語り部IRCログ #KA-04 2009-03-03

創作TRPG企画語り部の汎用予備チャンネル。

過去ログを示すのにはHTML版の語り部IRCログ #KA-04 2009-03-03をご活用くださいませ。

2009/03/03 00:00:01
00:00:13 OTE -> OTE_Aw
00:01:36 CorDarui -> CorDeath
[ER] ……ああさむい
[Hisasi] #というわけで。
[Hisasi] 相羽:「エンゼルクリームにする?カスタードにする?」
[Hisasi] 仙:「えーとえーーとお」
00:02:40 fukaFuton -> fukaSleep
[Hisasi] #ドーナツ屋にて
[ER] #なんと(笑
[Hisasi] 相羽:「チョコもいいなぁ、カスタードパイもいいし」
[Hisasi] 仙:「あ、ポンデリングも」
[ER] #え、二人でお買い物?真帆居ていいの?
[Hisasi] #ドーナツ買って相羽家にご招待
[ER] #ほむ
[Hisasi] #ドーナツかってかえるー、あと耳っこつれてくから
[ER] #……しかし先輩。なんだそのやたらめったら甘そげなちょいすは(汗)
[Hisasi] 相羽:「じゃあ、とりあえずこれかって。うちで食べる奴いるし」
[ER] 真帆:(了解してお茶の用意をしてる)
[ER] #おうちで
[Hisasi] #エンゼルクリームとカスタードとチョコクリームと
[Hisasi] #甘すぎだろう、、、
[Hisasi] 仙:「えへへ」
[Hisasi] 相羽:「ポンデリングは半分こしよっか」
[Hisasi] 仙:「はーい」
[Hisasi] #で、ドーナツ入った箱を手に、
[ER] #うむ
[Hisasi] 相羽:「ただいまー」
[Hisasi] 仙:「おじゃましまーーす」
[ER] 真帆:「おかえり……いらっしゃい、仙君」
[Hisasi] #つまり、零課の護衛なんだ、先輩。
[ER] #……なるほろ。
[ER] 縹:「きゅーい!(おにーちゃんだー)」
[Hisasi] 仙:「こんにちはー(えへへ)」
[Hisasi] #ぴこぴこ
[ER] 真帆:「入って入って。寒かったでしょう」
[ER] #紅茶の用意をがっつりして待ってたぜ
[Hisasi] 相羽:「うん、ほら、手洗ってうがいしておいで」
[Hisasi] #つくつくと
[Hisasi] 仙:「はーい!」
[Hisasi] #勝手しったる人の家でぱたぱたと洗面所へ
[ER] 真帆:「……それで……」
[ER] #零課のことなら、真帆のほーも聴いているだろう>銀鏡あたりから
[Hisasi] #うむ
[ER] 真帆:「仙ちゃんは……大丈夫?(洗面所に聞こえないように)」
[Hisasi] 相羽:「しばらくさ、俺がつくことになったから」
[Hisasi] #まあ、べったりじゃないけど。適度な距離で
[ER] 真帆:「……(こくり)」
[ER] #了解です、と
[Hisasi] 相羽:「まあ、俺は顔見知りだし、狐さん連中からもそれなりに信用あるみたいだから」
[Hisasi] #前からしってるし。
[ER] 真帆:「そうだね……それに尚吾さんなら安心だ」
[ER] #なんとなく、当然のよーにあっさりと
[ER] #先輩ならだいじょぶ、はもう真帆の天性だ。
[Hisasi] 相羽:「まあ、そうそう過激なことはしてこないとは踏んでるけど、あのゆるゆる坊やはまあ、心配であるから」
[ER] 真帆:「……」
[ER] #こう、ゆるゆる坊やの部分に、すげー頷いてしまった真帆である
[Hisasi] 相羽:「まあ、ゆるゆる坊やが……そのままでいてくれるのが一番だからね」
[ER] 真帆:「そうだね……」
[ER] #ほーっと溜息をつく
[ER] 真帆:「……お茶、淹れるね」
[ER] #なんかこう、ひいさまはどう思ってるのかなあとか
[ER] #色々考えつつ
