語り部IRCログ #KA-06 2009-01-09

創作TRPG企画語り部の汎用予備チャンネル。

過去ログを示すのにはHTML版の語り部IRCログ #KA-06 2009-01-09をご活用くださいませ。

2009/01/09 00:00:00
[Toyolina] フェザー
[Toyolina] 今
[Toyolina] クリスが僕の脳内でフォルゴレになった
[Toyolina] 無敵。
[matuya] なんという悲劇。
[Toyolina] ^^
[matuya] >00:05 <#KA-01:Saw> 男子でそれをやる。カオスw
[matuya] >00:06 <#KA-05:Hisasi> ウヤダ:「荒事……いわゆる、普通ではない仕事を受ける」
[matuya] >00:06 <#KA-01:Suo> ウホッ
[matuya] >00:06 <#KA-01:Toyolina> な、なんだよ奏一クン、バカじゃねーの?←ツン
[matuya] 仕事は選ばない。それがプロ。
[Saw] ウヤダ……
[Hisasi] なんというプロ
[Toyolina] 選んでw
[matuya] ---
[matuya] SE:ぐう
[matuya] クリス:「……?」
[matuya] #三日目のおでんを待つクリスの耳にみょうな音が。
[Toyolina] #待ってたんだw
[matuya] #味のしみた卵が好きに。
[matuya] SE:ぐぐぐう
[Toyolina] #おなかが鳴いている
[matuya] クリス:(トコノマのある部屋のほうですね)
00:16:29 + Tihiro(~haiji40pe@softbank220054238145.bbtec.net) to #KA-06
[matuya] 声:「う……うう」
[matuya] クリス:「――――アスト!?」
[matuya] #廊下をぱたぱたと走って客間へ。
[matuya] 声:「う、ううう……」
[matuya] クリス:「目が覚めたのですね、アスト。 苦しいのですか!?」
[matuya] #六畳の和室には、浴衣すがたで布団に倒れる男。
[matuya] 声:「あ、そ――その声は――殿下」
[matuya] アストロフ:「しっかり、しっかりしてくださいアスト、もう貴方を操っていたものは離れました」
[matuya] 声:「いえ――殿下、自分はもういけません」
[matuya] あ。入れ替わってる。
[matuya] アスト:「体が動かない。目の前が真っ暗です」(ぐう)
[matuya] クリス:「そんな、アスト。気を確かに持って!」
[matuya] アスト:「もう――」(ぐぐぐう)
[kurov] 四深:「どした、クリス」
[matuya] クリス@動転:「あ、ヨミさん。アストが目覚めたのです」
[matuya] クリス@動転:「――ですが、術の後遺症か、容態が――」
[matuya] アスト:(ばたり)
[matuya] SE:(ぐぐう)
[kurov] 四深:「腹減ってんじゃないか、それは。ちょっと待ってろ、なんか持ってくる」
[kurov]  しばし後、お盆におでんの汁で作ったおかゆモドキと大根と白湯を載せて戻ってくる
[matuya] アスト:「――!!」
[matuya] #しかばねのようだったアストロフの体がむくりと起き上がる。
[kurov] #とてもイイにおい。練り物とかは急に食べるとやっぱりアレなのでナシ
[kurov] 四深:「やっぱな、あんだけ寝てりゃ腹も減るだろ」(お盆を布団の横に置き)
[matuya] #操られるように手が伸びる。視線が左右にうごく。
[matuya] #
[matuya] #たべていい? 自分たべていいんですかこれ??
