることはない
[Hisasi] フィクサー:「……キリがないものだな」
[Hisasi] ウヤダ:「弱気だな」
00:29:12 ! miburo ("しまうー")
[Hisasi] フィクサー:「何の進歩もないことが……多少は」
[Hisasi] #衰えゆく一族を護ろうと、かつていた異界に戻ろうとし、他界との境界を弱めて空間を渡ろうとした。
[Hisasi] #境界を溶かし、あるべき故郷へと。
[Hisasi] フィクサー:「境界あるからこそ、この世もこの世ならざるものも形を成すのだ」
[Hisasi] ウヤダ:「全て溶けたら酒は味わえないな」
[Hisasi] フィクサー:「お前も、私も、誰も……一つになり、埋まるものは何もなくなる。それは、ただ虚無に等しい混沌になるだけだ」
[Hisasi] ウヤダ:「あんたの一族のようにか」
[Hisasi] フィクサー:「……」
[Hisasi] #一瞬、空白
[Hisasi] フィクサー:「……そうだな」
[Hisasi] #でも表情は変えず
[Hisasi] #女も子供も男も老人も
[Hisasi] #全て”溶けて”
[Toyolina] ##煮こごりみたいなのを想像しました
[Hisasi] フィクサー:「……皆、死すらない、混沌と化した……私は、この眼全てを犠牲にし彼らを封じ込めた」
[Hisasi] ##似てます、そんな感じ
[Hisasi] ##で、溶けちまった一部が霞ヶ池の敵としてでてくるかもしれませんね
[Toyolina] ##キャー
[Hisasi] ウヤダ:「……」
[Hisasi] #何の感慨もなく聞いている
[CorDrink] #やはりここは過去に溶けたモノが敵として出現しないとw
[Hisasi] フィクサー:「今、再び霞ヶ池が活性化している。彼らも……或いは……甦ってくるのかもしれない」
[Hisasi] ウヤダ:「さて、どうする心積もりか、若長」
[Hisasi] フィクサー:「滅する」
[Hisasi] ウヤダ:「依頼ならば受けよう」
[Hisasi] フィクサー:「その積もりだ」
[Hisasi] ウヤダ:「了解」
[Hisasi] #薄笑い浮かべて
[Hisasi] フィクサー:「この汚染の処理は任せる、早々につぶせ。別件の水はこちらでも出来る限り情報を集める」
[Hisasi] ウヤダ:「承知した」
[CorDrink] #かつて霞が池に関わって色々失った結果現在HA06に居る人もいるかもね
[ER] ##わーん>潰せ
[Toyolina] ##じゃあ三女と五女も……ワクワク
[Hisasi] #すっと、マスクと戻して
[Hisasi] #風のように消える。
[Hisasi] ##それはオイシイ
[Hisasi] #そしてつぶそうとして動いてたらギリちゃんに目つけられそうになったんで足ぶっさして逃げました
[ER] #ぎゃー
[ER] #そしてタカからぎゃんぎゃん言われたので、靴代だけやりました
[Hisasi] #ギリちゃんの正体は知ってそうなんで
[Hisasi] #首ぶった切るより足ぶっさして縫いとめたほうが効果的と判断
[Hisasi] #そのあとギリちゃんに交渉されてトドメは譲りました
[Hisasi] #報酬は俺のね
[Hisasi] #ん千マンは俺のもの
[ER] #………
[Hisasi] #水売ってた人も水作ってた人たちも全部殺ってますから
[Toyolina] #実をとる。プロの仕事。
[ER] #ギリちゃん(ほろほろ)
[Hisasi] #そしてギリちゃんはもらったお金で二足靴を買えました(よかったね)
[Hisasi] #きっと三万くらいくれたんだ(ウヤダさん的靴の値段)
[ER] #…………
[Toyolina] #ギリちゃん靴何足買えるかしら
[ER] #タカががっつり貰ったあたり、己も「おいおい」と思いました(^^;;;)>靴の御代
[Hisasi] #二足かってワイシャツかってお釣りでたこ焼き食べるぐらい
[ER] #……なるほろなあ
[Hisasi] #だってウヤダさん、石橋サンモードの時だって服すごい金かかってそうだよ
[ER] #……確かに
[ER] #タカ:「……おじちゃんの靴、もっと高いよって言えばよかったかなー」<おい
[Hisasi] #片桐:「……どんな高級靴かったら三万より高くなるんじゃろな」
[ER] #タカ:(むぅ)」
[Hisasi] #庶民には想像もつかねえ
[ER] #タカ:「…………あ、靴下もっていえばよかったんだ!」
[ER] #<まて
[Toyolina] #淡蒲萄:「LEONとかいっぱい載ってるよ」
[Toyolina] #三万円? 安くない? とは思っても言いませんでした。
[Toyolina] #アイキャンリードエアー