[Hisasi] 相羽:「狐さん連中はおかんむりらしいね」
[Hisasi] #で、向うの部屋で縹ちゃんときゃーきゃー遊んでるのを横目でみつつ
[ER] 真帆:「そりゃあそうでしょう」
00:14:59 + gombeLOG(~username@ntkyto084022.kyto.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #KA-04
[ER] #溜息混じりに
[Hisasi] 相羽:「……県警のほうも、色々意見はでたけど薗煮が色々各団体と交渉してる」
[ER] 真帆:「ひいさまが良く我慢しているものだと思うわ」
[ER] 真帆:「…………明神、だっけ」
[Hisasi] 相羽:「そう」
[Hisasi] #ぽつり、と
[Hisasi] #色々先輩にも微妙なんですよ
[Hisasi] 相羽:「……色々凝り固まったものがね」
[ER] 真帆:「莫迦らしい」
[ER] #一撃
[Hisasi] 相羽:「あっちでこっちで恨みあいになってる……まったくもって、ばからしい」
[ER] 真帆:「恨みあいというより。そもそも人間がぼろぼろにしたところを、あやかしをいけにえにしてさあ助けてって」
[ER] 真帆:「莫迦にも程がある」
[ER] #きっぱり
[Hisasi] 相羽:「……まってくもって、ね」
[Hisasi] 相羽:「…………ひまわりの子も」
[Hisasi] #きよしくんのことを思い出した
[Hisasi] 相羽:「だから、こんどはこっちが誠意をみせないとさあ」
[ER] 真帆:「……」
[ER] #それにはすごく同意なのだ
[ER] 真帆:「……多分、誰かが言ってるんだろうね。この子一人が犠牲になれば良いのだから、ここは堪えて、とかなんとか」
[ER] 真帆:「言い出した奴埋めてやりたいわ」
[Hisasi] 相羽:「……大勢の為に一人を、か」
[Hisasi] 相羽:「そのツケが、回ってきたんだよ」
[ER] 真帆:「じゃ、正さないといけない」
[ER] #ぐ、と握りこぶしを作って
[Hisasi] 相羽:「そだね」
[Hisasi] #頷いて
[ER] 真帆:「…………(ふぅ)」
[Hisasi] #で、縹肩にのっけてメスベタにつっつかれながら仙がもどってきた
[Hisasi] 仙:「あうあうあうあうあう」
[Hisasi] 相羽:「……こら、いじめないの」
[Hisasi] #で、ぷいっと飛んでいくメスベタ
[ER] 縹:「きゅううー(だめなのー)」
[Hisasi] 相羽:「ほら」>つつかれてぐしゃぐしゃになった頭をわしわしと
[Hisasi] 仙:「えうー」
[ER] 真帆:「あらら……ほら、お茶淹れたから……ドーナツ食べよう?」
[ER] #赤青の、メスベタを避けてがくぶるしているべたずに声をかけて
[ER] #そして、箱からドーナツを取り出し……かけて
[ER] 真帆:「…………尚吾さん。仙ちゃん」
[ER] #こー、お皿に並べかけた手が止まってる。
[ER] 真帆:「これ、選んだの……どっち?(汗)」
[Hisasi] 相羽:「んー」
[Hisasi] 仙:「むー」
[Hisasi] #どれにしようかなー
[Hisasi] #決めてなかった。単においしそうなのを選んでた。
[ER] 真帆:「……っつか、どうしてこう……極甘が並ぶかな(汗)」
[ER] #いや、甘いの好きだけど……
[ER] #一瞬。紅茶に入れるお砂糖を出すのをやめたくなった真帆であった……
[Hisasi] 相羽:「じゃあ、俺チョコと」
[Hisasi] 仙:「かすたーど!」
[Hisasi] 相羽:「ポンデリングは半分だよね」
[ER] 真帆:「…………どーぞ……」
[Hisasi] 仙:(こくこくこく)
[ER] 真帆:「……一番甘くないのどれ?」
[Hisasi] #オールドファッションとかは真帆さん用にかってきましたよ
[ER] #おお!