[Toyolina] #イインダヨー
[Tihiro] #グリーンダヨー
[matuya] アスト:(ふらふらと手を伸ばし大根を口に)
[matuya] アスト:「――!!!」
[kurov] 四深:「おいバカ!そりゃ熱いだろ!ほらスプーン」
[matuya] アスト:(だばだばと涙。そのままワンをつかみあげ凄い勢いで食べ始める)
[kurov] 四深:「おい、ちょっとゆっくり食えよ、ずっと寝てたんだから」
[matuya] クリス:「――いや。熱かったわけじゃないみたいですよ」
[kurov] 四深:(ふうと息を吐き、木のスプーンをお盆に置く)「そうみたいだな」
[matuya] #またたくまに皿が空になった
[matuya] アスト:(感涙)
[matuya] アスト:「うまい――生きかえったようだ」
[matuya] #微妙に抑揚が変だが日本語をしゃべっている。
[kurov] 四深:「そりゃよかった。ま、あんまり一気に食うと身体に毒だ、ちょっと足りないかもしれないけど我慢してくれよ」(お盆を持ち上げ、一旦茶の間に戻る)
[matuya] アスト:(しばらく放心していたが、やがて我に返る)
[matuya] アスト:「殿下」
[matuya] クリス:「なんですかアスト」
[matuya] アスト:「何がどうしたのでありますか」
[matuya] クリス:「……それはまた大雑把な質問ですね」
[matuya] #クリスは自らの認識の範囲内で説明をした。
[matuya] クリス:「――というわけで、私たちはいま、四深さんの御屋敷にお世話になっているのです」
[matuya] アスト:「なんたる情け深いお方。自分は感動致しました」
[matuya] アスト:(おでんの味を脳内リピート)
[matuya] #餌付けインプリント。
[kurov] #そのころ四深はコタツでテレビを見ていた。たぶん千歳と睦生とひょっとしたら弥生も一緒に
[Hisasi] #おでんの具について盛り上がっていた
[matuya] #みんな来てたんだw
[Toyolina] 至高の大根:ヨミさんと千歳
[Tihiro] #おでんの具は重要ですね
[matuya] #クリスは玉子派。
[kurov] #四深:大根がベストだが餅巾着も捨てがたい
[matuya] クリス:「――あれ。みなさんいらしてたんですね」
[matuya] #最近デフォのエプロン姿でクリス。
00:48:21 Saw -> Sawdead
[matuya] #その背後から大きい体にサイズ足りない浴衣を羽織った男。
[Toyolina] 千歳緑:「三日目なので……」
[Toyolina] #ちゃんと継ぎ足し用の大根「だけ」は買ってきました
[matuya] #タイミングを見計らっていた!
[matuya] クリス:「ほら、アスト。お世話になった方々です」
[kurov] 四深:「もう起きて大丈夫なのか?」
[matuya] アスト:「その。ええと。ふつつかものですがその節はお世話になりました」(なぜか三つ指をついて頭を下げる)
[Tihiro] #三つ指w
[Hisasi] 睦生:「あ、いいえ、どうもこちらこそ」
[Toyolina] 千歳緑:(ブー)
[matuya] #教えた人:クリス。
[Hisasi] #つられて三つ指ついて
[Toyolina] #ゲホゴホ
[matuya] クリス:「あちらがさっきも会った四深さん。こちらが睦生さん。そちらが千歳さんです」
[Toyolina] 千歳緑:「こんにちは、もういいんですか?」
[matuya] アスト:「自分の不始末でみなさんにご迷惑を」(三つ指アゲイン)
[matuya] アスト:「もう大丈夫であります」
[Toyolina] ケロッケロッ
[matuya] #でもあんまり大丈夫っぽくない。
[Hisasi] 睦生:「でも、無事でよかったです」
[matuya] #左手とか何かだらんてしてるし。
[matuya] クリス:「まったくです。アストは日ごろから鍛えているから大丈夫だったんでしょう」
[matuya] #こいつ口調が設定しにくいから後で無理矢理ハットリくん見せさせてやる。
2009/01/09 01:00:00
[kurov] 四深:「ま、よかったよ。とりあえずここ座りな、ちょっとテーブル出してくるから」(立ち上がってコタツの一方向を空ける
[matuya] #アストが坐ると一辺がうまった。ヨミと多分頭二つ分くらい違う。
[matuya] アスト:「失礼して……あたたかい!」(驚愕)
[matuya] クリス:「私と同じことを言ってますね」
01:03:53 ! kisito_ (EOF From client)
[kurov] 四深:(隣の部屋の押入れから小さめの折りたたみちゃぶテーブルを持ちだし、コタツの横にくっつける)「ま、そりゃそうだろ」
[Toyolina] 千歳緑:「こたつっていうんですよ」
01:04:53 ! Hisasi ("化学反応おそるべし。")
[kurov] 四深:(適当に座る。コタツからあぶれた)「あれ、そういや日本語しゃべれるんだな。」
[matuya] アスト:「これは……これは良いものでありますね」(難しい顔。だが眉がゆるんでいる)
[matuya] アスト:「いろいろあって何とか習得したであります」
[matuya] #いろいろ:最初に接触した相手に接吻して共感魔法を使用した。
[matuya] #男だったが背に腹は代えられなかった。
[matuya] #いまでは後悔している。
[matuya] クリス:「……ああ。術を?」
[Suo] #誰にチューしたんだ!