[Hisasi] #発想が庶民くせえ>タカちゃん&ギリちゃん
[Hisasi] #ブルジョワとの差がw
[Toyolina] #淡蒲萄:「リーガルとか言ったらそれくらいのいっぱいあるよ」
[Toyolina] #行ったら
[Hisasi] #片桐:「……ブランド名だけはしっとるんじゃがなあ」
[ER] #だって、庶民だもー>タカ
[H_Aoi] #何足か持ってるけど、滅多にはけねぇw>5万以上
[Hisasi] #そんなたけえ靴手がでねぇよ、消耗品なのに
[Toyolina] #ですよねー>消耗品に
[H_Aoi] #うむー>消耗品
[Hisasi] ##うやだ:「消耗品だぞ、すぐに潰れる」
[ER] #タカ:「……でも、そんな靴とか、おじちゃん履いててもしまたぐさってされたら……悔しいよね」
[ER] #うぐうぐ
[Hisasi] #体は不死身でも服や靴は消耗品なんです
[Toyolina] #淡蒲萄:「鉄板でも仕込んでみる? 安全靴みたいに」
[Hisasi] #片桐:「安全靴は高いからのう、どこぞで鉄板分けてもらって……」
[ER] #タカ:「…………(なんかこー、靴をなでなで)」
[ER] #最初からぶっさされる前提で話になってるし(^^;;;
[Hisasi] #片桐:「……しかしあの男やったら鉄板なぞ物ともせん気がしなくもないのう」
[Hisasi] #だから、刺される前提は、、
[Toyolina] #淡蒲萄:(避けたらいいのに)
[ER] #タカ:「……おじちゃん、刺されたらダメだよっ」
[Toyolina] #マリーアントワウスエビ
[ER] #なんかこう、どーっと
[Hisasi] #くっ、なんてマリーな
[Hisasi] #片桐:「まあ、無茶はせんわい」
[Hisasi] #ぺちぺちと靴を撫でて
[Hisasi] #おかげで靴二足とワイシャツとたこ焼きまで買えた、ということにしておく、うん、そうしよう
[ER] #わはは
[ER] #そしてたこ焼きをみんなで食べた?(笑
[Hisasi] #片桐:「ほれ、たこ焼き食え。熱々やぞ」
[Hisasi] #うん♪
[ER] #タカ:「わあいっ」
[Hisasi] #はふはふ
[ER] #ぱくっ
[Hisasi] #400円の幸せ
[ER] #タカ:(あつあつっ)
[Toyolina] #淡蒲萄:「今度明石焼食べにいこっかー。しっとりふわふわでお上品な感じなんだよ(はふはふ)」
[ER] #タカ:「ほぇ……うん、たべてみたいー」
[Hisasi] #片桐:「あれじゃな、ダシにつけて食う奴じゃろ」
[Hisasi] #はふはふ
[Hisasi] #うまいよ!明石焼き!
[Hisasi] #ちょっと卵多めで味付けも薄めでお上品
2007/10/08 01:00:00
[Toyolina] #淡蒲萄:「それそれ。おんなじたこ焼きでもこんな違うんだ、って思うよね。んじゃ、がんばって有給とってよね」
[ER] #うむ>うまい
[Hisasi] #片桐:「……そうじゃな、いくらなんでもこき使われすぎじゃ」
[Hisasi] #死なないからってヒドイや
[ER] #タカ:(こくこくっ)
[ER] #タカ:「おじちゃんだって、あのおじちゃんみたいに「靴代だ」で、さんまんえんぽーんってできるくらい、おきゅーりょーもらっていーのにっ」
[ER] #…………いやそれはかなりムリ。
[Toyolina] #淡蒲萄:「いーのにーっ」
[Toyolina] #激しく同意しておく
[ER] #わはは
[Hisasi] #片桐:「……そんなお大臣みたいな真似……一度はやってみたくはあるがのう」
[Hisasi] #逆さに振っても出てきません
[ER] #タカ:「…………だっておじちゃん、おしごとたいへんすぎだもん」
[ER] #ぼそぼそ
[ER] #おうちで一人だとさみしいです
[ER] (てなとこで、かなり疲れたのでねまふー)
[ER] であー
[Toyolina] 乙ッス
[Hisasi] おつつ
01:07:42 ! ER ("(ぐったりこん)")
[H_Aoi] おやー
01:29:16 ! MOTO-i (Connection reset by peer)
01:58:50 ! CorDrink ("ハクビシンはどう^h^h何を食べる?")
2007/10/08 02:00:00
02:06:08 H_Aoi -> H_AoiSlee
02:54:31 Toyolina -> Toyone
2007/10/08 03:00:00
03:02:29 ! Hisasi ("早くグレイル傭兵団に会いたいよ")
2007/10/08 04:00:00
04:00:29 ! gombeLOG ("Leaving..")
