語り部IRCログ #LG 2007-09-21

伝奇スペオペ「地球伝承」

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2007/09/21 00:00:00
00:12:39 + gombe(~gombe@ntkyto044158.kyto.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #LG
00:13:26 + gombe_(~gombe@ntkyto044158.kyto.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #LG
00:22:19 + kisito0(~guilsn@p1141-ipad313sasajima.aichi.ocn.ne.jp) to #LG
00:28:43 ! TK-Leana ("CHOCOA")
00:31:59 ! kisito0 ("CHOCOA")
00:41:02 MOTOIwork -> MOTOI
[gombe_] ----
[gombe_] 某宙域
[gombe_] 超高速で宇宙を流れる隕石群
[gombe_] それらに襲われ、難破させられ、流されていく民間の小型船舶が一隻
[gombe_] 近くのステーションの巡視艇が発見し、追いすがる
[gombe_] 何とか相対速度をほぼゼロに抑えるが、大小様々な大きさの隕石が危なすぎて近寄れない
[gombe_] その船から、ひらりと一つの影が舞い立って難破船へ向かう
[gombe_] 相対速度がほぼ無くなっているために静止しているかのように浮かんでいる隕石群の中を、大きな翼を広げてひらりひらりとかいくぐっていく一頭の竜
[gombe_] 時折、微妙に相対速度のずれている隕石同士が接触しては細かい石クズを散らす
[gombe_] それらの全てが、普通の船や宇宙服にとっては危険すぎる
[gombe_] いつになく重装備で、頭から尾の先まですっぽりと装甲宇宙服に包んだギギィは、時々かする石クズを蹴散らしながら難破船の前までやってきた
2007/09/21 01:00:00
[gombe_] ギギィ:「ターゲットに取り着いた。外部からは熱源や光は感知できない、輻射はかなり4K近くまで落ち込んでいる」
[gombe_] ギギィ:「船体はひどく損傷している、左舷側が特にひどい。大きなもので3つ、他に見て判るものだけでその倍以上ある。機関部付近をこれから確認に行く」
[gombe_] ひときわデブリが漂う空間を、大光量ライトを付けて確認しながらゆっくりと船尾の方へ向かう
[gombe_] 大穴の一つが船尾付近に開いており、覗くといまだに隕石の一つが食い込んだまま引っかかっている
[gombe_] 抜けそうで抜けない、ふわふわとその場に保たれた感じ
01:11:09 ! Hisasi ("僕たちピクミン")
[gombe_] 機関部は機能を停止しているだけで生きていると判るが
[gombe_] 隕石のすぐ傍に、エネルギー伝送路と見て判るラインが走っているのが見て取れる
[gombe_] ギギィ:「……」(ぱち、とモニタ用センサを傍の壁に付ける
[gombe_] 熱核融合炉。このご時世でも、実はもっとも安価で、シュアで、コンピュータにも制御できる船の心臓部として、主に地球圏ではよく使われる
[gombe_] 多分IR駆動だと、パイロットが寝るときには凪の時の帆船よろしく停泊を余儀なくされるので継続的な航行が少人数ではしにくい
[gombe_] こっくりさんや占星術師を航法コンピュータと組み合わせればいいのだが、極めて高価だったり
[gombe_] もっともこっくりさんや占星術師の予知能力をもってすれば隕石群などに捕まりはしなかったのだが、もはや後の祭り
[gombe_] ギギィ:「……」(ぱち、と外側の壁にもモニタ用センサを付ける
[gombe_] ギギィ:「これから船内の捜索に入る。周辺の監視は頼んだ」
[gombe_] 母船:『了解』
[gombe_] 船内
[gombe_] 残骸や日用品が散乱し漂う船内通路を、ゆっくりとIDE原理の浮遊能力で進んでいくギギィ
[gombe_] ふわり、と、目や鼻から血を流し頬や腹の膨らんだ死体が、通路の角から漂い出てくる
[gombe_] ギギィ:「……残念だったな」(死体をつかまえて辺りの空いた場所に横たえる
[gombe_] 船内コンピュータの端末を見つけたギギィは、船内モニタを作動
[gombe_] ほとんどブラックアウトしている中で、ライフライン(と言ってもほとんど壊れている)以外のほとんどのエネルギー供給を自動停止している熱核融合炉と、もう一箇所船内中心部の医療区画だけが、生きて稼働していることが判る