[matuya] #適当な男。口調からして公園の水場近くに居た、非番の自衛隊員。
[matuya] #気絶したのでそのままお礼を言ってウマで駆け去った。
[matuya] #きっとよく判らない被害届けになっている。
[Suo] #怪奇!ウマに乗ったキス魔(男限定)! とか何とかで町ではちょっとした騒ぎに(ぇ
[Suo] #こが:「ヤだなぁ……(ぶつぶつ」
[matuya] #なんたる汚名。
[kurov] 四深:「術?へえ、便利だな。何にせよちゃんと話ができて安心したよ。クリスに通訳してもらわないとダメかと思ってたからな」
[Toyolina] 千歳緑:「そういえば、普通にしゃべってたけど……不思議な力のせいなんですよね、クリスさんの」
[matuya] アスト:「……そうですね」(思い出してしまった)
[matuya] クリス:「そうです。鍵のお陰ですよ」
[matuya] アスト:「…………鍵?」
[matuya] アスト:「そういえば殿下はあれをまだお持ちでありますか」
[matuya] クリス:「ええ。持っているというか何というか」
[matuya] #手首のスカーフをずらして見せる。
[Toyolina] 千歳緑:「埋まってる、んですよね……」
[matuya] #見たことがある人は、色が少し変わったような気がする。
[kurov] 四深:「……こないだのアレ、結局何だったんだろうな。」
[kurov] #空の門を思い出し
[matuya] アスト:「……? 埋まっておりますね」
[matuya] クリス:「……これはもしかしたら、危ないものなのかもしれません」
[matuya] #自らに呼びかける謎の声を思い出して。
[matuya] クリス:「この間は、千歳さんが危なかったので思わず使用しましたが……かえって危ない目にあわせてしまったのかも」
[Toyolina] 千歳緑:「……私のことはとりあえず伏せておいて……あまり使うと危ない、のは確かですよね」
[matuya] アスト:「ふむ……」(考え込んでいる)
[matuya] アスト:「それはあらゆる門や封印を突破する強力な宝具、の筈なのですが」
[matuya] アスト:「体に埋まるのはどうも解せませんな」
[kurov] 四深:「そっか、あんたならなんか判るかと思ってたんだけど」
[matuya] アスト:「印無効化能力があまりにも無制限なので、王宮の宝物庫に保管されていた曰くの代物です」
[Toyolina] 千歳緑:「鍵、に収まらないんですね……」
[matuya] アスト:「噂では。王家の人間以外には存在が明らかにされていなかったので、自分も詳しくは知らんのです」
[matuya] クリス:「――封印」
[matuya] クリス:(第一の錠前。私はあの時何を開いたのだろう?」
[kurov] 四深:「そっか。ま、とりあえず回復するまではゆっくりしてなよ。おでん、食べるか?」
01:36:39 fukaWork -> fukaFuton
[Toyolina] 千歳緑:「あんまり美味しそうな匂いだったから、お腹鳴っちゃったんですよね? 大根、食べ頃ですよ」
[matuya] アスト:「よろしいのでありますか!」(ぐう)
[matuya] #ヨミを拝まんばかりの仕草になる。おそらく後光がエフェクトされている。
[kurov] 四深:「ああ、ま、元気そうだし大丈夫だろ。たっぷりあるからゆっくり食えよ」(器に適当に具をいくつか乗せ、アストに渡す)
[matuya] アスト:「ありがたいありがたい」(もう拝む)
[Toyolina] 千歳緑:「……ヨミさんお母さんみたいですねえ」
[Toyolina] #他意はない
[matuya] クリス:「ヨミさんのごはんおいしいです」
[Toyolina] ^o^
[kurov] 四深:「こんなデカい子供はいらないよ」(笑いながら)
[matuya] アスト:(無心に食べている。向こう傷な顔が幸せいっぱい)
[matuya] ---
[matuya] さて。アストが回復したので次回はドラゴンの居場所がだせるな。
[kurov] 佳境。
[matuya] ところでボスの能力値をどう設定すべきか。
[matuya] 考えないとな。
[matuya] 自分のダイス目に自信がない。
[matuya] #ドラゴン:「むしゃむしゃしてやった。三十億円だが不味かった。いまでは反芻している」
[matuya] となるとちょっとだけ後味が。
[Tihiro] 三十億の後味w
[Tihiro] マツヤさんのボスキャラの大半は出目がいいから困る!