2007/10/08 05:00:00
2007/10/08 06:00:00
06:31:04 + MOTOI(~MOTOI@p0a3478.tokyte00.ap.so-net.ne.jp) to #HA21
06:31:07 + MOTO-i(~MOTO-i@p0a3478.tokyte00.ap.so-net.ne.jp) to #HA21
2007/10/08 07:00:00
2007/10/08 08:00:00
2007/10/08 09:00:00
09:00:02 ! kataribe ("auto down")
09:01:06 + kataribe(~kataribe@sv1.trpg.net) to #HA21
09:14:56 + fukaChoku(~fukanju@p11085-air01hon128k.tokyo.ocn.ne.jp) to #HA21
09:40:03 mikeZzz -> mikeyama
2007/10/08 10:00:00
2007/10/08 10:00:02
10:00:36 + kata_cre(~kata@ns.cre.ne.jp) to #HA21
2007/10/08 11:00:00
11:45:37 MOTOI -> MOTOIaway
2007/10/08 12:00:00
12:05:16 + kurov(~kurov@OFSfb-22p3-221.ppp11.odn.ad.jp) to #HA21
2007/10/08 13:00:00
13:02:40 H_AoiSlee -> H_Aoi
2007/10/08 14:00:00
14:30:17 H_Aoi -> H_AoiAFK
14:44:43 H_AoiAFK -> H_Aoi
2007/10/08 15:00:00
15:03:33 + CorDiaROM(~_ousa_a_@p220208165166.tcnet.ne.jp) to #HA21
2007/10/08 16:00:00
16:21:17 + Hisasi(~hisasi@107.CH575a.cyberhome.ne.jp) to #HA21
16:44:05 + gombeLOG(~username@ntkyto177119.kyto.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #HA21
2007/10/08 17:00:00
17:03:42 H_Aoi -> H_AoiAFK
17:56:01 + gombeLOG_(~username@ntkyto083128.kyto.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #HA21
2007/10/08 18:00:00
18:29:33 mikeyama -> mikeAway
2007/10/08 19:00:00
2007/10/08 20:00:00
20:01:09 CorDiaROM -> CorDially
20:26:03 H_AoiAFK -> H_Aoi
20:45:45 ! TK-Leana (Connection reset by peer)
20:52:08 + TK-Leana(~TK-LEANA@219-122-223-77.eonet.ne.jp) to #HA21
2007/10/08 21:00:00
21:01:20 mikeAway -> mikeyama
[Hisasi] #偶然の悪夢5と6の間あたり。
[Hisasi] #外にて
[Hisasi] 片桐:「……」
[Hisasi] #夜の道を歩きつつ。
[Hisasi] 片桐:「奇妙ないきもの、か」
[Hisasi] #「あのねあのね、おさかなのね、お腹から、蛙の足が……生えてて」
[Hisasi] #「この前みたいで……でも、この前は蛙さんと蛙さんだから、まだ気持ち悪いけど、怖かったけどでもこっちのほうが怖いっ」
[Hisasi] 片桐:「…………台風の翌日から、か」
[Hisasi] #そして、現場で足を止める。
21:16:27 + ER(~chocoa@softbank219198044118.bbtec.net) to #HA21
[Hisasi] 片桐:「台風の翌日」
[Hisasi] #かつん、と一歩足を踏み出して
[Hisasi] 片桐:「……嬢ちゃんが消えた」
21:18:18 ! mikeyama ("ぞうせ2")
[Hisasi] #手にした情報と、目撃情報とを
21:18:54 CorDially -> CorDiAway
[Hisasi] 片桐:「……そして、用水路付近を中心に……」
[Hisasi] #視線は澱んだ用水路の流れに注がれている
[Hisasi] 片桐:「……移動している」
[Hisasi] #胸にしまった特殊警棒に軽く手を触れて
[Hisasi] #「さみしいって、言ってた」
[Hisasi] #「ずっと一人で、さみしいのをがまんしてて」
[Hisasi] #「……何度も何度も言ってた、さみしい……って」
[Hisasi] 片桐:「……すまんの」
[Hisasi] #殺るしかないんじゃ
[Hisasi] #ぎゅっと目を閉じて、ひとつ息を吐く
[Hisasi] 片桐:「……」>目を開く
[Hisasi] #鋭い刑事の目で
[Hisasi] 片桐:「……」
[Hisasi] #片膝をついて、用水路をのぞく
[Hisasi] 片桐:「引きずり込んだ”モノ”と溶け合って、移動しとる」
[Hisasi] #澱んだ水面がさわさわと流れている
[Hisasi] 片桐:「次にあらわれる場は……」
[Hisasi] #おそらくここらだろうという予測はつきつつある。
[Hisasi] 片桐:「さて」
[Hisasi] #立ち上がって、いつでも特殊警棒を取り出せるようにして
[Hisasi] #歩き出す。
[Hisasi] #続く。
[ER] #……
[Hisasi] #夜の繁華街
[Hisasi] #一人の少女が制服姿のまま歩いている