[ER] 縹:「きゅきゅきゅうううー!(あたちもあたちもーーっ!)」
00:29:18 ! CorDeath ("何で霧城の表紙が変態紳士なんだ?")
[ER] #チョコがかかってそーなのをゆびさしゆびさし
[ER] 真帆:「……あんたまで極甘選ばないのっ(汗)」
[Hisasi] #チョコクルーラーとか
[ER] 縹:「きゅううーーー(やだやだたべるぅ)」
[ER] #だってほら。一個は食べられないもん、縹だと
[ER] 真帆:「……ちゃんと、縹と、ベタ達で食べるのよ?あたしは手伝わないからね?」
[ER] #ままは手伝わないからちゃんとたべるのよ!
[ER] 縹:「きゅ!」
[ER] #こっくり
[ER] 真帆:「…………」
[ER] #溜息つきながら、先輩と仙ちゃんと、そして縹にそれぞれ選んだドーナツをお皿にのっけて渡して
[Hisasi] 相羽:(もふもふ)
[Hisasi] 仙:(もふもふ)
[Hisasi] #おいちー
[ER] 真帆:(ぱく)
[ER] #おーるどふぁっしょんをぱく、と
[ER] #いや、好きなんだけど真帆も>どーなつ
[ER] 縹:(もふもふもふ)
[ER] #顔の半分をチョコでぺたぺたにしつつ
00:33:13 gombeLOG -> gombeAFK
[Hisasi] 相羽:「ほら、ついてる」
[Hisasi] #指先でぬぐって
[ER] 縹:「きゅ」
[Hisasi] 仙:(もふもふ)>クリームついてる
[Hisasi] 相羽:「……お前さんも」
[ER] 真帆
[ER] 真帆:(ぷ)
[ER] #笑いそうになるのをこらえて、お絞りをさっと作って
[ER] 真帆:「はい、これ」
[ER] #仙ちゃんに
[Hisasi] 仙:「ありがとございまふ」
[Hisasi] #えへ、おいちー
[ER] 真帆:「仙ちゃん。ひいさまも、甘いものはお好き?」
[ER] #ふっと尋ねてみる
[ER] #……まあ、普通に好き。でも多分、お酒のほーがもっとすき>ひいさま
00:43:18 ! TOURUI ("なにが正しいのかがわからない")
[ER] しゃてそろそろねるるす
[Toyolina] 乙ッス
[ER] あすもまたかいぎなのでちこくはだあめなのだー
[Hisasi] ういうい
[ER] であー
00:46:59 ! ER ("……雪だけは勘弁……")
2009/03/03 01:00:00
01:26:21 ! Hisasi ("おいしくなってきたぜ")
01:40:54 + SAIRU(~SAIRU@x198179.ppp.asahi-net.or.jp) to #KA-04
[TK-Leana] 今Wiki見てて思ったんだけど
[TK-Leana] 夜会って固有名詞になってんのな、初めて知った
[ToyoX200] ああうん。
[ToyoX200] もちろん一般名詞として使うのが本来ですが
[ToyoX200] 集まりの名前考えるのめんどかったし^q^
[TK-Leana] いやあ、ずっと吸血鬼が夜開くパーティーの総称として使って来たんでちょっと驚きですよ
[ToyoX200] 区別ついてるから大丈夫だと思いますw
[TK-Leana] ぬう、しかしこいつら喫茶店でだべってるSRAとは格式が違うな
[TK-Leana] 同じ吸血鬼の社交場なのに!
[ToyoX200] SRAのイメージは結さん的なイメージが強いんだ……
[arca] こんどアンディがSRAを煩わすと思うのでお願いすます
[TK-Leana] 結夜は割と
[TK-Leana] SRAの中でも大人しい方ですね
2009/03/03 02:00:00
02:13:27 TK-Leana -> TK-Sleep
02:48:30 ! Tihipon ("紅茶美味しいよ!")