[matuya] なんか分布の中心値が5辺りにあるんだ。
[matuya] これでボスだから16技能ヒャッハー。水だから4特徴オッケーとかやると。
[Tihiro] #アレ、06のいつかのキャンプのBOSSもまつやさんでしたっけ?(あいまい
[matuya] そう。殺したのも私。
[matuya] がぶり:14 6以下。
[Tihiro] やっぱりかー!w
[matuya] 2d6
[kataribe] matuya: 7(2D6) = 7
[matuya] 2d6
[kataribe] matuya: 4(2D6) = 4
[Tihiro] 4!
[Tihiro] 出るの早いよ!
[matuya] 14で6以下ってまずいとオモタ。
2009/01/09 02:00:00
[matuya] 何か弱体化イベントを考えるべきですね。
[Tihiro] 16で目標4ですよね。……死ぬわ!
[Tihiro] 弱体イベント組まないとやばいですね
[matuya] 2d6のギリギリの分布あたりで2差があると、場合によっては一撃死する。
[matuya] わかった。組もう。
[matuya] 女子高生虐殺者として狭間の歴史に名を残したくない。
[Toyolina] ポリビッチもしんだ。
[Tihiro] 全滅しかねないですしねぇ
[Toyolina] ヨミも睦生も手を繋いだまましんだ
[Toyolina] わーって感じになった
[matuya] ――いやああああ。
[matuya] ていうかモチーフが東京魔人学園なのにガチバトルバランスなんてありえない。
[Tihiro] ていうか、当時中3だった私が朧げながら覚えてるくらい強烈だったんですよね、あの竜巻
[matuya] あれ楽しかったなw
[Tihiro] 突っ込んで吹っ飛んだひとがいたですよね!
[matuya] ほたりゅんのところの悪魔少年が。
[Tihiro] あー、あの子ですか…
[matuya] 06のほうが実はガチバトルに向くんだ。死なないからw
[Tihiro] たしかにw
[matuya] 21でも一旦開き直ればそりゃ問題ないんだが。
[matuya] ここはまだ開き直るときじゃないよ。第一話だよ。
[Toyolina] 長かった気がするが第一話w
[Tihiro] 第二話に行った時に死亡者で人数減ってるなんてRPGじゃアリエナイですよね
[Tihiro] とりあえず弱体化しても死人が出るに10カタリベ賭けます(どんな単位
[Toyolina] ドラクエ5とかだったら
[matuya] ヨミとムツキが石化。むすめたちが旅に出る。むすめってだれ。
[Tihiro] ひぎぃ
[Toyolina] じゃあ千歳さんゲレゲレ役ね!
[Tihiro] そして今回のシナリオ結果次第では語り部最強ボスはまつやさんといふことに
[sf] マイナス特徴を探すクエストを。
[Suo] #むすめということはうららがテコ入れ?
[Tihiro] ふに、sfさんの案もありますかー。
02:26:24 ! Suo (EOF From client)
02:27:20 + CorDiaROM(~cordially@p220208148106.tcnet.ne.jp) to #KA-06
[matuya] さて寝よう。
[matuya] 2d6
[kataribe] matuya: 7(2D6) = 7
[matuya] 大丈夫。死なない死なない。
[Toyolina] 偶数だったら死んでたらしい
[Toyolina] おっそろしい
[Tihiro] そして数日後、そこには元気に暴れまわるドラゴンの姿が!
