語り部IRCログ #HA21 2010-11-16

霞ヶ池の闇

過去ログを示すのにはHTML版の語り部IRCログ #HA21 2010-11-16をご活用くださいませ。

2010/11/16 00:00:00
00:15:23 + gombeLOG(~username@ntkyto086019.kyto.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #HA21
00:21:57 ! Suo (EOF From client)
00:37:21 MOTOI -> MOTOIbath
00:54:53 MOTOIbath -> MOTOI
00:57:32 MOTOI -> MOTOsleep
2010/11/16 01:00:00
[Toyolina] Pixivだけどいい感じのを発見してしまった
[Toyolina] 「セーラー+八重歯」/「ブラック部落」のイラスト [pixiv] http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=12511070
[Toyolina] 祟り神なアレ
[Hisasi] きゃ
[Toyolina] 食われそうですよねこいつは
01:13:14 ! Hisasi ("ついったはまり中")
2010/11/16 02:00:00
2010/11/16 03:00:00
03:38:38 ! gombeLOG ("Leaving..")
2010/11/16 04:00:00
04:46:45 + arca(~arca@softbank219175154014.bbtec.net) to #HA21
2010/11/16 05:00:00
2010/11/16 06:00:00
2010/11/16 07:00:00
2010/11/16 08:00:00
08:51:08 ! SaW ("See you...")
2010/11/16 09:00:00
09:00:00 ! kataribe ("auto down")
09:05:19 + kataribe(~kataribe@sv1.trpg.net) to #HA21
09:56:26 + miburo(~toukaen@zaqd37c3d2e.zaq.ne.jp) to #HA21
2010/11/16 10:00:00
2010/11/16 10:00:01
10:00:36 + kata_cre(~kata@ns.cre.ne.jp) to #HA21
2010/11/16 11:00:00
2010/11/16 12:00:00
12:52:50 + miburo(~toukaen@zaqd37c3d2e.zaq.ne.jp) to #HA21
12:54:53 + kuroi(~kuroi@pw126227209022.33.tss.panda-world.ne.jp) to #HA21
2010/11/16 13:00:00
13:05:48 ! kuroi (EOF From client)
13:51:22 + H_Aoi(~chocoa@p20058-adsao01daikai-acca.hyogo.ocn.ne.jp) to #HA21
2010/11/16 14:00:00
2010/11/16 15:00:00
2010/11/16 16:00:00
2010/11/16 17:00:00
17:57:42 + miburo(~toukaen@zaqd37c3d2e.zaq.ne.jp) to #HA21
2010/11/16 18:00:00
2010/11/16 19:00:00
19:13:16 + Hisasi(~hisasi@129.CH575a.cyberhome.ne.jp) to #HA21
19:17:11 + NATI(~pkprs775@softbank126097068203.bbtec.net) to #HA21
2010/11/16 20:00:00
20:04:23 ! H_Aoi ("てっしゅー")
2010/11/16 21:00:00
21:15:37 ! arca (Connection reset by peer)
21:16:34 + arca(~arca@softbank219175154014.bbtec.net) to #HA21
21:58:45 + Suo(~username@ppxl171.enth.cli.wbs.ne.jp) to #HA21
2010/11/16 22:00:00
22:02:55 MOTOsleep -> MOTOI
22:10:51 + Toyolin__(~Toyolina@7c29320c.i-revonet.jp) to #HA21
22:13:07 Toyolin__ -> Toyolina
22:26:00 + gombeLOG(~username@ntkyto086019.kyto.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #HA21
2010/11/16 23:00:00
[Hisasi] ----
[Hisasi] #吹利県警の一室
[Hisasi] #他の部署とはまた違う、隔離された部屋
[Hisasi] #ソファにはくせっ毛の大柄な男が座っている
[Hisasi] 片桐:「…………」
[Hisasi] #居心地悪そうに
[Hisasi] #その向かいには二人
[Hisasi] #一人はチームの上司である薗煮、そしてもう一人は覚えのない人物
[Hisasi] 片桐:「話、っちゅうのはなんですかいの?」
[Hisasi] 薗煮:「ああ、詳細は……こちらに」
[Hisasi] #隣をちらりと見る
[Toyolina] #wktk
[Hisasi] 男:「はい、ああ、自己紹介が遅れましたがわたくし本庁の方で人外カウンセリングなどを勤めております。毛曽我(けそが)と申します」
[Hisasi] 片桐:「はぁ……」
[Hisasi] 毛曽我:「先日からお聞きしております、お話と……あと片桐巡査自身のことについて、少々お調べしたいと思いましてね」
[Hisasi] 片桐:「…………」
[Hisasi] #捜査のこととかは一応その手の方々なので情報は流れている