[Sawdead] ---
[Sawdead] 廃墟となった三島帽子店、庭の案山子の下で缶詰のコーンスープを温める
[Sawdead] トリ:(ギグの言葉を思い出す)
2009/03/03 03:00:00
[Sawdead] トリ:「私の、力……暗殺する三番目」
[Sawdead] トリ:「弦音を助けるためにはもうギグ先生を倒すしかない」
[Sawdead] トリ:「お父さん、私このために生まれてきたのかもしれないです。行ってくるね」
[Sawdead] トリ:(王錫を手に、立ち上がる)
[Sawdead] トリ:「私が捕まったときも、入院してるときも、いつも助けてくれましたもんね。今度は私が行く番」
[Sawdead] トリ:(刺し違えてでも)
[Sawdead] トリ:(すっと消える)
[Sawdead] ---
[Sawdead] 手のかかる友達を助けに行く事にした
03:14:18 ! gombeAFK ("Leaving..")
03:38:33 ! Suo (EOF From client)
2009/03/03 04:00:00
04:02:14 arca -> arcaZzzzz
2009/03/03 05:00:00
2009/03/03 06:00:00
2009/03/03 07:00:00
07:01:52 MorrisZZZ -> Morris
07:38:39 ! SAIRU ("see you")
2009/03/03 08:00:00
08:12:11 mikeZzz -> mikeUniv
08:30:54 fukaSleep -> fukaWork
08:38:04 Morris -> MorrisAFK
2009/03/03 09:00:00
09:00:01 ! kataribe ("auto down")
09:09:48 + kataribe(~kataribe@sv1.trpg.net) to #KA-04
2009/03/03 10:00:00
2009/03/03 10:00:00
10:00:14 + kata_cre(~kata@ns.cre.ne.jp) to #KA-04
10:37:58 + Ryu_away(~hanzawa@ryun.info) to #KA-04
10:45:17 Ryu_away -> Ryu
2009/03/03 11:00:00
11:02:57 MorrisAFK -> Morris
2009/03/03 12:00:00
2009/03/03 13:00:00
2009/03/03 14:00:00
2009/03/03 15:00:00
15:31:41 Ryu -> Ryu_mesi
2009/03/03 16:00:00
16:56:43 Ryu_mesi -> Ryu
2009/03/03 17:00:00
17:45:03 kisito -> kisi_afk
17:54:18 + meltdown(~meltdown@wd231.AFLb11.vectant.ne.jp) to #KA-04
2009/03/03 18:00:00
[TK-Sleep] どっちかっていうと、SRAの大物吸血鬼はカトレアのノリなんだな
[TK-Sleep] 結夜はまだまだ青い
18:05:38 TK-Sleep -> TK-Leana
2009/03/03 19:00:00
19:17:51 Ryu -> Ryu_away
19:20:56 Ryu_away -> Ryu
19:25:30 + TOURUI(~tourui@FNAfb-09p3-146.ppp11.odn.ad.jp) to #KA-04
19:56:48 Ryu -> Ryu_away
2009/03/03 20:00:00
20:03:09 TK-Leana -> TK-Mesi
20:40:54 + NaggyFish(~naggyfish@p9254df.fkoknt01.ap.so-net.ne.jp) to #KA-04
2009/03/03 21:00:01
21:09:36 TK-Mesi -> TK-Leana
21:25:39 + Hisasi(~hisasi@115.CH575a.cyberhome.ne.jp) to #KA-04
21:27:06 + Knnon(~K.Nakayam@p1130-ipbf10wakayama.wakayama.ocn.ne.jp) to #KA-04
21:43:33 Morris -> MorrisEAT
21:57:53 ! Toyolina ("")
21:58:32 + Toyolina(~Toyolina@r-115-36-253-135.g208.commufa.jp) to #KA-04
2009/03/03 22:00:00
22:11:13 MorrisEAT -> Morris
22:12:45 ! meltdown ("皆様に「砂漠の風」があらんことを")
22:15:15 + Tihipon(~haiji40pe@softbank220054238145.bbtec.net) to #KA-04
22:17:57 + ER(~tou_on@softbank219001022049.bbtec.net) to #KA-04
[ER] こんばん。わ
[ToyoX200] ばんわ
[ER] そして、ろぐをみた。
[ER] ぶらっくろっくしゅーたーはうちにいる(えっへん)
[ToyoX200] 置く場所がないのでまだfigmaのリンレン開けてないのに
[ToyoX200] このうえブラックロックシューターさんが増えることになろうとは(明日予約)
[ER] わはははは
[ER] 彼女は可愛い。
[ER] 見た瞬間、あみあみ決定したくらいだ!