2009/01/09 03:00:00
[sf] ずごごこご
[sf] そーだ、黒騎士ラフ。あげといていいのかしらん
03:37:42 + Tihiro(~haiji40pe@softbank220054238145.bbtec.net) to #KA-06
2009/01/09 04:00:00
04:06:40 ! CorDiaROM ("Leaving...")
2009/01/09 05:00:00
05:02:24 ! Tihiro ("幸せは掴みとるもの")
05:02:29 arca -> arcaZzzzz
2009/01/09 06:00:00
2009/01/09 07:00:00
07:08:29 MorrisZZZ -> Morris
07:28:53 fukaFuton -> fukaNeoki
2009/01/09 08:00:00
08:32:28 fukaNeoki -> fukaWork
08:58:18 ! Sawdead ("See you...")
2009/01/09 09:00:00
09:00:00 ! kataribe ("auto down")
09:08:16 + kataribe(~kataribe@sv1.trpg.net) to #KA-06
09:45:19 ! arcaZzzzz ("すぽーん")
09:49:45 mikeKaze -> mikeUniv
2009/01/09 10:00:00
2009/01/09 10:00:02
10:00:22 + kata_cre(~kata@ns.cre.ne.jp) to #KA-06
10:07:28 Morris -> MorrisAFK
2009/01/09 11:00:00
2009/01/09 12:00:00
2009/01/09 13:00:00
2009/01/09 14:00:00
14:42:46 MorrisAFK -> Morris
2009/01/09 15:00:00
2009/01/09 16:00:00
16:05:13 + arca(~arca@p1199-ipbf3003hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp) to #KA-06
16:32:15 ! sf_tx2105 ("TRPG.NET CM: http://irc.cre.jp/headline/ から会話記録を公開したテーマ別のチャンネルが辿れます。興味を持たれましたらどーぞ。")
16:33:24 arca -> arcaZzz
16:37:47 + sf_tx2105(~sf@dhcp1.cre.ne.jp) to #KA-06
2009/01/09 17:00:00
17:04:27 + TK-Leana(~TK-LEANA@219-122-212-152.eonet.ne.jp) to #KA-06
2009/01/09 18:00:00
18:05:33 Morris -> MorrisOFF
[matuya] もう少しブラッシュアップしてみようと思ったのでとりあえず保留。
2009/01/09 19:00:00
19:47:03 + meltdown(~meltdown@w4d82.AFL11.vectant.ne.jp) to #KA-06
2009/01/09 20:00:00
20:19:43 + CorDiaROM(~cordially@p220208148106.tcnet.ne.jp) to #KA-06
20:20:07 CorDiaROM -> CorDrink
20:22:58 + Saw(~UserID@116-64-138-28.rev.home.ne.jp) to #KA-06
20:23:30 OTE_Aw -> OTEdrunk
20:35:13 ! matuya (EOF From client)
20:40:40 + matuya(~caw-syste@FLH1Abe100.stm.mesh.ad.jp) to #KA-06
2009/01/09 21:00:00
21:03:27 + Hisasi(~hisasi@115.CH575a.cyberhome.ne.jp) to #KA-06
21:22:04 mikeUniv -> mikeyama
21:49:10 CorDrink -> CorDiAway
21:50:31 + Suo(~username@ppxl090.enth.cli.wbs.ne.jp) to #KA-06
21:50:59 OTEdrunk -> OTE_Aw
2009/01/09 22:00:00
22:15:17 + Knnon(~K.Nakayam@p1130-ipbf10wakayama.wakayama.ocn.ne.jp) to #KA-06
22:41:52 + Saw_vaio(~UserID@116-64-138-28.rev.home.ne.jp) to #KA-06
[Hisasi] ----
[Hisasi] #何故、そこにいたのか
[Hisasi] #彼にはわからなかった。
[Hisasi] #区分けも無い船室
[Hisasi] #無造作に敷かれた寝床が並び
[Hisasi] #隅や、あちこちで数名が寄り集まって