[Hisasi] #やけに濃い化粧、飾りのついたマニキュア、短いスカート
[Hisasi] #だが、その外見の割りに年の頃はもっと若そうで……どこか寂しげな印象を受ける
[Hisasi] 深衣:「……」
[Hisasi] #手にした携帯をぺちぺちいじりつつ
[Hisasi] #メールや出会い系掲示板を見ている
[Hisasi] 深衣:「……」>ため息をついて
[Hisasi] #ちなみに愛ちゃんと真衣ちゃんのお友達だった子。
[Hisasi] #三人そろってアイマイミー
[ER] ##……………まま…………(汗)
[Hisasi] 深衣:「……愛、真衣……」
[H_Aoi] #それってどんな、あろひろし(w
[Hisasi] #うつむきがちに歩きつつ
[Hisasi] トシロー:「ねぇ、かーのじょ」
[Hisasi] 深衣:「え」
[ER] ##そんなことゆーてると、透明な彼女が、一番会いたい人の姿で現れちゃうぞっ>あいまいみー
[Hisasi] #パツキンツンツン頭グラサンのにーちゃん
[Hisasi] 深衣:「なぁに……なんか用?」
[Hisasi] #つんっとした態度で
[Hisasi] #でも、どこか安堵したような、嬉しいような
[Hisasi] トシロー:「なに、彼女ぉ、冷たいこと言わないでよー。ねぇ、一人?俺超ヒマなんだよねぇ、ね、どっか行かない?」
[Hisasi] #いかにもありがちなナンパ野郎っぽい調子で
[Hisasi] 深衣:「ふん、そんな調子いい態度に騙されないんだからねー、あたし結構お堅いんだから」
[Hisasi] #ぷいっと
[Hisasi] トシロー:「なーんでえ、寂しいこと言わないでよぉ。なんっか最近、色々物騒で遊び仲間も引きこもっちゃってさぁ、なんか詰まんないんだよね。ね、じゃあメアドだけでも教えてよ?絶対メールするから、ね?」
[Hisasi] #絶対メールするからとか、つまんないとか、寂しいとかいうフレーズに
[Hisasi] 深衣:「……ふん、だ」
[Hisasi] #どことなく引っかかってる
[Hisasi] トシロー:「ね、名前は? 俺、鍬田利朗。くわた、あ、でも桑の木じゃなくて、耕す鍬のくわ、珍しいしょ」
[Hisasi] 深衣:「……へえ」
[Hisasi] #なんとなく、歩調を合わせつつ
[Hisasi] トシロー:「トシローでいいよ、ね、彼女は?」
[Hisasi] 深衣:「どうしても知りたい?」
[Hisasi] #もうこの時点ですっかりトシローのターン
[Hisasi] トシロー:「知りたい知りたい、ねぇ、勿体つけずに教えてよ、ね?」
[Hisasi] #ものくそ、自然に肩に手を回して
[Hisasi] ..名前4
[Hisasi] おおう、もりすさんがいなかった
[Hisasi] #茂辻子深衣(もずし・みい)
[Hisasi] 深衣:「……茂辻子深衣、もずし、ていうの」
[Hisasi] トシロー:「もずし?変わってんねー、」
[Hisasi] #でも肩に回した手は離さない
[Hisasi] 深衣:「……まあね」
[Hisasi] #でも悪い気はしない。
[Hisasi] #誰もいないよりはいい
[Hisasi] #愛も、真衣もいない
[Hisasi] #家に帰っても居場所なんかない
[Hisasi] 深衣:「……」>何かをつぶやいた
[Hisasi] トシロー:「ん?」
[Hisasi] #さびしい、と
[Hisasi] 深衣:「……なんでもない」
[Hisasi] トシロー:「ふぅん、まあ、いいや、どっかいこうよ」
[Hisasi] #一瞬、トシローの目が鋭く光った
[Hisasi] #これは餌に使えるとかなんとか
[Hisasi] 深衣:「……いーよ」
[Hisasi] #よりかかるように、トシローに体を預けて
[Hisasi] #こうしている間は、寂しさにつぶされずにすむ
[Hisasi] #かりそめでも、、、
[Hisasi] トシロー:「おう、いこいこ」
[Hisasi] #歩いていく二人
[Hisasi] #いうまでもなく、トシロー=ウヤダです
[ER] ##………としろーさんが、まさかうやだん
[ER] ##……………ウヤダさんわかづくりー(おい!)
[Hisasi] #深衣ちゃんを餌にしたてあげておびき出そうとしたけど
[Hisasi] #準備段階でギリちゃんに見つかりそうになる予定
[ER] #……なるほろ
[Hisasi] #足ブッ刺して逃げる理由
[ER] #……しどい
[Hisasi] 深衣:「……ん?」>目を覚ました
[Hisasi] #どっかのアパート
[Hisasi] #布団の上
[Hisasi] 深衣:「トシロー?」
[Hisasi] #きょろきょろ
[Hisasi] #いない
[Hisasi] #散らかった狭い部屋、無造作に置かれたギター、コーヒーの空き缶
[Hisasi] 深衣:「……トシロー」
[Hisasi] #出かけたのかな、どこいっちゃったんだろう。
[Hisasi] #もそもそと起き上がって服を着て
[Hisasi] #テーブルの上にメモ
[Hisasi] 『今日バイト。あさってまで帰らない、鍵あいてるから好きに帰っていいよ』
[Hisasi] 深衣:「…………」
[Hisasi] #うつむいて
[Hisasi] #それでも寂しさは埋まらない
[Hisasi] 深衣:「……」
[Hisasi] #誰もいない部屋
[Hisasi] #余計に胸の奥で膨らんでくる、
[Hisasi] 深衣:「……あたし、なにやってんだろ」
[Hisasi] #寂しいよ、愛、真衣。
[Hisasi] #会いたいよ、怒ってほしいよ
[Hisasi] 深衣:「……バカみたい」
[Hisasi] #もそもそとカバンを手にとって
[Hisasi] #そのまま部屋を出て行く
[Hisasi] #一人きりで。
[Hisasi] #餌は撒いた。
[Hisasi] #引っかかればそれでよし。
[Hisasi] #続く。
21:59:52 CorDiAway -> CorDially
[ER] #ひーー
2007/10/08 22:00:00
[ER] #これは夜?お昼間?