22:25:11 OTE_Aw -> OTE
22:26:25 ! NaggyFish ("ねるん")
[ER] ……そしてこちらは、現在、野良むーみんの居る国を編んでます
[ER] (己がゆーたわけではない。かの国の方がそーゆーてたと、どこかで読んだのだ!)
22:28:31 + Suo(~username@ppxi139.enth.cli.wbs.ne.jp) to #KA-04
[ER] **
[ER] 夢を見た。
22:44:06 + MOTOI(~MOTOI@202-72-78-136.cnc.jp) to #KA-04
[ER] 彼女は階下の騒ぎの声に、首をかしげた
[ER] 言い争う声。出てゆけと叫ぶおかみの声。
[ER] 「太夫」
[ER] 首をかしげていると、外から若い衆の声がした。
[ER] 「太夫、そこにおいでですね?」
[ER] 無論、と答えると、声はほっとしたものになった
[ER] 「ではそこにおいでなさいまし。下に降りないでいただけやすか」
[ER] 降りる積もりはない。隣には客が眠っている。
[ER] わかった、というと、若い衆はそのまま下へと降りていった。
[ER] そしてじきに、怒鳴る声。どん、と、ある程度大きなものが、倒れたような音。
[ER] 憶えていろ、と、毒づく声。
[ER] 全て終わって、暫くしてから、彼女は階下へとそっと降りた。
[ER] 「おや……雪野、どうしたね」
[ER] まだ怒りの残っているらしいおかみが、やたらに煙管をふかしながら言う。
[ER] 「浦里の用意をと思って……お義母さん、どうされました?」
[ER] ふわりとした声で尋ねると、おかみの煙管を吸う勢いが、ようやく緩やかになった。
[ER] 「……厭だ厭だ。あんな姿になって、まだ、女を買うかねえ」
[ER] 「あんな姿?」
[ER] 「瘡病みだよ」
[ER] おかみのあげた病は、彼女達のいわば業病、それが出ればもう転落するよりない、そういう病。
[ER] 「金はある、雪野を出せ、だと。冗談ではないよ」
[ER] おかみはふん、と、鼻を鳴らす。
[ER] 「一千両積まれようともね、うちは御職の太夫を瘡病みの男に出すほどおちぶれちゃあおりません……と言ってね、蹴り出したが……雪野や」
[ER] おかみは息を吐いた
[ER] 「気をつけな」
[ER] はい、と頷いた。それしかしようがない。
[ER] 「それにしても、心覚えはないかい」
[ER] 「ありません」
[ER] 言ってから考える。どんな人間か自分は見てもいないのだ。
[ER] 「あの、どのような」
[ER] 「そうだねえ。頬のこけた、いかにもやつれた……でも、あれで元気な時は相当綺麗だったろうが」
[ER] 考え込みながら言ったおかみの言葉をついで、若い衆が頷く。
[ER] 「でもあれは……陰間の顔をしてやしたよ」
[ER] 「ああ、確かにね。あれは……そういう顔だ」
[ER] そういうかお、と、呟いた。それじゃあ浦里の用意をしようかね、と、おかみが手を鳴らした。
[ER] ……そこまでは、確かに記憶。
[ER] しかし。
[ER] 手を鳴らした、おかみの右肩の、その向こうから
[ER] やつれ果てたまだ若い男の顔が
[ER] こけた頬と、目尻のすっと切れあがった目の、確かに病でなければ美しいだろう
[ER] その、顔が
[ER] 浮かび上がって
[ER] そして
[ER] 笑った。
[ER] 『よくも』
[ER] 『よくも兄を、蹴り出したな』
[ER] 『よくも兄を、足蹴にし、殴り、放り出したな』
[ER] 『よくもえらくなったものだ』
[ER] 『よくも』
[ER] 『よくも』
[Hisasi] #ひぃ
[ER] ……気がつくとその顔の他は、何も見えなくなっていた
[ER] その青褪めた、しかし未だにかつての美しさをとどめた顔は、六華の目の前で
[ER] 笑った。
[ER] 『……誰がお前だけを幸せにするものか……!』
[ER] 「いやああああっ」
[ER] ***
2009/03/03 23:00:00
[ER] ……そして、自分の声で、目が覚めた。
[ER] 六華:「…………っ」