[gombe_] SE:ピーピーピーピー(モニタ用センサに何か反応
[gombe_] モニタリングすると、離れた位置でぶつかり合ったらしい隕石二つのうちの一つが、ゆっくりとこの船の方に近づいている
[gombe_] 母船:『まずいことになった』
[gombe_] ギギィ:「ああ、こちらでも確認した」>母船への通信機に
[gombe_] ギギィ:「遺体を一体確認。船内は気圧が下がっており、気密服無しでは生存は絶望的。他にも探してみる。あと何人いるか判るか?」
[gombe_] 母船:『3名の乗員が乗っていることは記録にある。内訳は判らん、個人船舶だからな。今資料を取り寄せられるかあたっている」
[gombe_] 』
[gombe_] ギギィ:(奥へと進み始める)「……急がんといかんな」
[gombe_] 真っ暗な通路の奥にかすかに光が漏れている
[gombe_] 途中で停止したと思しき半開きの自動ドア
[gombe_] 中を覗くとそこは医務室
[gombe_] ふわり、と、先程の遺体と同様地球系の、女性らしき遺体が室内に浮かんでいる
[gombe_] ギギィ:「……」(ごり、と自動ドアをこじ開ける)
[gombe_] 部屋の右手隅には、稼働状態で生きている医療ポッドが据え付けられており、中にごく小さい人影が
[gombe_] 近づくとそれは、眠っている赤ん坊だと判る
[gombe_] ギギィ:「……1名の生存者と、1名の遺体を発見。要救助」
[gombe_] SE:ゴオォン
[gombe_] ぐらり、と、周囲の船体が20度ほども傾ぐ衝撃
[gombe_] 母船:『大丈夫かっ』
[gombe_] SE:ピピッ(機関部にセットしたセンサが、何かの動きがあったことを知らせる
[gombe_] ギギィ:(目を走らせる。医療ポッドに異状はない)
[gombe_] ギギィ:「こちらは大丈夫だ。外の状況は?」
[gombe_] 母船:『かすかに動き始めている。早めに離れないとまた別のと衝突するぞ』>船
[gombe_] ギギィ:「……」(近寄ってきた壁に手をついて支える
[gombe_] SE:ぴー、ぴー、 (機関部のセンサが、熱源が発生したことを告げる)
[gombe_] 医療ポッドの周辺を調べるギギィ。しかし、船舶用だというのによりによって床に据え付け型
[gombe_] ギギィ:「……くそったれ、動かせんのかっ」(周囲にさらに目を走らせる)
[gombe_] 部屋の隅に酸素供給機からのダクトがある。おそらく室内を満たすことはできることが船内モニタで把握できた。周囲の壁にも、損傷はない。
[gombe_] ギギィ:(文字通り飛ぶように自動ドアに近づき、腕力で無理やり自動ドアを閉め切る)
[gombe_] SE:ピーピーピー(機関部の熱源が大きくなっている)
[gombe_] 同時に、医療区画へのエネルギー伝送が低下していることが判る
[gombe_] 恐らく、エネルギー伝送路を、機関部を破壊した隕石がさらに破壊したと思われる
[gombe_] ギギィ:(気圧が充分に上がったことを把握し、医療ポッドの気密性もあるカバーをオープン)
[gombe_] ギギィ:(自分の装甲宇宙服の懐を開き、その隙間に赤ん坊を押し込む)
[gombe_] ギギィ:「……しばらく我慢してくれよ」(装甲宇宙服を念入りに閉じる)
[gombe_] SE:ピーピーピーピー(モニタが危険を告げる)
[gombe_] ギギィ:「母船、これから脱出する。なるべく大口径のブラスターあたりで、“道”を造ってくれ。こっちの船には当てるなよ」
[gombe_] 母船:『……了解した。タイミングをしくじるな』
[gombe_] ギギィ:(赤ん坊の母親であろう遺体に目を向け、一瞬だけ躊躇したあと、結局遺体を室内に残したまま、自動ドアをこじ開けて通路を飛び去っていく)
[gombe_] ライトを皓々と点け、通路の漂流物を蹴散らしながら出口へと急ぐギギィ
[gombe_] ギギィ:(もう一体の遺体にも目礼し、飛び過ぎていく)
[gombe_] 元来た通路は、恐らく高温になっていると思われるため使えない
[gombe_] ギギィ:(背に背負っていた単発式ブラスターを取り出し、通路から壁に向け、何やら方向を計って、おもむろに撃つ)
2007/09/21 02:00:00
[gombe_] 壁に開いた大穴の向こうに、最初に開いていたものと思しき船腹の大穴が開いているのが見え、その向こうに星空が
[gombe_] そして、その切り取られた星空を両断するように、間近を大口径レーザーブラスターの光条が走る
[gombe_] その光条が消え去ったところを見計らい、ギギィはいまだにプラズマ漂うレーザーの軌跡に身を投げ、それをたどってさかのぼる
[gombe_] 難破船:(ぐらり、と飴が曲がるように船体がひねられ、内部から火柱が立つ)