[Hisasi] #夕方頃
[ER] #夏、だよね
[Hisasi] #んむ
[Hisasi] #まだ日は高い
[ER] #ふむ
[ER] #んでは
[Hisasi] #でも誰一人深衣ちゃんを見ていない
[Hisasi] #とぼとぼと
[ER] #街を歩いていたら、深衣ちゃんの周りが、なんかゆらっと揺れる
[Hisasi] 深衣:「……あれ」
[ER] #陽炎か、と
[Hisasi] 深衣:(瞬きして)
[ER] #それにしては、彼女の周りだけで、まるで周囲が水の中みたいにゆらゆらと
[Hisasi] 深衣:「……え」
[Hisasi] #ぱちくり
[Hisasi] #どうなってるの……
[ER] #そして、そのゆらりゆらりとゆらぐ透明な空気の中のどこかに
[ER] #丁度、反射の悪戯のように
[ER] #よく見知った女の子の顔が浮き上がる。
[ER] #二人。
[Hisasi] 深衣:「!」
[Hisasi] #思わず口を手で押さえて
[Hisasi] #ぼろっと涙が
[ER] 愛?:「……さみしいの?」
[Hisasi] 深衣:「愛!真衣!」
[Hisasi] #よろよろと
[Hisasi] #その場に膝をつきそうになりつつ
[ER] 真衣?:「さみしいん……だね」
[Hisasi] #ぼろぼろと涙が
[Hisasi] 深衣:「愛……真衣……会いたかった……」
[Hisasi] #声を震わせながら
[ER] 愛?:「……そう、だね」
[ER] #静かな静かな、穏やかな声で
[Hisasi] 深衣:「さみしかった!さみしかったよ……愛、真衣……一人になっちゃったかと思ったっ」
[Hisasi] #ここでいいタイミングでギリちゃんが邪魔しよう
[ER] #うむ
[Hisasi] #深衣ちゃんを助けるんだ
[ER] 真衣?:「ひとりになんかしないよ」
[Hisasi] 深衣:「真衣……」
[Hisasi] #顔を上げて
[ER] #こう、同じ少女が、水を使って反射させて、二人に分かれているのだ<種明かし
[Hisasi] #んに
[ER] #だから、二人一緒には話せない。かたっぽずつ
[ER] 真衣?:「……さみしいなら……おいで」
[Hisasi] #影に潜んで一気に殺る機会をうかがってるウヤダさん
[ER] #ゆらり、と、透明な、ほんのり光を屈折させる手を
[Hisasi] 深衣:「さみしいよ……ねえ、二人とも……本当なの?」
[Hisasi] #手を伸ばして
[ER] 真衣?:(にこっと)
[Hisasi] #ここで手を触れそうになったときに後ろから首根っこをひっつかんで二人を特殊警棒で横に凪ぐギリちゃん
[ER] #きゃー
[Hisasi] 深衣:「……愛、真衣……」
[Hisasi] #手が触れそうになって
[Hisasi] 片桐:「よさんかっ!!」
[ER] 愛?:「?!」
[Hisasi] #だんっと、かけこんできたおっさんが深衣ちゃんの首根っこをつかんで
[Hisasi] 深衣:「きゃっ!」
[Hisasi] #ぐいっとそのまま後ろに引っ張って
[ER] #がっと一瞬、全く別の人物の目つきになってる>愛?と真衣?
[Hisasi] 片桐:「やっぱり、あんたかい!」
[Hisasi] #ぶんっと
[Hisasi] #片方の手に握った特殊警棒で横なぎに一閃
[ER] 愛?:「……っ」
[Hisasi] #でも、しとめてはいない
[ER] #ゆらり、と、二人の姿が揺らぐ
[Hisasi] ウヤダ:(ちっ)
[ER] #二人が一人になり、また異なる顔になる
[ER] 少女:「……どうして、止めるの」
[Hisasi] 片桐:「……この子を引きずり込ませはせんぞ」
[ER] #周囲はゆらゆらと、陽炎のように揺らめいている
[Hisasi] #で、ウヤダさんがどこからともなく飛び出してきてトドメを刺そうとするも逃げる、というのはどうか
[ER] #その中で、少女は、まるで残像のように視野の中に残っている
[ER] #いいっすな
[Hisasi] ウヤダ:(邪魔が入ったか……いけるか)
[Hisasi] #だんっ、と。
[ER] 少女:「……ちいっ」
[ER] #ざあっと
[Hisasi] #傍らから風のように飛び出してきた影が
[ER] #一瞬、ウヤダさんの前に
[Hisasi] ウヤダ:(ナイフを一閃)
[ER] #幾重にもなった陽炎
[Hisasi] #しかし手ごたえはなく、
[ER] #空間を何度も折り曲げたように、手がよじまがって見える
[Hisasi] ウヤダ:(逃したか)
[Hisasi] 片桐:「あんた……」
[Hisasi] #へなへなと崩れ落ちた深衣ちゃんを支えつつ
[ER] 少女:「……さみしい子を騙してるくせに」
[ER] #ざん、と、一度陽炎を、羽衣のように纏って、ウヤダさんを指差して
[ER] 少女:「さみしさをたすけることが、できないくせに」
[ER] #そのまま陽炎のなかに消える