[ER] #せいせいと、息を吐いて
[ER] 六華:「…………(はーーー)」
[ER] #がっくりと
[ER] #肩を落とした。
[Hisasi] 国生:「……六華」
[Hisasi] #一息つくのを見計らって
[ER] 六華:「っ」
[ER] #びくっと
[ER] #肩が撥ねた
[ER] 六華:「……あ…………国生、さん……」
[ER] #でもすぐに、ほーーっと
[ER] 六華:「…………」
[ER] #でも、夢の最後を思い出す
[ER] #やつれはて、それでも笑った兄の顔
[ER] 六華:「………………」
[ER] #そして何となく理解した
[ER] #何度も続くこの夢の理由を
[ER] 六華:「…………国生、さん」
[ER] #ぽそり、と
[ER] 六華:「夢を……見ました」
[Hisasi] 国生:「はい」
[Hisasi] #落ち着くのを待ってから
[ER] #そして、ぽつぽつと語る。
[ER] #先程の夢を
[ER] #そして、兄の最後の言葉を
[ER] 六華:「……どうしてそうなったかわからないけど、多分、兄は、とても不幸なまま亡くなったのだと思います」
[ER] 六華:「だから……あたしを」
[ER] #言いかけて、愕然とする
[Hisasi] 国生:「…………」
[Hisasi] #そっと頭を撫でた
[ER] 六華:「……あたしを、買いに来たんだ、あの時」
[ER] #改めて、そのことに気がつく。
[ER] #気がつくというより……実感する。
23:07:25 Morris -> MorrisZZZ
[ER] #貶め、いじめ抜いた妹が、今はその店の一の太夫となっている。それ故に
[ER] 六華:「畜生道に堕ちてでも……あたしを、堕としたかった、の、か」
[ER] #呆然として
[ER] 六華:「…………なんで、そこまで」
[Hisasi] 国生:「……」
[Hisasi] #ぎゅっと
[Hisasi] 国生:「……たとえ、その兄が不幸のままに死んだとしても、貴方の咎ではない」
[ER] 六華:「…………」
[ER] #どこか呆然としたまま、ぎゅっとされてる
[ER] 六華:「……でも、多分、あのひとは、だからかえってきたんです」
[ER] #細い声で
[ER] 六華:「あたしが、今、幸福だから……あのひとはそれを、ゆるさない」
[ER] #身体が小さく震える
[Hisasi] 国生:「……私が許します、貴方を」
[Hisasi] 国生:「それ許さないならば、私が彼を祓います」
[ER] 六華:「…………」
[ER] #ぎゅ、と、しがみついてる
[ER] 六華:「…………しあわせでいて、いい、のですよ、ね」
[ER] #乾いた声で、ぽつぽつと
[ER] 六華:「いっしょにいて……いい、ですよね」
[Hisasi] 国生:「ええ」
[Hisasi] 国生:「私がいます」
[ER] 六華:「…………」
[ER] #ほーっと、息を吐いて
[ER] #黙ったまま、しがみつくようにして
[ER] #じっとしている
[ER] #そのうちまた、うとうとと
[Hisasi] 国生:「…………」
[ER] #でも多分、また、国生さんには見える。
[Hisasi] #きゅっと抱きしめたまま
[Hisasi] 国生:「…………」>目を細めた
[Hisasi] #薄暗い部屋で淡い紫色に光る
[ER] #目を閉じて、眠っている六華の、左の肩の上に
[ER] #白い顔が
[ER] #笑っているような、妬んでいるような
[ER] #六華によく似た、しかし表情の全く違う顔が
[Hisasi] 国生:「…………私が守ります」
[ER] 六華:(すー)
[ER] #その声に、白い顔は……一瞬目を怒らせたが
[ER] #すぐに、にやりと笑った
[ER] #笑った顔は、ゆっくりと、若くなり
[ER] #そして同時に、ぞっとするほど妖艶な色を浮かべた
[ER] 顔:(それを、守るとな)
[Hisasi] 国生:「ええ」
[Hisasi] #きゅっと
[ER] #濡れたように紅い唇が開いて、声の無い声を放つ
[ER] 顔:(そのような者、守って面白いか?)