[Hisasi] #しかし互いに口を聞くわけでもなく、疲れきった顔でうなだれている
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] #なぜここにいるのか
[Hisasi] #自分でもわからなかった
[Hisasi] #言葉は数日陸で過ごすうちにそれとない日常会話なら問題なく理解ししゃべることができた
[Hisasi] #着こんだ軍服は、彷徨っているうちに見つけた死体から剥いだもの
[Hisasi] #服のほかには数冊の手帳と、御守り
[Hisasi] #石橋卓郎、という名の男だった。
[Hisasi] #男に成りすますのは造作もなかった
[Hisasi] ウヤダ:「…………」>座り込んだまま、じっと押し黙っている。
[Hisasi] #どこに行けばいいのか、どうしたいのか
[Hisasi] #まるで欠落していた。
[Hisasi] #日本へ引き上げる復員船の中
[Hisasi] #感情の欠落したままの目で、静かに時が過ぎるのを待っている。
[Hisasi] #そこはかつていた、組織の空気に、どこか似ていると感じた。
[Hisasi] ウヤダ:「…………?」
[Hisasi] #なにかが目の前をよぎった
[Hisasi] #痩せ細った
[Hisasi] #どこから紛れ込んだのか
[Hisasi] 三毛:「……」>ぎっと
[Hisasi] #一匹の三毛猫が、並べられた寝床の合間を油断なく歩いていた
2009/01/09 23:00:00
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] #骨と皮ばかり、食いではなさそうだ、今は食事は支給されている
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] 三毛:(しゃーーーーー)
[Hisasi] #毛を逆立ててぎろりと睨む目
[Hisasi] ウヤダ:「…………」>ガン見
[Hisasi] 三毛:(ふーーーーーー)>毛逆立ててマジ睨み
[Hisasi] #しばしのにらみ合いの末に
[Hisasi] 三毛:(しゅたっ)
[Hisasi] #逃げた
[Hisasi] ウヤダ:「………」
[Hisasi] #目を細める
[Hisasi] #無駄な考えはやめることにした
[Hisasi] #この船は日本に向かっている。
[Hisasi] #さし当たってはこの石橋という男の身元をまるまるもらうことにした。
[Hisasi] #灰色の髪は染め、瞳の色もなんとか押し隠せる範囲だった
[Hisasi] ウヤダ:「…………」>膝を抱えて
[Hisasi] #言葉はもう会話に不自由しないほどには、使えるようになっている。
[Hisasi] #ふと
[Hisasi] 声:「……あ」
[Hisasi] ウヤダ:「…………」>声のほうを見やる
[Hisasi] #そこに寝ていたのは一人の男
[Hisasi] 男:「……ね……こ、か」
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] #生気のない顔、額に汗を滲ませた、まだ若い男が
[Hisasi] #寝床で横になっていた
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] 男:「……にほん、は……まだ、か?……」
[Hisasi] ウヤダ:「まだだ」
[Hisasi] 男:「……そう……か(ごほっ)」
[Hisasi] #咳き込む男
[Hisasi] #かすかに震えながら、うわ言のように何かを呟きながら
[Hisasi] #誰の目から見ても、
[Hisasi] #到着までにその命は持たないだろう
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] #その顔は既に土気色に近かった
[Hisasi] #そして男の周囲にはウヤダ以外誰一人いなかった
[Hisasi] #どんな病すらもわからぬ男の側に
[Hisasi] #病など無関係なウヤダにとっては、ちょうど人の空いた場所という認識しかなかった
[Hisasi] 男:「……三毛か……いい、それは」
[Hisasi] ウヤダ:「……何故だ」
[Hisasi] 男:「……三毛猫は……船が沈まない……オスの、な」
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] #そうなのか
[Hisasi] 男:「日本まで……」
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] #だが、その姿は
[Hisasi] #もはや、起き上がることすら叶わぬほどに
[Hisasi] 男:「…………きょう、も……きのう……も、異国の……丘に」
[Hisasi] #うわごとのように
[Hisasi] #何かを口ずさんでいる
[Hisasi] 男:「……わが、そこく……いつか、かえる…………そのひまで」
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] #故郷の歌だろうと
[Hisasi] #だがその言葉の示す意味は、言葉として理解はできたが