[Hisasi] ウヤダ:(邪魔が入ったな)
[ER] #さみしさをたすけることが→さみしさをたすけることなんか、に訂正(えう)
[Hisasi] 片桐:「…………消えた」
[ER] #さらり、と、陽炎のように揺らいでいた周囲が、元に戻る
[Hisasi] 深衣:「……愛、真衣……」
[Hisasi] #崩れ落ちたまま、気を失ってしまった
[Hisasi] 片桐:「……あんた」
[ER] #きゃー
[Hisasi] #深衣ちゃんをそっと寝かせて、ウヤダさんに向き直る
[Hisasi] ウヤダ:「……」
[Hisasi] #こいつは確か吹利県警零課の片桐、特徴・死なない
[Hisasi] #人物ファイルを辿りつつ
[ER] #…………特徴はそれだけかいっ(^^;;;
[Hisasi] #どうやってこの場から離れるか計算
[Hisasi] 片桐:「……あんたも、この件にかかわっとるんかい」
[Hisasi] #で、手を伸ばして肩に手をかけようとして
[Hisasi] ウヤダ:(飛ぶ)
[Hisasi] 片桐:「っ」
[Hisasi] #手首のスナップをきかせて、何かを片桐の足元に投げる
[Hisasi] SE:どすっ
[Hisasi] #投げられたナイフは足に命中し、足の甲を貫通してアスファルトの地面にまでぶちささる
[Hisasi] 片桐:「ぐあっ」
[Hisasi] ウヤダ:(そのまま無言でとんっ、と飛び上がって逃走)
[Hisasi] 片桐:「あぐ……ま、またんかいっ!」
[Hisasi] #追いかけようにも足が縫いとめられて動けねえ
[Hisasi] 片桐:「っく……」>ナイフ掴んで
[Hisasi] 片桐:「くあっ」
[ER] ##まましどいわ……
[Hisasi] #何とか抜く、血まみれ
[Hisasi] #もう、すっかりウヤダさん消えてます。
[Hisasi] 片桐:「あの、男……(がっくりと片膝をついて)」
[Hisasi] #いてててて
[Hisasi] #治るけど痛いです、マジで。
[Hisasi] 片桐:「……あやつも、”追う者”か」
[ER] #……うむ>痛い
[Hisasi] #そして、何とか傷が塞がった後、深衣ちゃんを保護して県警に任せて
[Hisasi] #穴の開いた靴はいて帰りました。
[ER] #そしてタカに「みせなさいっ」とやられました(えう)
[Hisasi] #Nmi
[ER] #こう……やっぱりギリちゃん、女性にえらそげに命令されたら、案外素直に聴くとみた(笑)
[ER] #ねーちゃんいもーとの呪い(??)は確かだ
[Hisasi] #んむ
[Hisasi] #そしてウヤダさんへとも思ってないのはいうまでもない
[ER] #……うむ……
[Hisasi] #少女になんぞ言われても
[ER] #つーか、3万円をへとも思ってないのが!!<PL的に
[ER] #というかこう、ギリちゃんとかタカって、21では普通の人だよ。
[Hisasi] #んむ
[ER] #例えばウヤダさんとか、アンザインとか、うちでいうなら隆なんかが
[ER] #21の中では……標準?
[ER] (普通ではない)
[Hisasi] #かも
[Hisasi] #だって14の友久や晃一よりもきっと弱い>ギリちゃん
[ER] #あー
[ER] #攻撃は出来ないのか
[Toyone] #死なない以外はよく訓練された警官であるということ
[ER] #(出来ないというか、異能的にってことで)>攻撃
[Hisasi] #攻撃はできるけど、普通レベルからちょっと上の強い
[Toyone] #普通ですね
[ER] #ふむ
[ER] #そのうちタカが言い出すんだな
[ER] #タカ:「おじちゃんはタカが守ったげる」
[ER] #……多分タカのほーが、異能という面では強いから
[Hisasi] #友久は言わずもがな視線と格闘、晃一もかなり汎用的に強い
[Hisasi] #下手すると夢希さんにも負けるぜ、ギリちゃん
[Hisasi] #蒼雅連中にも負けそうだ
[ER] #うーむ
[ER] #……でも死なない
[Hisasi] #うん
[ER] #そう考えると、実はタカ、相当強い。
[ER] #流れを制御する=人体の内部の流れを制御する
[Hisasi] #売りは死なないことと常識力と捜査力
[ER] #……心臓破裂か、脳卒中か、で、ぼかすかと
[Hisasi] #常識力では蒼雅に圧勝です(当主と元鷹除いて)
[ER] #ある意味、はんぱに生かすよりも、殺すほうが得意になっちゃいます>タカ
[ER] #わはははは
[ER] #……いやその、蒼雅な人達が、ちょっとその、常識を落としてきたというか
[ER] #長い長い生の中に、忘れてきたのね(詩的表現)
[Hisasi] #いろいろなものを犠牲にした代わりに常識がちょっと、
[ER] #うむ……
[ER] #そして、常識を犠牲にしていない二人は、確実に胃を犠牲にしていると(笑)