[ER] #ちょっとこう、怖いような色気と一緒に
[ER] #多分、こうやって、並み居る男たちを堕としてきたのだ、と、判るような
[Hisasi] 国生:「……面白い、ではなく。大切だから守りたいのですよ」
[ER] 顔:(もっと、楽しいことを知っている)
[ER] #ぬう、と、首が近づく
[ER] #闇の中から、白い手が伸びて、国生さんの肩に伸ばされる
[Hisasi] 国生:「触れるな」>ぎろり
[Hisasi] #目が光る
[ER] 顔:(!?)
[ER] #その光に、弾かれたように手がはねる
[Hisasi] #薄闇の中、目が煌々と光ってる
[ER] 顔:(……我を拒むか)
[Hisasi] 国生:「この者は我が妻だ、貴様には触れさせぬ」
[ER] 顔:(…………)
[ER] #ぎり、と、歯がみをした、顔が
[ER] #ぎりぎりのところで笑いに代わって
[ER] 顔:(我はお前が欲しくなった)
[ER] #にい、と
[ER] 顔:(そのごくつぶしから奪えば、一石二鳥だな)
[ER] #多分、そうやって笑んで、拒否られたことがないんだろーなあみたいな
[ER] #すげー傲慢な顔で
[Hisasi] 国生:「…………」>睨んでいる
[Hisasi] #大丈夫、国生さんのほうが美人だもの
[Hisasi] #…………
[ER] #それは同意(まて
[Hisasi] #同意されたよw
[ER] #…………いやだって
[ER] #ちがうもんと言われたかったのかっ(くわっ)<まて問題が違う
[ER] 顔:(堕ちぬ者を落とすも楽しやなあ……)
[Hisasi] #美人だ!負けてないぜ!
[ER] #くくく、と笑って
[ER] #そして、ふう、と消える。
[ER] #……確かに負けてないよなあ、このしーん考えると。
[Hisasi] 国生:「…………落とすことを目的として、己を見失ったか」
[Hisasi] #愚かな
[Hisasi] #その時点で美しさ対決ではあんたの惨敗だぜ
[Hisasi] #……
[ER] #…………
[Hisasi] #これ何の戦いですか、、
[ER] #……いあその……何でそっちに曲がったかなあ(汗
[ER] <おまいだよ!
[ER] 六華:「…………」
[ER] #ふにゅ、と、言葉にならないような声で、何か呟いてる
[ER] #何かを、一所懸命に、言おうとしているように、口が動いてる
[Hisasi] 国生:「…………六華」
[Hisasi] #ぎゅ、と
[ER] 六華:「…………」
[ER] #何だかほっとしたような顔になって、何か言おうとしてたのが止まる
[ER] 六華:(すー)
[ER] #安心しきった顔になって、眠ってる
[ER] ……というわけで、にーちゃんでした☆
[ER] なんかこう……怖くないのがぼきは哀しい(ほろほろ
[Hisasi] 美しさに定評がある兄
[Hisasi] だが更に相手は上だった
[Hisasi] (それが両方男ってのが、、)
[ER] ……
[ER] いあこう、うん
[ER] 多分生きている一番綺麗な時に、顔立ちだけ抜き取ったら、にーちゃんも国生さんに張るとは思うんだが
[ER] 根性の腐った加減が、顔に出ていると思う。
[ER] #どっかしら下卑たような
[ER] でも、目を覚ましている時に、六華が言うなあ
[ER] 六華:「……でも本当に、兄は綺麗な人だったの。多分あたしよりずっとずっと」
[ER] #ぼんやり、湯飲みを眺めながら
[ER] 六華:「なのに、自分は男で……あたしは……ああいう場所とは言え、大切にされているように、見えたんですね」
[Hisasi] 国生:「……」
[ER] 六華:「……何が、あったのかな」
[ER] #ほろり、と
[ER] #この前の嘉穂達の予想を、国生さん六華には話してないんとちゃう?