[gombe_] 船の中は一転して灼熱の地獄に
[gombe_] そして、レーザーが隕石を一掃したあとの細い細い軌跡をたどってギギィが充分離れた頃、船は二次爆発が引き起こした核融合炉の暴走に巻き込まれて消滅する
[gombe_] 母船:『――衝撃波とデブリが来る、収容次第離れるぞっ』
[gombe_] ギギィ:「あと3秒っ……よし、閉めろ!」(ハッチに飛び込む)
[gombe_] ……任務完了、要救助者1名を無事確保。容態に別状無し。身元も後に判明。
[gombe_] 核爆発による衝撃で、隕石群も四散し、相対的に脅威の少ない小規模デブリとなった
[gombe_] 赤ん坊の身内が引き取りに来るまで、当局担当者と共にギギィが赤ん坊の面倒を見る羽目になるのだが、それはまた別の話
[gombe_] ギギィ:「……紙おむつが既に限界だったようでな。宇宙服の中で、小便臭いの何の」(辟易した顔で)
[gombe_] ----
[gombe_] おしまい。
[gombe_] 思いついたものを書き留めてしまった
[gombe_] やけに時間がかかってしまった。チャンネル占拠申し訳ない
[Tihiro] おつかれさまでしたー
[Tihiro] 久々にこういうのを見た気がします
[gombe_] まあ、久々に書いたからね(ぉ
[Tihiro] はぅw
[gombe_] http://hiki.kataribe.jp/LG/?Gigih
[gombe_] ここにメモっておいた
[gombe_] 最近人が集まってないから、わずかずつ一人芝居が積み重なってるな >ギギィ
[gombe_] 設定的には、sfさんのコメントも聞きたいところだが
[gombe_] 今日は寝よう
02:26:44 ! gombe_ ("Leaving...")
02:27:31 ! Tihiro ("ぐああっ")
02:30:30 ! MOTOI ("我等の、我等の、パシフィックリーグ")
02:30:32 ! MOTO-i (Connection reset by peer)
02:53:05 ! gombeAway ("Leaving..")
2007/09/21 03:00:00
2007/09/21 04:00:00
2007/09/21 05:00:00
2007/09/21 06:00:00
06:30:41 + MOTO-i(~MOTO-i@p0a3478.tokyte00.ap.so-net.ne.jp) to #LG
06:30:51 + MOTOI(~MOTOI@p0a3478.tokyte00.ap.so-net.ne.jp) to #LG
2007/09/21 07:00:00
07:40:37 MOTOI -> MOTOIwork
2007/09/21 08:00:00
08:15:08 + NaggyFish(~naggyfish@p02dae1.fkoknt01.ap.so-net.ne.jp) to #LG
2007/09/21 09:00:00
09:00:00 ! kataribe ("auto down")
09:02:38 + kataribe(~kataribe@sv1.trpg.net) to #LG
2007/09/21 10:00:00
2007/09/21 10:00:02
10:00:51 + kata_cre(~kata@ns.cre.ne.jp) to #LG
2007/09/21 11:00:00
2007/09/21 12:00:00
2007/09/21 13:00:00
2007/09/21 14:00:00
14:01:09 + TK-Leana(~TK-LEANA@58-70-61-230.eonet.ne.jp) to #LG
14:02:26 ! NaggyFish ("Leaving...")
14:36:25 Ryu_away -> Ryu
2007/09/21 15:00:00
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2007/09/21 19:00:00
19:50:35 Ryu -> Ryu_away
2007/09/21 20:00:00
2007/09/21 21:00:00
21:32:46 + Hisasi(~hisasi@107.CH575a.cyberhome.ne.jp) to #LG
21:49:18 + H_Aoi(~chocoa@121-84-8-211.eonet.ne.jp) to #LG
21:58:21 + chita(~chita@flets1.248254.netwave.or.jp) to #LG
2007/09/21 22:00:00
2007/09/21 23:00:00
2007/09/22 00:00:00 end