[Toyone] #等価交換の法則ですね
[ER] #光郎:「……はい、胃に優しいスープです」>たくみんに
[ER] #いや、気分的にね(笑
[Hisasi] #巧:「すみません、助かります」
[Hisasi] #はぁ、おいしい
[ER] #ええ、「はいむ」に来てくれたら、夏はびしそわーず、冬はくらむちゃうだー
[ER] #胃に優しいばーじょんで作っちゃいますよ>光郎
2007/10/08 23:00:00
[Hisasi] ----
[Hisasi] #夜のお店
[Hisasi] #赤いひらひらとした金魚を思わせる服
[Hisasi] お客サン:「ねえ、可愛いねぇマリリンちゃん、この後どうするの?」
[Hisasi] 金魚ちゃん:「ウフフ、やだぁお客サン」
[Hisasi] #ふしゅーふごーと鼻息を荒げるオッサンの傍らで
[Hisasi] お客サン:「おじさん、マリリンちゃんの為ならねぇ、何でもやっちゃうよ」
[Hisasi] #えへえへと脂ぎった手で太ももを撫でつつ
[Hisasi] 金魚ちゃん:「……じゃあ、お願いしちゃおうカナ」
[Hisasi] #油ギッシュなオッサンに顔を寄せて
[Hisasi] #中略
[Hisasi] #一人、歩く女
[Hisasi] 金魚ちゃん:「……」
[Hisasi] #ぎゅっと襟元を寄せて、ああ気持ち悪いといった風に
[Hisasi] #とりあえず、今晩のお誘いはかわして裏情報ゲットしつつ、次の会う約束を取り付けた。
[Hisasi] 金魚ちゃん:「……」
[Hisasi] #でも頑張ればお金はもらえる
[Hisasi] #途中で搾取されて目減りすることもなく、関係を強要してくることもない。
[Hisasi] 金魚ちゃん:「……(ぴっと、携帯電話を)」
[Hisasi] #まず三回コールを鳴らし、電話を切り
23:14:25 + mikeyama(~mikeyama@pl029.nas932.p-niigata.nttpc.ne.jp) to #HA21
[Hisasi] #次にもう一度コールして、切る。
[Hisasi] #三回目、二回コールを鳴らし、相手が出たら電話を切り。
[Hisasi] #四回目、三回コールが鳴り終った後に、相手が電話をとったら会話していい
[Hisasi] 金魚ちゃん:「私です」
[Hisasi] 石橋@電話:「アロー、金魚ちゃん。首尾はどうかな」
[Hisasi] 金魚ちゃん:「……ハイ、汚水再処理場問題で……裏に……何かが」
[Hisasi] 石橋@電話:「……ほう」
23:18:32 + Luna_(~luna@124-144-225-11.rev.home.ne.jp) to #HA21
23:18:37 + Toyolina_(~Toyolina@r-124-18-166-114.commufa.jp) to #HA21
[Hisasi] 金魚ちゃん:「……市の担当の者と、工場関係者から情報を得ました」
[Hisasi] 石橋@電話:「なるほど、詳しい話を聞こうか。時間は?」
[Hisasi] 石橋@電話:「なるほど、詳しい話を聞こうか。時間は?」
[Hisasi] 金魚ちゃん:「はい、あります」
[Hisasi] #ちょっと心なしか声が弾んだ
[Hisasi] 石橋@電話:「わかった、ついでに寄るところがある。車を出させよう、場所は?」
[Hisasi] 金魚ちゃん:「はい……○○です、駅前までで……」
[Hisasi] 石橋@電話:「三十分で迎えがつくよう手配する、待ってな」
[Hisasi] 金魚ちゃん:「……ハイ、石橋サン」
[Hisasi] #三十分後
[Hisasi] #ハイヤーが迎えに着やがった
[Hisasi] 運転手:「どうぞ、石橋様がお待ちです」
[Hisasi] 金魚ちゃん:「……はい」>びびりつつ
[Hisasi] #ちょこんと、縮こまるように後部座席のシートに座って
[Hisasi] #どこぞの高そうな宝石店へ
[Hisasi] 石橋:「……」
[Hisasi] #相変わらずの紫スーツ、黒ラメ開襟ワイシャツ、髪をバリバリに固めてグラサン姿
[Hisasi] #はイヤー到着して
[Hisasi] 金魚ちゃん:「……あの、お待たせしましタ、石橋サン……」
[Hisasi] #すげぇ場違い感を感じつつ
[Hisasi] 石橋:「おう、ようきた。こい」
[Hisasi] #無造作に金魚ちゃんの手を引いて、腰に手を回して
[Hisasi] 石橋:「きな」
[Hisasi] 金魚ちゃん:「は、ハイ」
[Hisasi] #で、やたら丁寧な店員に案内されるまま、店の奥からなんぞもってこさせる
[Hisasi] 店員:「こちらでよろしいですね」
[Hisasi] 石橋:「おう、見せてやりな」
[Hisasi] #店員が手にした箱の中、内側は布張り
[Hisasi] 金魚ちゃん:「……あ」