[Hisasi] #話してしまおうか、、、
[ER] #うーん
[ER] #話されると、多分、六華は、心情的にどっかしら兄貴の味方しそうな(汗
[Hisasi] 国生:「……苦しいかもしれませんが、もう少しだけ。話を聞かせてください」
[Hisasi] #兄の
[ER] #すげー怖がってたけど、どこかで懐かしい兄、みたいな
[ER] 六華:「……え」
[ER] 六華:「えと……例えば、どんな?」
[ER] #困ったように
[ER] 六華:「私は、十で売られたから……そこまでしか兄のことを知らないんです」
[Hisasi] 国生:「……それまででいいです」
23:49:32 + gombeLOG(~username@ntkyto084022.kyto.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #KA-04
[ER] 六華:「ええと……」
[Hisasi] 国生:「どんな人だったか……少しでも」
[ER] #思い出しながら
[ER] 六華:「……綺麗な、人でした」
[ER] 六華:「私達、母に似てるってよく言われました。母はやつれてたけど綺麗だった。でも、兄はもっと綺麗だった」
[Hisasi] 国生:「……はい」
[ER] 六華:「……あ」
[ER] #思い出した
[ER] 六華:「小さい時に……兄が、虫を取りにいったんです。あたしはまだ、小さくて、でも兄についていきました」
[ER] 六華:「虫の居る木に着いて、兄は虫を探してたけど……あたしはくたびれて、座り込んだんです。そしたら兄が躓いて」
[Hisasi] 国生:「……はい」
[ER] 六華:「転んで、膝をすりむいた」
[ER] 六華:「……膝を確かめてたのかな。しゃがみこんで黙っていた兄は、振り返って」
[ER] 六華:「あたしを、ふっとばしました」
[Hisasi] 国生:「っ」
[ER] 六華:「怪我しただろう……って」
[Hisasi] 国生:「…………」
[ER] #思い出すと同時に、後頭部を抑えてる
[Hisasi] #六華さんを撫でた
[ER] #無意識のうちに
[ER] 六華:「……痛かったけど、でもそれ以上に……びっくりして」
[Hisasi] #なまじ綺麗で魅了するがゆえに
[Hisasi] #傲慢になってしまったのだろうか。
[ER] #それに、多分
[ER] #綺麗な自分が傷つくのもゆるせなかった
[ER] (うわあ(汗))
[Hisasi] #…………
[Hisasi] #美しさでは完勝ですな、中身も含めて
[ER] #多分、外側だけじゃなく、内側(心)も
[ER] #……ちうか、中身はもうがっつり国生さんが勝ちまくってるさ。
[ER] 六華:「あ、でも……遊んでくれる時もありました。あやとりとかお手玉とか」
[ER] 六華:「手が、綺麗だったんです。白くて、細くて、爪まで綺麗だった」
[ER] #思い出すように
[ER] 六華:「あにさんきれいね、きれいね、と言うと、笑いながら幾らでも、一人綾取りをみせてくれました。紅い糸がくるくる動いて、すごく綺麗だった」
[ER] #懐かしそうに
[Hisasi] 国生:「…………」
[Hisasi] #それがどうしてこんな風になってしまうのか。
[ER] 六華:「……あ」
[ER] #ふっと思い出したこと
[ER] 六華:「……あの……前に、夢で話した……兄と父が一緒に居た夜の、その前に」
[ER] 六華:「……そういえば、兄が、家の裏で泣いていました」
[ER] #何か遠くにあるものを、必死で見ているように
23:59:56 OTE -> OTE_Aw
2009/03/04 00:00:00 end