[Hisasi] #その意味を噛み締めることはできなかった
[Hisasi] #故郷とはなんだろう
[Hisasi] #記憶の中にあるのは、冷たい石畳の牢と、血に塗れた戦場と、身を寄せ合って眠るかび臭い地下室しかない
[Hisasi] 男:「……ねこ……ふ、ふ……ミケ、縁側で寝ている……随分やせた」
23:18:54 fukaWork -> fukaFuton
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] #夢を見ているのだろうか
[Hisasi] #その目は濁って何も写してはいなかった。
23:19:52 + gombeLOG(~username@ntkyto082166.kyto.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp) to #KA-06
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] 男:「……う」
[Hisasi] #男の手が伸びた
[Hisasi] #虚空に向けて
[Hisasi] 男:「……あ」
[Hisasi] #そこには何もいない、ついさっきまであの三毛猫が歩いていた寝床の隙間
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] #何を求めていたのか
[Hisasi] #もうまともにものも見えぬ目で何を見ていたのか
[Hisasi] #ウヤダにはわからなかった
[Hisasi] 男:「……にほんは……まだ」
[Hisasi] ウヤダ:「……直につく」
[Hisasi] 男:「……かえりたい」
[Hisasi] #咽る
[Hisasi] 男:「……(ごほっ)」
[Hisasi] 男:「……かえり、たい……(ぜえぜえ)」
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] #帰る場所。どこへ?
[Hisasi] #日本へ?
[Hisasi] 男:「…………かあさん」
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] 男:「…………(ごほっ)」
[Hisasi] #ぜぇぜぇと荒い息
23:26:59 ! meltdown ("皆様に「砂漠の風」があらんことを")
[Hisasi] #もういつ死んでもおかしくないほどに。
[Hisasi] #男の命は、消えかけていた。
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
23:29:27 ! EkiDead ("ネムケノキワミ! もうダメよ…(っω-)ネムネム")
[Hisasi] #死にかけた男をみながら
[Hisasi] #その夜
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] #眠らない
[Hisasi] #暗がりの中、あちこちから寝息が聞こえてくる
[Hisasi] #じっと身を横たえたまま、眠りもせずに
[Hisasi] #目も慣れて、船室の中は余計に広く感じる
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] #体を起こした
[Hisasi] #周囲はみな寝静まって
[Hisasi] #何かが光った
[Hisasi] ウヤダ:「!」
[Hisasi] 三毛:(びくん)
[Hisasi] #二つの光
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] 三毛:(ぎらり)
[Hisasi] #暗闇の中でぎらりと光る目が睨みあう
[Hisasi] ウヤダ:「…………」>ガン見
[Hisasi] 三毛:(しゃーーーー!!)
[Hisasi] #毛を逆立てて
[Hisasi] #静かに睨みつける
[Hisasi] ウヤダ:「…………(目を細めて)」
[Hisasi] #にらみ合い
[Hisasi] 三毛:(じりじりと下がりつつも睨みつけてる)
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] 三毛:(しゅたっと逃げていく)
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] #三毛猫は船が沈まない
[Hisasi] #その言葉を、随分後になってもう一度思い出すことになる。
[Hisasi] 男:「…………う」
[Hisasi] #隣でうなされる声
[Hisasi] #その声はもう、ほんの最後のひと息をむさぼるかのように
[Hisasi] ウヤダ:「…………」>男を見た
[Hisasi] 男:「……う、ぁ」
[Hisasi] #手を伸ばした
[Hisasi] #どこへともなく
[Hisasi] ウヤダ:「…………」
[Hisasi] #ただ見ているだけだった
[Hisasi] #もう死ぬだろうと、冷静に判断していた。
[Hisasi] 男:「……かぁ……さ」
[Hisasi] #手が落ちた
[Hisasi] #男は、こと切れていた。
2009/01/10 00:00:00 end