[Hisasi] #箱の中に入っていたのは、真っ赤な大粒のルビーのピアス。
[Hisasi] 石橋:「ご褒美だ、金魚ちゃん。よくやってるからなぁ」
[Hisasi] 金魚ちゃん:「……石橋サン……」
[Hisasi] 石橋:「俺はケチな男じゃあないからな、頑張ったらご褒美をやる、ほら、つけてやる」
[Hisasi] #無造作にルビーのピアスを引っつかんで、金の金具をはずして
[Hisasi] #つつつ、と金魚ちゃんの耳に手をやり、元のピアスをはずして
[Hisasi] 金魚ちゃん:「……」>ぽーっとしてる
[Hisasi] #ちょいちょい、とピアスをつけて
[Hisasi] 石橋:「見てみ」
[Hisasi] #店員が持ってきた鏡を親指でさして
[Hisasi] 金魚ちゃん:「……わあ」
[Hisasi] #きらきらと、耳に光る赤
[Hisasi] 金魚:「……ありがとう、ゴザイマス」
[Hisasi] 石橋:「似あうよ、金魚ちゃん」
[Hisasi] #耳元で
[Hisasi] #で、さっさと離れて
[Hisasi] 石橋:「さて、行こうか」
[Hisasi] 金魚:「……ハイ」
[Hisasi] #支払いはとっくに済んでるくさいので、そのまま金魚ちゃんをあごでしゃくって
[Hisasi] 店員一同:「ありがとうございました」
[Hisasi] #深々と頭を下げる店員共に見送られつつ
[Hisasi] 金魚:「……石橋サン……」
[Hisasi] #完全に舞い上がってる金魚ちゃん
[ER] ##……ウヤダさんのたらし。
[Hisasi] #どっかの先輩や不死身のオッサンとちがって金唸るほど持ってるからなあ
[ER] #……
[ER] #いやちょっとまて。
[ER] #ギリちゃんはともかく、先輩はふつーだと思うが
[ER] >所持金
[Hisasi] あいば:「捜査って金かかるんだよ」
[ER] (つーか、なんでギリちゃんがあんなにお金に困ってるかが謎なのだ)
[Hisasi] #ぼそっと
[Hisasi] #ギリちゃんは夜の見回りもやってるしな
[ER] まほ:「…………」
[ER] #そなのか、と
[ER] <こう……自分に必要な分と、ある程度貯金分だけ除いたら、多分先輩の口座にぶち込む奴
[ER] #なるほろなあ
[ER] #タカ:「……そのうち、タカがちゃんとおしごとしておかねかせぐもんっ」
[Hisasi] #ヒモ!?
[ER] #なんでやねん!!
[ER] #つーか、タカがどうやって、ヒモなんぞ養えるかー(笑
[ER] #そして、ギリちゃんならば
[ER] #ヒモじゃなくて綱だ!!
[Hisasi] #ぶぅ
[ER] <だんだん問題が違います
[ER] #タカ:「そんで、おじちゃんが、3万円の靴をえいって買えるよーにするんだもんっ」
[ER] <贅沢の限界
[Hisasi] #相羽:「三万もあったら三足くらい買えない?」
[Hisasi] #考えは似たようなもん
[ER] #真帆:「……かなり、賛成かも(滅)」
[ER] #基本的に地味
[ER] #タカ:「そしたらおじちゃん、怪我しなくていいよね」
[ER] #>おしごとで
[Hisasi] #片桐:「……怪我せんように、ワシも気を使うわい」
[ER] #タカ:(じーーー)
[ER] #タカ:「でも、おじちゃんのお仕事って、怪我が一緒についてきそうだもん」
23:51:16 ! H_Aoi ("そろそろしゅーしん")
[Hisasi] #そこで怪我が治るから押し付けられてるという現実
[Hisasi] #だって他の連中怪我するんだもの、豆柴とか
[Hisasi] #だって子供生まれたんですよとか写真みせてくれる豆柴に危ない仕事させるよりは
[ER] #……そーくると思った
[Hisasi] #死んでも死なないギリちゃんを当てた方が
[ER] #んなことだから
[ER] #タカ:「タカがおじちゃん守ってあげる」
[ER] #きっぱり
[ER] #といわれるのだ。
[Hisasi] #えう
[ER] #……つか、うん、ちゃんとギリちゃんのばっくあっぷでけるよーになったら
[ER] #遠距離からの攻撃や防御がでけるので、お買い得です
[ER] >タカ
[Toyolina_] むしろ警察なんてやめてしまえばいいのではないか
[ER] ……なんか、うーちゃんあたりがいいそう(笑)>警察やめてしまえば
[Hisasi] それは、できんのう
[Hisasi] 苦笑しながら言うかもしらん
[Toyolina_] 30年前倒しスルダケナノニーw
[ER] へ?>30年前倒し
[Hisasi] しょうもなやつも居ればいいやつも居る、薄給であほらしくなることもあるが、感謝されて感激することもある……いいことも悪いこともごっちゃじゃがの……それでもワシは警察が好きなんじゃのう
[Toyolina_] 定年定年。
[ER] あ、にゃるほろ
2007/10/09 00:00:01 end