[Hisasi] 薗煮:「現在、捜査が手詰まり状態になっていることで、協力をいただけるとのことです」
[Hisasi] 毛曽我:「ええ、この一件。どうにも一筋縄ではいかない様相ですので」
[Hisasi] 片桐:「……ええ、まぁ」
[Hisasi] #なんか内心、ちょっと引っかかる何かを感じている
[Hisasi] 毛曽我:「いきなりのことで、少々不審に思われてるかもしれませんね。カウンセリングが何の役に立つか、など、思われてるんじゃありませんか?」
[Hisasi] #にぃ、と
[Hisasi] 片桐:「まあ、そういったとこじゃの。今の状況じゃと藁にも縋りたいっちゅーのは正直なところじゃがな」
[Hisasi] 毛曽我:「ええ、そうでしょうねぇ……そして、まず何よりも捜査だけではなく」
[Hisasi] #銀縁メガネの奥に見える斜視、少し違和感を覚える眼差しが片桐を見る
[Hisasi] 毛曽我:「片桐さん、貴方自身のことを……少々」
[Hisasi] 片桐:「ワシのことかい」
[Hisasi] 薗煮:「……」
[Hisasi] 毛曽我:「いやね、最近のことを色々こちらでもお調べさせていただきましてね」
[Hisasi] #JKと半同居してたりしてますね、まあ色々
[Hisasi] 片桐:「そりゃまたどうも」
[Toyolina] #まあいろいろ
[Hisasi] 毛曽我:「そしてお調べした結果ですがね、貴方は……カウンセリング及び今後の身の振り方を考えていただく必要がある、と。判断いたしました」
[Hisasi] 片桐:「……どういう意味か説明してもらえんかの。ワシの頭にもわかるように」
[Hisasi] 毛曽我:「ええ、まあ端的にいいますと。貴方の精神はもう……人ではなく、人外……人ならぬ者に近くなっているということですね」
[Hisasi] 片桐:「この体になってからそのつもりで居ったがのう」
[Hisasi] 毛曽我:「ええ、まあ。魂のない不死者となって、もう何年経ちましたかね……頭で理解してもそうそう人の精神というものはついてくるものではありませんよ片桐巡査」
[Hisasi] 片桐:「…………」
[Hisasi] 毛曽我:「不死者、長命者の精神というものはね、思ったより脆いんですよ。高い知識や教養を持つ者もいます、だが、そういった者でも長く生きていくうえで心の硬化というものは起こる。そして魂のない精神というものは……非常に危うい」
[Hisasi] 片桐:「ワシが人間らしくなくなっとるっちゅーことかいな」
[Hisasi] 毛曽我:「今のあなたに、本当の人間だった頃の感覚がどれだけ残っています?不死の体になる前の感覚、考え、信念……それは今の激務の中でどんどん乖離していく、人であることの実感より人外の立場での考えがリアルになっていく、違いますか?」
[Hisasi] 片桐:「…………」
[Hisasi] #沈黙は答えなり
[Hisasi] #もう人間だった頃の感覚とか考えよりも、うっちゃんみたいな吸血鬼や円卓連中みたいなのの方がよくわかる
[Hisasi] 毛曽我:「肉体の急激な変化に精神まではすぐについてはいけない、だが、それは段々と今の肉体にあわせて精神も変化していく」
23:44:41 gombeLOG -> gombeAFK
[Hisasi] 片桐:「ワシは……もう人っちゅう枠には置いておけんということか?」
[Hisasi] 薗煮:(思わず何かを言おうとして)
[Hisasi] 毛曽我:(薗煮を遮って)
[Hisasi] 毛曽我:「そう取っていただいても構いません」
[Hisasi] 片桐:「なるほどな……」
[Hisasi] #お前もう人じゃないから^^
[Hisasi] #そういうことでした
[Toyolina] #おめーの席もうねーから(´・ω・`)
[Hisasi] 毛曽我:「……もちろん、苦渋の判断でもありますし。その時期は片桐さん自身でよく考えていただきたいことです」
[Hisasi] 片桐:「……なんとなく、ワシもそんな気がしてきておった」
[Hisasi] 片桐:「感覚っちゅうやつか、そういうもんが……ずれていっとる、確かにアンタの言うとおりじゃな」
[Hisasi] 薗煮:「片桐さん……」
[Hisasi] 毛曽我:「今後、片桐さんがどうして行きたいか、どうあるべきか。今後のことについてもこちらとしてもできる限りのことはしていきたいですよ」
[Hisasi] 片桐:「おう、助かるわい」
[Hisasi] 片桐:「…………ワシは、脆いんか」
[Hisasi] #ぽつり、と。
[Hisasi] 毛曽我:「魂がないという状態は、貴方が思ってる以上に危うい状態なんですよ」
[Hisasi] 毛曽我:「魂のない精神は容易に崩れる、魂のない肉体は死ななくともそれは実際には屍です」
[Hisasi] 片桐:「……」
[Hisasi] 毛曽我:「魂というものは重要なんですよ、死んでいる吸血鬼でさえ魂と呼べるものはある、そのものを形作るものなんですよ」
[Hisasi] 片桐:「…………ワシにはないもん、か」
[Hisasi] #胸に手をあてて
[Hisasi] 毛曽我:「ええ、なくとも問題がなければわざわざなくしたら死ぬ魂を内に持っていたりはしないでしょう。問題なけりゃ家の金庫に入れて鍵でもかけときゃいいんですから」
[Hisasi] 片桐:「確かにな」
[Hisasi] #肩を竦めて
[Hisasi] 毛曽我:「……貴方は人から人外の間に居る、狭間の人です」
[Hisasi] 片桐:「…………」
[Hisasi] 毛曽我:「そういう状態というのはね、ある意味危険なんです」
[Hisasi] 片桐:「人にもなれん、人外にもなりきれん……不安定っちゅーことか」
[Hisasi] 毛曽我:「ぶっちゃげたらそうです」
[Hisasi] 片桐:「そうか」
[Hisasi] 薗煮:「…………」
[Hisasi] #何かを言いたい、言いたかった
[Hisasi] 毛曽我:「それを、お知らせしておきたいと思いましてね」
[Hisasi] 片桐:「わかった」
[Hisasi] #その後
[Hisasi] #薗煮が何かを言おうとしていたが、片桐は聞くこともなく一礼して部屋を後にした
[Hisasi] 片桐:「…………」
[Hisasi] #人間ではなくなっている、それは肉体は当の昔に
[Hisasi] #そして、精神も?
[Hisasi] 片桐:「…………帰るか」>ぼりぼり頭かいて
2010/11/17 00:00:00 end